概要
和名 | イワテヤマナシ |
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別名 | ミチノクナシ、ケカズナシ、アオナシ、チョウセンヤマナシ、ホクシヤマナシ |
学名 | Pyrus ussuriensis var. aromatica |
分類 | 真正双子葉植物(または真正双子葉類) バラ目 バラ科 ナシ属 ヤマナシ種 イワテヤマナシ変種 |
樹高 | 5~18cm |
開花期 | 4~8月 |
分布域 | 日本の東北地方北部~九州北部 |
環境省レッドリストカテゴリ | 絶滅危惧IB類(EN) |
花言葉 | - |
日本在来種の梨の原種のひとつ。
本州の東北地方から中部、北陸、山陰地方、九州北部の山地、特に北上山系の早池峰山以北に多く分布し、野生下では湿地帯に生える。
庭先に植えらている事もある。
実は球形の黄褐色で、普通の梨よりかなり小さい。
香りはとても良いが、硬くて渋く不味い。
実が落ちた後も萼片が残っていることが特徴。
現在自生するほとんどの個体はイワテヤマナシとニホンナシの雑種であることが判明しており、純粋なイワテヤマナシは絶滅が危惧されている。
飢饉の際の救荒作物として利用された歴史がある。
病気にかかりにくい性質も持つ。
宮沢賢治の童話「やまなし」に登場するヤマナシはイワテヤマナシと考えられている。