CV.高木渉
概要
カバリヌ王。選聖候の一人。3巻の登場人物。
鷹揚な態度を見せる血統主義者。選聖候の一人として支持を集める一方で、行き過ぎた血統主義により臣下や国民からの支持低下に悩んでおり、能力主義のルベールと対立している。血統主義者であるがゆえにウェインを高く評価し、事前の根回しなく選聖候に推挙し、ウェインも含め周りを狼狽させる。王子であるスキレー以外にもウェインと同年代の王女がいたが、自身の満足する才覚を発揮できなかったことから、不義の子であると決めつけ母親もろとも処刑したり、家臣の能力を無視し、血統のみで家臣の価値を測った結果、譜代の家臣たちとの関係に溝を生み、ホロヌィエのような新参者に補佐を任せねばならないほどの人望の無さに、ウェインから内心で呆れられ、早々に見限られる。
典型的な西側の国王でもあり、フラム人への迫害に無頓着。むしろ、かつてフラム人を狩りの標的として遊んだことを喜々としてウェインに話した挙げ句、狩り尽くしてしまったのでナトラ領のフラム人を融通するよう頼んできたため、ウェインの逆鱗に触れて惨殺される。