概要
「エレベーターで異世界に行く方法」とは、2chで書き込まれた、「エレベーターを用いる事で、異世界に向かう方法」である。
具体的な方法
10階以上ある建物のエレベーターを用いる。
1.まずエレベーターに乗る。乗るときは必ず一人。
2.次にエレベーターに乗ったまま、4階、2階、6階、2階、10階と移動する。
(この際、誰かが乗ってきたら成功しない)
3.10階についたら、降りずに5階を押す。
4.5階に着いたら若い女の人が乗ってくる。
(その人には話しかけてはならない)
5.乗ってきたら、1階を押す。
6.押したらエレベーターは1階に降りず、10階に上がっていく。
(上がっている途中に、違う階をおすと失敗する。ただしやめるなら、ここが最後のチャンス)
7.9階を通り過ぎたら、ほぼ成功したといってもいいらしい。
バリエーション「3階建てのビルのエレベーター」を用いる方法。
この方法は、3階建てのビルのエレベーターを用いる。ただし、キャンセル操作ができるエレベーターに限り、途中で人が乗ってくると無効となる。
1.エレベーターに乗る (人数制限はない)
2.乗ったら最上階(この場合は3階)のボタンを押し、素早く閉まるボタンを押しっぱなしにして扉が閉まるまで待つ。
3.扉が閉まる直前に開くボタンを押し(今度はすぐに離していい)、開いたら閉まるボタンを押し(これも指を離していい)3階のボタンをキャンセル、開くボタンを押す(ここまで、比較的素早く行うと良いらしい)
4.次にエレベーターに乗ったまま、
3階→1階→2階→1階→3階→ 2階→1階→2階→3階→
2階→1階→3階
と移動(キャンセル操作はなし)
(この間に邪魔、誰かが乗ってきたら失敗らしい)
5.3階についたら降りないで、
1階→キャンセル、2階→キャンセルの順にボタンを押してから、
今度は普通に1階、2階の順にボタンを押す
(各階ごとに移動して停止、つど自動で扉の開閉をさせてから次のボタンを押す)
6.2階に着いたら案内人が乗ってくる
(話しかけてはいけない、性別不明。ただ女が多いらしい)
7.乗ったら1階のボタンを押しキャンセル、そのあと普通に1階ボタンを押す
8.押すとエレベーターは1階に行くものの扉が開かず、そのまま3階に上がっていく
(上がっている途中で別の階を押すと、棄権できる)
9.3階の扉が開けばそこは異世界。
この方法は、手順を逆にしたらこちらの世界へ戻ってこれるらしい。
余談
当然ながら、この方法を実際に試し、異世界に赴いた……という書き込みや報告などは無い。
実際に異世界に赴き、戻ってきた……という者の報告も見当たらない。加えて、「なぜエレベーターで上下に移動すれば異世界に行けるのか」という根本的な疑問も、説明できる者はいない。
更に、「異世界に行く」方法は記されていても、「戻って来れる」方法は定かではない(「3階建て」の方は、手順を逆にしたら戻れるとの事だが、「この方法で異世界に行き戻ってきた」と書き込んだ者も今まで出ていない)。
実際の建物のエレベーターに乗り込み、実際に試してみたいという好奇心の強い者もいるだろうが、エレベーターを利用する普通の人々の迷惑になるだけなので、実行は止めるべきであろう。
だが、下手すると管理会社が来て、交番という異世界に連れて行かれる可能性もある。そういう意味では間違いではない。
関連作品
劇中の異世界である「裏世界」に向かう方法の一つとして、エレベーターを用いたこの方法が劇中に登場した。原作ファイル1、アニメ1話で登場し、登場人物が実行していた。
なお、本作では神保町の10階建て雑居ビルで行われていたが、5階に付いたら乗ってくる女性が、「絶対に乗せてはならない」という禁忌の存在に変更されている。
アニメオリジナルの10話でも、このネットロアが取り上げられた。サブタイトルも、この怪異のもじりとなっている。
こちらは、人の利用が多い10階建ての商業ビルで、10階のレストラン街に向かう際に、登場人物が偶然に中間領域(異世界)に迷い込んでしまった、という状況。いつもの方法とは異なり、5階で降り立ち、普通とは異なる廊下や部屋を行き来する、という内容になっている。