概要
本種のみでイレズミコンニャクアジ科を構成。独立目とする考えでは一目一種となる。
2013年には分子系統解析によってヤエギス科らとの関連性が指摘され、他の14科と共にペラジアを構成する可能性が指摘された。
近年ではスズキ目の1亜目とされていたサバ亜目をサバ目として独立させ、その中にイレズミコンニャクアジを含む考えもある。
北太平洋の温帯〜冷帯域に広く分布。表面水温8〜10℃を南限とするとみられる。
若魚頃は表層でもみられるが、成長に伴い生活水深を深くしていき成魚では水深1420mでの発見例がある。
200cm近くに成長。
若魚期は比較的丸っこい体型で、白地に黒〜紫の模様が入る。成長に伴い身体が細長くなっていき、腹鰭が消失、背鰭・臀鰭も縮小。体色はほぼ黒一色となる。
大きく容姿が異なることから、かつては別種と考えられ別の学名がつけられていた。
食性は肉食。クラゲ、頭足類、小魚を食べることが知られており、遭遇した生物を手当たり次第に捕食しているものと思われる。