概要
エンデュミオンとはギリシャ神話・ローマ神話に登場する登場人物で、美少年または美青年とされている。小アジアのカリア地方に住む羊飼い。月の女神セレネの寵愛を受け、美しさを保つために永遠の眠りにつかされる。
月の女神セレネはカリア地方のラトモス山にいるエンデュミオンを見てその美しさに心を奪われる。彼の美しさを永遠に保ちたいと望み、ゼウスに願い入れるが「死か永遠の眠りを選べ」と選択を迫られ、セレネは永遠の眠りを選ぶ。
こうしてエンデュミオンは永遠の眠りにつくことで不老不死となり、セレネは昼に地上に降りては眠っているエンデュミオンを眺めている。
(セレネは月の女神なので、日没後に月を運ぶ仕事があるため。だが夜に会いに行っている説もある)
※後世にセレネがアルテミスと同一視されるようになった事情からアルテミスになっている場合もある。ギリシャ神話としてはセレネが月の女神となるのでセレネが正しいと思われる。
美少年説だけでなく美青年説もある。青年説のエンデュミオンは王であり妻子もいる。
50人の子供の父親
エンデュミオンは50人の子供がいるという説もある。美少年説、美青年説どちらも50人の子供をもうけたという説がある。
美青年説では、妻との間に50人の子供(娘)がいる。その他の子供にセレネとの間に出来た美少年ナルキッソスが子供という説もある。ナルキッソスは一般的には河神とニンフの子供とされている。
美少年説では、セレネが眠りについたエンデュミオンと関係を持ち、50人の娘を産んだとされている。公式で睡姦されてしまっている非童貞の美少年でもある。
関連タグ
セレネ セレーネー 不老不死 ナルキッソス エンデュミオンの鷹