曖昧さ回避
概要
バラ科ボケ属の落葉低木で、読みとしては「ボケ」の他に「もっか」とされる場合もある。
学名Chaenomeles speciosa。3~4月に開花する。花の色は赤、白、ピンクなど様々な種類があり、枝にはトゲがある場合とない場合がある。花が終わると直径5cmほどの果実をつけ、良い香りを放つことから、こちらも生薬や果実酒(ボケ酒)の材料としても活用され、疲労回復や咳・喉の痛みなどに効果があるといわれている。11月頃から咲き出す花は、春に開花するものと区別するために、「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれることもある。
原産は中国大陸で、日本でも平安時代より観賞用に栽培され、主に本州から四国・九州の温暖な地方に多いが、北海道でも見かけられる。
ボケ属には日本在来種のChaenomeles japonicaもあり、こちらは「草木瓜(クサボケ)」、または「和木瓜(ワモッカ)」と称される。
花言葉
「平凡」「早熟」「先駆者」「指導者」「妖精の輝き」「一目惚れ」「熱情」「魅惑的な恋」
花言葉の由来
花言葉の「平凡」は、ボケが低木で小さい庭に向いていることにちなむと言われている。