CV:水瀬いのり
人物像
火星の独立国家「ヴァース帝国」の皇女であるアセイラム・ヴァース・アリューシアの侍女。小柄な女の子。
地球人との融和を望むアセイラムとは違い地球人に対して良い感情を抱いておらず、彼女から地球人に対しての意見を求められた際には、素直に自身の胸中を明かしている。
皇族の付き人としてそれ相応に振る舞おうと背伸びしているものの、それ故に抜けた部分も多く、ひょんな事から歳相応の立ち振舞いを見せる事もある。
アセイラムが親善大使として地球を訪れた際にも侍女として行動を共にし、アセイラムを狙ったテロにより地球・火星間で戦争が勃発した後も彼女に付き従う。
アセイラムが界塚伊奈帆ら地球側の人間と行動を共にするようになった際には、彼女の行動に不安を感じる事もあったが、それでも侍女としての役割を全うする。
上述の不信感もあってか地球に降りた後も地球人を信用しておらず、スパイの存在を警戒し、アセイラムが地球の少女「セラム」として身分を偽った際には、彼女とは姉妹という体裁を採って彼女をフォローした。
しかし、彼女の妹として振る舞おうとすると、いつの間にか普段の立ち振舞に戻ってしまう(隠さなければいけない場面でうっかり「姫様」と呼ぶ)など演技は苦手。しかし、ザーツバルムの連合本部ノヴォスタリスク襲撃の際には自ら軍用車両を運転してアセイラムをデューカリオンに届けるなど、小柄な体格に似合わない大胆とも思える行動力を持っている。
ノヴォスタリスク戦後、アセイラムと共にヴァースに連れ戻され重症を置い意識が戻らないアセイラムに代わり、アセイラムの腹違いの妹レムリナ・ヴァース・エンヴァースの世話役となるが、目覚めないアセイラムの身を案じている。
また騎士となったスレインに対しては敬語を用いて言葉を交わすようになり、オレンジ色のカタフラクト(スレイプニール)を操縦していたのが伊奈帆であることを教えた。