「ワールドトリガー」に登場する、迅悠一と小南桐絵のNLカップリング。
概要
小南は迅のボーダー入隊以前からの古株であり、旧ボーダー時代からと、現在入隊が公開されている現役隊員の中で、迅にとっておそらく最も付き合いが長い。
小南は初登場時(単行本3巻22話)に迅によって簡単に騙されているが、『仲が良い相手ほどだまされ率が上がる』とのことなので、迅のついた嘘の内容から2人は相当仲が良いということが推測される。
また、小南は騙される時に「えっ そうなの?」という台詞を発するのが定番なのだが、12巻98話11ページで烏丸がヒュースについた迅に関する嘘にのみ、「迅がこいつを…? へえ…ホントに?」といつもと異なる反応を示している。
原作で2人の会話は今のところそう多くないが、
「あいつの趣味『暗躍』だから」
「いや〜小南とか逃げろって言っても逃げないでしょ」
などのセリフや、
「言われてみれば迅に似てるような……」
「あいつは昔のおれに似てるからな」
と、どちらも空閑遊真が昔の迅に似ていると話してみたり、随所でお互いのことをよく知っているように匂わせている。
14巻123話では、迅・小南・太刀川慶の三人でババ抜きを楽しんでおり、そこでは未来視のSEを気にも留めず、迅にジョーカーを引かせようとする小南の微笑ましい姿が確認できる。
更に、普段は穏やかな口調の迅が「太刀川さんについていけ」と小南に対して命令口調で指示を出している。危険が伴う(太刀川がぶった斬られる)ことが予測できる場所に小南を送り出すことから、迅の小南への信頼を感じさせる回である。
アニメ版 最終回73話「未来へ」では、123話のやりとりの続きと思われる2人だけのシーンが追加されている。
「今日のランク戦はメガネくん達にとっても大きな一戦だ。邪魔はさせるな」
「わかってる」
「それだけじゃない。おれ達の戦いの流れもメガネくん達の未来も、いや、事によるとこっちとあっちの世界の未来も大きく動かす可能性がある。てな訳でくれぐれも気を抜くなよ。小南」
「かわいい後輩達の為だもんね。まっかせなさい!」
(セリフ抜粋)
なお、124話171ページでは、よく見ると同じコマに2人が並んでいるのを確認することができる。
オフィシャルデータブックBBFにある異性の好み傾向グラフにて、迅の好みのタイプは元気で明るい見た目の良い異性となっていて、小南は明らかにこちらに該当する。また、小南の方はやや元気で明るく性格が良い異性がタイプであり、大規模侵攻では予知により最高から2・3番目という結果を残せたにもかかわらず、大体おれのせいとすべてを背追い込み、落ち込んでしまう優しすぎる青年なので迅も概ね該当すると思われる。つまりお互い好みのタイプなので実質迅こなである。
アニメBlu-ray & DVD VOL.5の封入特典であるオリジナルドラマCD『玉狛支部の眠れない夜』にて、太刀川が玉狛支部を訪れる夜中まで2人きりで同じ部屋で過ごしている。
・太刀川が耳が痛いと訴えるほど大きいらしい小南の悲鳴に対して、慣れているのか動じない迅。
・「おまえ怖がりだし」というセリフがあり、迅が小南が怖がりであることを把握している。
・小南を「これ」呼ばわりしたり、怖がらせようと脅かす迅に対しては怒らないが、太刀川に対しては暴言を吐いたり怒りを露わにしている。贔屓目に見なくても迅贔屓にしか見えない。
・迅、小南共に同じ玉狛支部内の隊員のモノマネをするのが好きらしい。
・太刀川もいるが、おそらく朝まで一緒にいた模様。
※ネタバレを避ける為、詳細については伏せております。
他にも、トリオン体の存在のおかげで全体的に欠損の多い作品であるが2人のポジションがアタッカーという敵に接近しやすい近距離にもかかわらず、現時点(百科事典編集時、最新話167話)で迅と小南には欠損描写がないことから、ベイルアウトのない過酷な旧ボーダー時代を生き抜いてきた子供の頃にあれこれ想像を張り巡らせたり、
10巻に掲載されている幻のボツネームにおいても説明役として2人でニコイチ感を出していたり、
恋愛より親愛、家族のような関係もおいしければ、ゆりに対する木崎の反応から迅と小南だって同じように発展しないとは言い切れない可能性に狂喜乱舞したりと、行間から妄想が止まることを知らない2人である。
余談
Twitterで検索するとPixivには投稿されてない作品がたくさんある。