概要
待機組で暇を持て余した三人がサ店で他愛ない話を繰り広げるという、ローアインが主役を飾った期間限定イベント「とりまトッポブで。」にて、星晶獣の名前を挙げていくゲームに飽きたローアインとトモイにエルセムが
「ユグドラシルって星晶獣いんべ? あの子さ、気になんべ?」
「…ユグドラシルってかわいくね?」
「「激カワ。」」
と衝撃発言をした事がきっかけで、エルセムがユグドラシルと付き合えたらという体で始まった妄想話におけるカップリング。
愛しのゆぐゆぐと買い物をするために街に連れ出すも、彼女のあまりの大きさに街の人から差別され(実際に彼らは本物のユグドラシルを見た上で妄想してるため、妄想内でも彼女は原寸大である)、心に傷を負うユグドラシル。
そんな彼女にエルセムは「デカくなってユグドラシルを抱きしめる」事を約束したり、彼女のために森の奥地で同棲したり、彼女の誕生日(エルセムが勝手に決めた)プレゼントに自ら大木を削りだして作ったスプーンを贈ろうとしたり……と、体格差、種族差を必死で乗り越えようと努力するエルセムと、それに笑みを見せて応えるユグドラシルの甘い関係が繰り広げられる……というエルセム(ら三人)の妄想話である。
結局のところ、実際にエルセムとユグドラシルが繰り広げた物語ではないどころか、ただの暇を持て余した男たちの妄想でしかない(つまるところイベントストーリーなので本編には関係ない)し、更に言えばこのイベントの主題は基本ローアインの惚れたキャタリナさんである。
つまりエルゆぐは本題から逸れた短い一幕でしかない……のだが、妄想とは言え、あらゆる障害を乗り越え自身の愛を貫こうとするエルセムと、それに微笑むゆぐゆぐ、そしてその体格差カップリングに加え、ゆぐゆぐが可愛いという事にマジDo感な騎空士たちのハートを射抜いたこの妄想カップリングは、妄想の本題であるはずのキャタリナさんを差し置いて高い人気を獲得した(キャタリナさんへの妄想は今回変な方向に傾いたから仕方ないのかもしれないが)。
補足
なお、CM「ローアインとファミレス」編では、グラブろうとした三人がスマホを取り出すのだが、この時各々の画面は同一でなく異なっている。
ローアインの画面にはカタリナが、トモイの画面には(小さく判別し難いが)フリーシアが映っているように、エルセムの画面にはユグドラシルが映っていた。
PixivではマジDo感した有志諸氏により「妄想話に終わらず、実際のユグドラシルに愛を叫び続けていたら…」「マジでそのまま付き合えていたら…」「エルセムがマジでビッグになっていたら…」等々、様々なかたちで本家三人に引けを取らない素晴らしい妄想を展開してくれている。
「俺がゆぐゆぐをハピぽよギャラクティカ光ノヴァMAXにすんだ!」
その後
(粧して臨めよ花戦のネタバレを含みます。)
時が経ち……とりまトッポブで。復刻に続いて開催されたスーテラの女子力を高めるための懇親会(という体の合コン)にて。
エルセムは、なんと会の主催であるコルワにモーションを掛けていく。
そんな彼に「ゆぐゆぐはどうするのか」と問うローアインとトモイに対し、サイズ差や身分違いの差など障害の多さを理由に並べるが、二人は失望の色を隠せない。
それもそのはず、前回がすごい良い雰囲気だったし。
その後、妄想はまたしてもあらぬ方向へ広がりをみせ、チャラ男抹殺兵器メカサイコヴィーラによってアマルティア島は侵略されていく…。それになすすべのないローアインらが命の危機を感じた、その時。
なんとユグドラシルが、ルーマシーから助けに来てくれたのだ。
彼女は「エルセム、幸せに」と告げ、自らの意思でユグドラシル・マリスに変身してサイコヴィーラへ捨て身の覚悟で立ち向かう。
ただ見ていることしか出来ない己の至らなさに打ち震えるエルセムに「逃げて」と告げるも、愛する人を守るために憎しみを抱いて変身するなど土台無理な話で、ユグドラシルはマリス化を維持出来ずに体勢を崩してしまう。
ここに至り、ついに意を決したエルセムは走り出した。
自ら鋼の戦士となって、愛すべき人を護るために。
「俺、やっとデカくなれたわ……」
この続きは、イベントをエンディングまで進めて是非見て欲しい。
補足事項
余談ながら、このイベントはメインストーリー第61章~第63章追加と同時期に開催された。
なお、61章~63章は本編第一部に当たる「蒼の少女編」のクライマックス。
登場したボスの強さが桁外れな上にコンティニュー禁止という厳しい条件も設定されていたため、なかなかクリアできない騎空士も多かったようである。
そういった状況で心が荒んでいたこともあってか、ストーリーそのものもこのカップリングを含め、ある種の清涼剤となったようだ。
さらにその一年後、「とりまトッポプで。」の復刻と続編粧して臨めよ花戦の開催される。
しかし当イベントでは十天衆最終解放の厳しい条件やエイプリルフールの『オイラ』DARKNESの無駄な強さ等々で、またしても騎空士たちの心は荒んでしまっており、故意か偶然か似たようなタイミングになったと言えなくもない状況だった。
粧して臨めよ花戦はアニメ版の本放送開始ともタイミングが重なっており、アニメ版をきっかけにゲームを始めた新人騎空士にとっては、なかなか衝撃的かつグラブルの多様な方向性がよく分かる初体験イベントになったと思われる。
ちなみに、2017年6月30日のレジェフェスにおいてまさかのユグドラシルのプレイヤブル化が実装された。平時は人間と同じ大きさになっており、エルゆぐフアンは歓喜に震えることになった。
クリスマス版ユグドラシルのフェイトエピソードではチョイ役ではあるがエルセムが登場し、上限解放絵では彼女の手の上に乗った彼らしき姿が描かれている。
関連イラスト
関連タグ
グランブルーファンタジー ローアイン ユグドラシル(グラブル)
フリーシア ・・・ 同イベントにて、本編で絶賛対立中にもかかわらずトモイの妄想で彼と付き合った人。なんと続編でも妄想で付き合っていた。
シャオ(グラブル) ・・・ 「ぐらぶるっ!」にて彼の愛が本物であると認めた。その代わり指を怪我した。