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概要

第7次宇宙戦争後に成立した戦後独立国家。国家主席はウイリス・アラミス。だが彼はまだ20代と若いため、前国家主席であるウイリスの亡き父から彼を託された国家首席補佐官ルクス・ハノマアクが国政を主導している(これを見てもわかるように国号こそ人民共和国だが、ほとんど君主制の国家に近い)。

南アジアにある海洋資源が豊富な国で、これを活用することで第7次宇宙戦争終結後も大きなダメージを受けた地球では早期に復興することができた。

元々は民族対立の激しい地域で同じく戦後復興国家として成立した隣国・ガスタール民主共和国とは、旧地球連邦政府の成立以前から民族浄化戦争を繰り返していた。

だが、A.W.15年に成立した新地球連邦とは力による地球圏の統一を進めるべく制圧のための激しい戦闘を繰り広げており、その支配に抵抗するため長らく対立していたガスタール民主共和国と同じく隣国のノーザンベル連合王国と共に3国で同盟軍を結成し抵抗していた。

しかし物量差による激しい攻撃により、戦況的には芳しいものではなかった。

このため特に激しい空爆に対抗するために連邦軍基地の破壊を計画、これを成功させるために傭兵部隊として名高いバルチャーフリーデンクルーに協力を仰ぐこととなった。

しかし連邦軍の攻撃は激しく仲裁役のノーザンベルが敗北し陥落。続いてそれに乗じてガスタールが新連邦に寝返る形で降ったため、窮地に立たされたエスタルドも降伏を決定し、南アジア戦線は新連邦軍の勝利に終わった(新連邦は最初からそれを狙い、三国同盟を自壊させるため、ノーザンベルかからまずは脱落させようと攻撃を集中させていた模様)。

新連邦との和平条約締結の際にはウイリスに罪が及ばないようルクスが自らすべての罪を被ることとなり「これまでの政権はルクスが実権を握りウイリスは只の傀儡にされていた」という体裁をとり、新連邦との戦争を主導したのはルクスであるとウイリスに弾劾させることで、ウイリスに責任は問われなかった(これを示されたウイリスは当然、躊躇するも、ガスタールとの対立を抱える敗戦国たるエスタルドが生き残るにはそれしかなく、泣く泣く受け入れた)。

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エスタルド人民共和国
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