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概要

1107年生?~1205年没


ヴェネツィア共和国の名門であるダンドロ家の出身。

若い頃はビザンツ帝国の首都であるコンスタンティノープル等の交易関係のある国に在留しており、その頃に暴動に巻き込まれて視力を失ったと言われる。


1192年に選挙により第41代統領(ドージェ)に選出され、勢力の拡大や通貨制度の改革に成果を挙げた。


第4回十字軍


1202年の第4回十字軍においてヴェネツィア共和国は十字軍の輸送と補給を担う役割を請け負う事になったが、十字軍側は資金不足にてヴェネツィアに請求された額を払う事が出来なくなる状況に陥る。


この時、ダンドロは請求額の帳消しと引き換えにハンガリー王国に奪われていたアドリア海沿岸の港湾都市ザーラの奪回を十字軍に依頼し、1202年11月24日にザーラを占領する事に成功した(ただし、ハンガリー王国はキリスト教国である為教皇の不興を買って一時破門されている)。


さらにザーラへと逃れてきたビザンツ帝国の皇子アレクシオス(4世)の依頼を受けて1204年に十字軍と共にビザンツ帝国を攻略し、コンスタンティノープルを占領してビザンツ皇帝アレクシオス3世を追放し、アレクシオス3世の甥であったアレクシオス皇子と幽閉されていた前皇帝イサキオス2世の親子を帝位に就けた。


しかしビザンツ皇帝は帝位奪回の条件であった報奨金や十字軍への協力の約束を果たさないままアレクシオス5世に殺害された為、ダンドロと十字軍はアレクシオス5世を殺害し新たに十字軍国家であるラテン帝国を打ち立てた。

この際にダンドロはラテン皇帝の候補として挙げられたが、老齢の為に固辞ししてフランドル伯ボードゥアンを推挙して帝位に就けた。


この一連の十字軍によってヴェネツィア共和国はヴェネツィアとコンスタンティノープル間とその周辺海域の交易ルートの強化に成功した。


ダンドロは1205年に死去しコンスタンティノープルに葬られた。

余談

  • アレクサンドル・デュマの作品「三銃士」の主要人物であるアトスはエンリコ・ダンドロの末裔という設定。

関連作品

  • 蒼き狼と白き牝鹿チンギスハーンⅣ

1189年開始のシナリオ1に登場。ゲーム中では「ダンドロ」の呼称。

ヴェネツィア共和国(ゲーム中ではベネチア共和国と表記)は史実同様にダンドロの前の統領であるオリオが君主である為、ダンドロはベネチア共和国の唯一の配下将軍として登場する。

史実で第4回十字軍を巧みに操った活躍を評価されて智謀90(PS版では94)が最大の強みで、ゲーム開始から間諜ユニットになって周辺国の初期忠誠が低い人材を多く引き込む事が可能。戦闘もそこそここなせるが、自プレイ時は完全な世襲制のシステム故にオリオの婿将軍にしてから後継しても高齢で子供が成人するまで存命できない、つまり死亡した時点でゲームオーバーとなる為史実のようなベネチアのトップとしてはプレイが難し過ぎるのが難点。


関連タグ

ヴェネツィア イタリア

中世ヨーロッパ

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