「ワールドトリガー」に登場する、三雲修と雨取千佳のNLカップリング。
概要
修は元家庭教師である千佳の兄、雨取麟児から千佳の事を託されているため千佳の事を何かと気にかけている。昔馴染みなこと、共に麟児に失踪されたというトラウマを抱えていることもあって分かりあえている部分も多いものの、近い距離感が災いしてお互いにすれ違っている部分も多い。修の母は修に対し(千佳との)親密度が足りないと忠告している。
現在もそのことが根本的に解決したとは言えない状態だが、仲間である遊真やヒュース、玉狛の先輩たちが適宜フォローしているため大きなすれ違いは起きていない。
本編開始前
麟児失踪後修は千佳を守るためにボーダー入隊試験を受けるがトリオン不足で落とされてしまう。すると修は何と幹部に直談判すると決意。丸腰で警戒区域に不法侵入するというとんでもない無茶をやらかす。
1話~大規模侵攻編
千佳がボーダー遠征部隊に選ばれて友と兄を取り戻したいと願った時もともと千佳は修とは別枠で動くつもりだったが、修は彼女の願いをかなえるために共に戦うと決めた。また遊真から千佳は修の彼女なのかと質問された時修は珍しく赤面して狼狽えている。
また大規模侵攻編終盤、千佳は修の判断ミスによりキューブ化されてしまうが、その時修は千佳がアフトクラトルに連れ去られることの無いよう必死で戦い、結果1週間昏睡状態に陥るほどの大怪我を負ったものの守り切った。
B級ランク戦編
修はランク戦中も千佳を守るべきものとして考えているのか、千佳の安全を優先する方針を取っている。それは時に勝敗を考えるなら合理的とは言いがたいような指示となることも多い。もっとも、これは過保護なだけではなく過去のトラウマから安易な自己犠牲に走りやすい千佳の在り方を矯正する目的もある。実際レイジは最初は過保護だと称していたが、理由を聞いて納得している。
またランク戦編千佳は人が撃てないという戦闘員として致命的な弱点を抱えていることが判明した。この時も修は千佳の弱点を矯正させるのではなく撃てないことを前提に作戦を組み立てる方針を取った。また遊真が当真から千佳は「人を撃ちたくない」だけで全く撃てない人間ではない、追い込めば撃つのだと助言されたことを修に報告してきた時も、千佳の負担になることはしたくないと追い込むことを嫌がった。
一方、千佳は自分のせいで何かと修と遊真の足を引っ張っていることを気に病んでいたが、修達に迷惑はかけたくないと自分の戦い方について相談することを躊躇うなど仲間でありながらどこか一線を引いてしまっていた。その後、ヒュースに「チカは撃てる側の人間だ」と言われたことをきっかけに自分が撃てない理由を自己分析した。そしてわたしは自分が責められることを恐れていたのだと撃てない理由を宇佐美とレイジに吐露したことで、自分も修や遊真と対等な立場で戦いたいと改めて決意した。