CV:水樹奈々
概要
『シャイニング・レゾナンス』のヒロインの1人。
ロンバルディア帝国の皇女にして公爵であり、龍騎士(ドラグナー)の頂点であるドラゴンマスターにして、人工的に“聖印歌”としての力を得た帝国側の“歌巫女”その人。
その気品高く美しい立ち振る舞いや、幼い頃に “歌巫女”の力を用いて古の時代に“神”の力で生み出された龍型人造兵器“ドラグマキナ”を復活させ、覇権争いで内乱が続いていた帝国を平定した実力から帝国の臣民たちから英雄とされ高い人気を持つ一方、親愛なる父が病弱である事やその立場故に肉親以外に自分に忠誠を使う“皇女の三本槍”と呼ばれる“ドラグマキナ”と後に知り合う事となるベアトリス以外に親しい人物がおらず、常に大きな孤独感を抱えている。
また、劇中で本国を離れて自らアルフヘイム島の最前線へと赴き、自ら軍の陣頭指揮を執る大将軍を務めていたのも、全ては肺病に苦しむ父・ジグモンド二世を救う術を一刻でも早く見つける為に自らの手でアルフヘイム島の地の不可思議な現象を調査して“不老不死”の術を見つけ出し、父を救う術が見つかるかもしれないという希望と、自分にとって“ドラグマキナ”以外で唯一心を許せる存在である父を失い孤独に陥る事への恐怖心が根底にあった。
自身の思いを実現させる為にその鍵となる伝説の世界竜(ユグドラシル)の長・煌竜の力を宿したユーマをその手中に収めようと躍起になっているが、ユーマとの衝撃な出会いにより少しずつ彼女は運命を(良い意味でも悪い意味でも)狂わせて行く事となる。
『ブレイド』のヒロインの1人であるローゼリンデと並び、過酷な運命を背負ったヒロインでもあり、全ては竜エネルギー精製システムである“神”の力を手に入れて世界を己の思うままに作り替えようと暗躍する刻印教会にその思いを利用されているに過ぎず、物語の終盤において、ゲオルグとヨアヒムの行動に不信を抱き、唯一信頼出来るベアトリスと共に密かにユーマたちに接触。
自分たちに協力する代わりに軍を撤退することを提案するが、その事を察知したゲオルグにより父を暗殺されたばかりか、その罪の濡れ衣を着せられ大罪人として追われる身となり、さらに追い打ちを掛けるように“ドラグマキナ”たちも洗脳され地位も味方も最愛の人をも失ってしまった彼女は、唯一の味方であるベアトリスと共に父を殺害したゲオルグへの復讐だけの為に行動するようになる。
その後、ベアトリスと共にゲオルグに一矢報いようとするが逆に窮地に陥ってしまった所をユーマたちに助け出され和解するが、ゲオルグの奇襲を受けてベアトリクスは瀕死の重傷を負い、三本槍の“ドラグマキナ”たちまでもゲオルグの支配下に置かれ敵として彼女の前に立ち塞がるが、エクセラ自身と絆の力によって洗脳を打ち破った三本槍とベアトリクスの捨て身の攻撃により一時的にゲオルグを退けることに成功する。
しかしその際に爆発に巻き込まれた彼女は瀕死の重傷を負ってしまい、ユーマたちに保護された彼女は以降、亡命者としてアストリア王家に保護され、今までの罪の償いの為に帝国の進行により滅ぼされた村の復興などに協力して日々を過ごしている。
なお、有料ダウンロードコンテンツや後述する『リフレイン』で追加されたイベントを見る限り、如何やらユーマの優しさに触れている内に彼に好意を持ち始めて行ったようだ。
ちなみに幼い頃に煌竜の力を暴走させて傷を負っていたユーマを介抱した少女候補の1人でもあり、有料ダウンロードコンテンツであるエンディング後の追加シナリオでその事が判明した後はかつての気力を取り戻し、ユーマと完全に和解。彼と共に帝国の奪還を決意している。
レゾナンスの完全版にあたる『リフレイン』では何故か最初から仲間として登場しているが、その正体はエクセラ本人ではなく未来のエクセラの“ユーマと最初から共に在りたかった”という思いから生まれた彼女の分身体で、その誕生の背景には如何やらアルフリーデが関与している模様。
未来の存在である彼女が何故過去の時間軸にいるのかはゲオルグたちに奪われた大切なものを取り戻す為に“封神の扉”を利用して時間を遡って来た事が、前日談を描いた『ブレードアークス リベリオン from シャイニング』のエクセラ編で語られており、『ブレードアークス』ではその一環として「魔女(アルフリーデ?)」との約定を果たす為に“竜の残響”を集めていた。
ちなみに『リフレイン』で追加された彼女とのデートイベントを観てみればわかるが、普段は誇り高く気品に満ち溢れた態度を取っているが、本来の彼女はなかなか自分の気持ちに素直になれないごく普通の少女であるようで、さらに尊敬する父に対する思いが強く、会話の端々にその事が色濃く滲み出ていた。