概要
アクエリオンシリーズにおいてベクターマシンやそれが合体して完成する機械天使アクエリオンのパイロットのこと。
シリーズごとに細かな設定が異なる。
創聖のアクエリオン
大異変後の電磁場変化によって超能力に目覚めた者達の事。この能力を持った人間が世界各国から「エレメント候補生」としてディーバの基地にある育成機関エレメントスクールに集められ、そこでベクターマシンやアクエリオン操縦のための訓練を行う。アクエリオンの操縦には過敏な能力や純粋な魂が必要となるため、エレメントは全員10代の少年少女で構成されている。
エレメント(属性)の名の通り、何らかの属性にまつわる能力を持つ。大きく分けて一軍と二軍に分けられており、ピエール・ヴィエラの火炎、つぐみ・ローゼンマイヤーの爆破能力、ジュン・リーの念写能力など強力な能力を持った候補生を一軍とし、二軍以下はサポートに回る。作中では一軍は主人公のアポロ含めて11名。特殊な生体フィールドによって堕天翅族の催眠攻撃から身を守れる。
搭乗するベクターマシンによって名称が変わり、ベクターソルの操縦者はソルエレメント、ベクターマーズの操縦者はマーズエレメント、ベクタールナの操縦者はルナエレメントと呼ばれる。
その存在は前述の通り、大異変後の電磁場の変化がもたらした突然変異によるミュータントとされていたが、1万2000年前の大戦において、アポロニアスとセリアンが築いた地下都市「シャングリラ」においてアクエリオンの実戦運用に必要な「堕天翅に近い人」「人に近い堕天翅」といった様々な生体実験が試みられており、その結果産み出された存在たちの末裔や転生者だという可能性を不動GENは考察している。少なくともシリウスとシルヴィアについてはアポロニアスとセリアンの娘であるアリシア直系の子孫で身体的には「翅を持った人類」。ただ、過去生という精神面においてはセリアンの魂の方を受け継いでいる。
アクエリオンEVOL
アクエリオンおよびアクエリアを操縦するためにネオ・ディーバによって集められた特殊能力に目覚めた者たち。またそれらの事をエレメント能力者と呼ぶ。
年若い者ほどエレメント能力を発現しやすいとされていることから、ネオ・ディーバがエレメントスクールにあたる聖天使学園を併設し、学生たちを養成する根拠となった。なお、エレメント能力の保有はヴェーガ(地球)の人々に限ったことではなく、ジンを始めとした幾人かのアルテア人の能力保有が確認されている。
今作では男女同士でのベクターマシンの合体は禁忌とされており、「男女合体禁止」が敷かれている。本編の9年前、男女間合体を行った結果「アクエリオンの惨劇」と呼ばれる大災害を引き起こしたドナールによると、「神の道具であるアクエリオンを人が使いこなすことは出来ない」ためであり、またクレアは「アポロンとシルフィの互いを求め合う心が強すぎるため、搭乗する男女のエレメントが恋愛関係に至ると暴走の危険が高まる」ためと語っている。
しかしアルテア人の進行が強まったことやアクエリオンEVOLの復活に伴い、ネオ・ディーバはあえてこの制約を破り暴走を引き起こさない方法を模索している。
アクエリオンロゴス
創声力と呼ばれる想いを声にして発する力を持つ力に目覚めた者達。本編開始前からカフェSHIROBAKOを隠れ蓑にした組織DIVAに選定されたもの達が多く、訓練も戦闘訓練では無く朗読劇や舞台等芝居を用いた訓練で日々創声力を磨き上げている。
想星のアクエリオン
宇宙保全機構傘下の私立江ノ島学園の生徒たちの中から、量子コンピューター「ディーバ」に特に優秀と認められたものたち。
特殊な能力の代わりに、何らかの感情に欠けている者が多く、それらを互いに補い合う方法をとる。