概要
調査兵団でも精鋭揃いのリヴァイ班に所属する、オルオ・ボザドとペトラ・ラル。訓練兵時代からの長い付き合いのためか、お互いに遠慮はない。
リヴァイ班内ではそれぞれ討伐数、討伐補佐数のトップであり以前から何度も共闘してきたことを窺わせる。
他の班員と同じく二人とも直属の上司である兵士長・リヴァイに心酔しており、オルペトを語る上で兵長の存在は欠かせない。
オルオなどは憧れるあまり見た目や言動を似せているのだが、残念ながら全く似ていないため、ペトラはドン引きしたりイラついたりツッコミを入れたりと忙しい。そんな二人のやり取りは公式ガイドブックにおいて夫婦漫才と称され、名コンビとして扱われている(ちなみにガイドブック以前からファンの間で夫婦漫才ネタは定着していた)。
公式スピンオフ『進撃!巨人中学校』では二人がペアでフォークダンスを踊っているシーンがある。
コーエーテクモゲームス発売の『進撃の巨人』では、ペトラから芋臭いと話し方を馬鹿にされたことをきっかけにオルオがリヴァイの真似を始めたことをエルドに暴露されている。
『進撃の巨人ゲームブック 女型の巨人を捕獲せよ!』ではリヴァイ班生存ルートが存在しており、女型の巨人との戦いから生還した二人の姿を見ることが出来る。
「嫁か。フッ、たしかにまだ早いな」
「この俺様に見合う女になるには、まだまだだぜ」
とペトラの父の前でひたすらペトラを口説き続けるオルオ。
父親の手紙解釈を必死に否定しつつ、赤面しながらオルオにツッコミを入れるペトラ。
そんな二人の夫婦漫才を「……家族、か」とわずかに口元に笑みを浮かべて眺めているリヴァイ、というほっこりとする内容となっている。
ところで、オルオはペトラに「俺の女房を気取るにはまだ必要な手順をこなしてないぜ?」 と兵長風に言い放った事があるのだが、ペトラの反応はというと、リヴァイの真似にはツッコミを入れながらも女房云々の発言そのものについては否定していない。
言うまでもなく、ペトラはオルオを本気で嫌っているわけではなく、付き合いも長いことから実戦でのコンビネーションは完璧。
7巻における女型巨人戦でペトラが追い詰められた際には、余裕を失くしたオルオがなりふり構わず「ペトラ!早く体勢を直せ!」「ペトラ!早くしろ!」 と叫んでおり、その後に見せた悲痛な表情からも彼がペトラに想いを寄せていた事が窺える。
ちなみに誕生日はオルオが1月6日、ペトラが12月6日でちょうど1ヶ月違いに設定されている。
本編がただでさえ極限状態の連続であることに加え、精鋭班に加えられたこともあって漫才以上にちちくりあっている暇などまったくなかった二人であるため、二次創作においてはそのあたりを思い余ったオルペトクラスタ達がこれでもかとイチャつかせまくっている。
とはいえ、もともと色気に欠ける環境で過ごしていたため、やりとりの大半は初々しくぎこちない。
なんと
台湾の方が原作者である諫山先生に、「オルオとペトラは生きていたら結婚していましたか?」と聞いたところ、「していたかもしれないし、していなかったかもしれない」と返答。
曖昧な回答ではあるが、結婚していたかもしれないということを否定されなかっただけオルペトクラスタは歓喜である。