レディに蔑んだ目で見られるのも なかなか悪くなかった・・・!
概要
CV:梅津秀行
年齢:45歳 身長:190センチメートル
四大公爵家の一つであるベザリウス公爵家の人間であり、ベザリウス家の現当主。
オズ=ベザリウスとエイダ=ベザリウスの叔父にあたり、ザイ=ベザリウスの弟になる。
外見は10年前はいかにも優男といったビジュアルだったのだが、10年でマッチョなタフガイへと変貌を遂げた。ぶっちゃけ10年前から大人だったキャラ達の中では、最も外見が変化した人物。
父親であるザイから嫌悪されていたオズや、過去の記憶が無い孤児であるギルバート=ナイトレイにとっては父親代わりの人物であり、10年前のオズの成人の儀も仕事に出ていたザイに代わって執り行った。オズやギルの事は心から「大切な息子」だと思っており、オズと共にエイダの事は溺愛している。アリスの事も可愛がっている模様。彼自身も既婚者だが既に妻子を亡くしている。
貴族らしからぬとても陽気かつ庶民的な性格で、ノリが良いと同時にかなりの女好きである。四大公爵の一人であるにもかかわらず、しばしば一人で下町に遊びに行っており、そこで元は庶民だった妻であるサラ=ベザリウスと出会った。いつまでも若々しい心を忘れず、学生服もナウかつヤングに着こなすお茶目なイケオジで、オズの女好きで悪戯好きな性格は確実に彼の影響である。
ちなみにチェスが滅法弱くて今まで一度も勝った事がなく、チェスで負けてはチェス盤をひっくり返すのがお馴染みになっている。ヴィンセントにレイムと挑んだ相手が悪い気もするが…
その人柄から、貴族間やパンドラの職員からも高い人望を持っている人物であり、ベザリウス家当主として強い影響力を持っている。変人と名高くパンドラ内でも疎まれているレインズワース家の使用人のザークシーズ=ブレイクや、バルマ家の使用人のレイム=ルネット等とも家の立場や関係を超えて仲が良い。一方でナイトレイ家とは家同士の長年の確執もあって険悪で苦手意識を抱いているが、彼自身には特にナイトレイに対する個人的な悪感情はなく、ナイトレイの嫡男であるエリオット=ナイトレイに対しても、ごく普通に接してギルとの言い争いを仲裁している。
ただしヴィンセント=ナイトレイには、ナイトレイは関係なく彼個人に苦手意識を持っている。また兄のザイとも、オズの件を始めとして色々と確執があるらしく苦手意識を抱いている。
そういった持ち前の人望もあってか、次男でありながらベザリウス家の当主に選ばれており、当主としてベザリウスが保有するアヴィスの扉の鍵を継承し、妻の指輪に宿らせている。
しかし、彼自身にはチェインと契約できるだけの素質は無かったらしく、ベザリウス家が保有する扉の番人たる黒翼のチェインの鷹獅子(グリフォン)とは兄のザイが契約した。
しかし、ザイが鷹獅子と契約した状態のまま失踪したのもあって、現在のベザリウス家は実質的には黒翼のチェインを保有していない状態になっている。ただ元々家が持っていた影響力や本人の人望と政治手腕もあって、ベザリウス家は変わらず強い力と立場を保ち続けている。
当主としてはその性格もあってやや甘い面もあるのだが、それでもいざという時には威厳を持って振る舞い、また時にはパンドラの人間として、オズやギル達を安全をしっかり確保した上で利用する事を容認するような側面もある。エリオットからは家同士の確執もあって「当主としての威厳が足りない」と言われる事もあったが、そんな彼でもオスカーが主催したお茶会に集まる人々の様子からその人望の高さと暖かな人柄は認めざるを得ず、それが結果的には彼にベザリウス家に対する認識の撤回を促し、自分の目で見て判断する事の重要性を理解させる一因ともなった。
妻のサラはオスカー曰くそれ程美人という訳ではないが、笑顔の可愛い女性だったらしく深く愛していた模様。しかし元々体が弱かった為に出産時に子供と共に亡くなった。
無事の出産となるよう願いを託して購入したカメラは、結局使われずに長年倉庫でしまわれていたのだが、後に自身が主催したお茶会で初めて使用されて記念写真の撮影に使われた。