⚠️この記事にはネタバレが含まれています
概要
ユナイタル・リング編に登場する。愛称は「エオ」。
星界暦に移行したアンダーワールドにダイブしたキリトが出会った仮面の青年。
「整合騎士団」の後継組織である「整合機士団」の現団長。目元の肌がソルスの光に弱いという理由から仮面を付けている。
エオラインは20歳(アンダーワールドで2年暮らしたキリト(18+2)と同い年)という若さで整合機士団長を勤めているが、これは整合機士団長の役職はUWの全ての公職の中でたった一つ、前任者の指名によって決まるためである。必要な資格は機士団員であることのみで年齢や出自による制限はない。彼の場合は星界歴582年4月に前任の機士団長に後継者として指名された。本人と星王にのみ拒否権があるが、星王は30年前に姿を消しており、本人には指名を拒む道はなかった(この話はいずれ(本人談))。
ハーレンツ家は元々は初代整合騎士団長ベルクーリの生家であったが、人界歴100年頃に跡継ぎが生まれずに断絶してしまった。その家名をベルクーリとの間に一子をなした二代目整合騎士団長ファナティオが復活させ、その子が三代目整合騎士団長ベルチェ・ハーレンツ・フォーティーを名乗って今に至る。エオライン自身は養子であり血縁はない(養父オーヴァースはベルクーリ(の肖像)の面影があるという)。
団長という事もあって博識であり、異界戦争時代の出来事を把握してるほか、神聖術も片手で素因を10個生成するという超高等技術を扱える。
伝承から抹消された星王と星王妃の名前を知る数少ない人物の1人。
人間関係
家族構成
自分が星界統一会議の現議長(当時は地上軍総司令官)であるオーヴァースの養子であると知ったのは北セントリア幼年学校初等部三年生の時。その時にエオラインは養子であること、本当の親は既に亡くなっていること、血の繋がりがなくても父として、母として、深く愛していることを伝えられた。
- 養祖父ディリアン・ハーレンツ
六代目当主。既に亡くなっている。
実際に星王に騎士として仕えた彼の父や祖父からいろいろな話を聞かせてもらっていたようで、それをエオにも話していた様子。
- 養父オーヴァース
七代目当主。現星界統一会議長
- 養母ジル
- 長女フルフィース
2つ年上。3人の実子の中で最もハーレンツの血を濃く受け継いでおり、現在はアンダーワールド三軍の一つ、黒耀(こくよう)軍の副司令官に就いている。地上軍の部隊長に昇進する前はエオによく修行をつけていた。今のエオがいるのは90%くらい彼女のおかげ。
- 長男ルグラン
1つ年上。今まで家長の座は長男は受け継いできたが、現代ではフルファースになるのではと噂されていたことでその重圧に耐えかねてエオをはけ口にした際、父親との約束を破ることになり右目の封印に苦しむ。
- 三男イドリス
ウェスダラス東帝国
- トーコウガ・イスタル
惑星アドミナで会った青年。波打つ艶やかな黒髪と、ぞっとするほどの美貌を持つ。エオラインとは修剣学院時代からの因縁があるようで互いを「エオル」、「コウガ」と呼ぶ。所持している大型拳銃の武装完全支配術で心意無効化空間を作る方ができる。
能力
「クウの心意」という"心意を隠す心意"の発展形、"存在を消す心意"を会得しており、他人が認識する自身の存在感を希釈させる。これは手を握った相手にも効果を発揮させる事が出来る。だが連続使用すると天命を著しく損耗してしまう。
AWのアイボリー・タワーのアビリティ『薄影(アンダー・カバー)』とほぼ同じ能力ではあるが…
今は亡き親友...?(ネタバレ注意)
「これが星王を名乗る男の心意か」
「僕・・・・・・ではなく私は、整合機士団長エオライン・ハーレンツ。よろしく、キリト君」
エオラインの容姿や声は、亡くなったはずのユージオに酷似していた。そのことに気づいたキリトは大きな衝撃を受け、「もしかしたら」と希望を抱かずにはいられなくなる。しかし彼のユニットIDが、忘れもしない亡き親友のIDと被りもしない事実に、耐えきれなくなったのか涙を流した。
余談だが、エオラインのユニットIDは《NCD1-13091》で、OC権限は62、SC権現は52である。一方ユージオのユニットIDは《NND7-6361》(アニメ版では《NND7-6356》)と、似ても似つかないものとなっている。