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概要編集

ハンジの原作における性別は公式で明らかになっていない為、NLBLが同時に存在する奇妙なカップリングとなっているものの、嘘予告でハンジがスカートを履いていたり、アニメの声優、映画版の俳優が共に女性だったりすることもあってか、NLとして描くファンがほとんどであり、世間からもほとんどの人がNLとして認識している。アニメと実写版におけるハンジは女性であることが判明している。

ちなみに声優が某進撃ラジオにて、ハンジのことを何度か「彼女」と呼ぶ事があった。

北米版アニメでは、ハンジの名前がゾーイ・ハンジ(Zoë-Hange)となり、姓名が逆になっている。欧米ではゾエ(ゾーイ)が一般的に女性のファーストネームであるからだろう。



実は進撃の巨人男女CPのpixiv内でイラスト・漫画・小説の総合で一番作品数が多くなっており、またpixiv内の男女CP作品数も2番目に多い



しかしながら、作品を投稿する際は念のため、ハンジの性別を女か男か性別不明のどれで書いているかを明記しておいたほうが無難である。

ちなみにアニメ9話以降、このカップリングがやたら増えた。理由は言うまでもなくあのシーンである。


原作者 諌山先生によると、リヴァイの好きなタイプは「女性が好きなんですかねえ…?小さい人って背の高い人を好きになるじゃないですか。もしかしたら背の高い人が好きかもしれません。」とのこと。これは2014年の別マガ感謝祭での諌山先生ご本人の発言で、その後2015年発売の月刊 進撃の巨人フィギュアコレクションvol.2の冊子でも、この発言が掲載された。



作中にて編集

5巻19話 まだ目を見れない編集

エレンの歯を折ってハンジに窘められたリヴァイがすぐさまエレンの機嫌を取りに行った。

ちなみにこのシーンはアニメ版だと「エレン、俺を恨んでいるか」のくだりでハンジが折れたエレンの歯を取り出した時にエレンに話しかけているのだがずっとハンジの顔を見ながら話している。

詳しくはこちらを参照。


13巻51話 リヴァイ班編集

「ハンジだ入r「失礼するよエルヴィン」

エルヴィン、リヴァイ、ピクシス達がいる部屋にハンジがノックをするのだが音だけでハンジだとリヴァイはわかっている。もう一度言う。ノックの音だけでだ。


13巻53話 狼煙編集

「ってリヴァイは言ってんだよね」「...あぁ 助かる......」

硬質化実験に失敗し、落ち込むエレンに対しリヴァイは声をかけるが口下手故にエレンはキョトンとしなにいってんだこいつ状態である。その後ハンジがすかさずフォローした。読者もエレンと同じなにいってんだこいつと思ったであろうシーンだが、ハンジが翻訳してから見ると意味がわk......やはりわからない.....。二人の長年の付き合いと仲の良さを表しているシーンであり、一部のファンからは兵長翻訳機分隊長と呼ばれるほど。


15巻62話 罪編集

「その血にタネか仕掛けがあるってのか?」

ヒストリアの母が中央憲兵に殺され、ロッド・レイスの家族がロッド・レイス以外惨殺されていること、ロッド・レイスが家族を失った直後にヒストリアに接触を図ったことに対し、リヴァイは疑問を抱き、ハンジに対し「血縁関係か...その血にタネか仕掛けがあるってのか?」と聞くがスルーされている。



18巻73話 はじまりの街編集

「...だが」「やるしかない」

シガンシナ区に巨人が一匹もおらず不審がるハンジに対し、背中合わせでリヴァイとハンジが「…だが、やるしかない」というセリフをわざわざ二人に分けて言っている。このシーンはアニメ版だとセリフが変わっており、リヴァイの発言になっている。



22巻89話 会議編集

「何してるの?」

「進撃の巨人」とクルーガーと記憶を重ね、ポーズを取るエレンに対しハンジは「何してるの?」問い詰める。それに対しリヴァイやアルミンは、エレンのポーズを厨二病特有のものだと解釈しフォローをする。無論、エレンは厨二病ではないが、ファン達からすれば、厨二病を理解出来ない母親が厨二真っ盛りの長男に真面目に問い詰め、見かねた父親と次男がフォローするも傷口に塩ねじ込む結果に終わるようにしか見えないシーンである。


22巻90話 壁の向こう側へ編集

初めての海に初めて見る生物と、研究者質の大はしゃぎなハンジに対しリヴァイは「おいハンジ、毒かもしれねえから触るんじゃねえ」と注意している。慎重で潔癖な彼らしいがハンジに対する心配もあっただろう。


26巻106話 義勇兵編集

ビビッてんじゃねぇよ ナメられるだろうが

イェレナの「航空」という発言に対し、「こう...くう?」とハンジは戸惑いそれに対しリヴァイは舌打ちをし、アイコンタクトで

(ビビッてんじゃねぇよ ナメられるだろうが)

(わかってるって!!)

と会話した。

そう、この二人、目だけで会話をしたのだ。

このシーンも二人の付き合いの長さを感じさせるシーンである。


アニメ第9話編集

「奇行種なら、ここに一匹いるがな」

言わずと知れた名シーン。ちなみにこのシーンミケ及び多数の調査兵団の団員が目にしている。

詳しくは9話リヴァハン事件を参照。


アニメ第38話編集

ハンジのシャツは原作ではボタンが右前(男性用)アニメでは左前(女性用)なのだが、エレン硬質化実験の際、ハンジが身につけているシャツは右前である。これは俗に言うあれじゃないのか..?いや、あれに違いない。誰のものとは決まってないが、後述したジャケットの件もあるのでリヴァイのものと思われる


アニメ第40話編集

サネスの拷問後、椅子や机を蹴り飛ばしたあとにやってくるのは原作だとエレンなのだが、アニメだとリヴァイに変更されている。原作だとハンジが「ゴキブリがいたんだ、自分の蹴りで粉々になった」とエレンに自分で説明しているが、アニメではサネスに言われたことに動揺して、「ゴキブリがいた」とハンジが言ったのに対し、リヴァイが「お前の蹴りで粉々になっただろうよ」とハンジの気持ちを汲んでくれている。


アニメ第42話編集

レイス卿の領地に向かう際、リヴァイは原作だと馬に乗っているのだがアニメだとずっとハンジの隣か正面を陣取っている。

「その血にタネか仕掛けがあるってのか?」というリヴァイの質問に対しても、原作だと無視しているがアニメだとハンジは「今はそれはわからないよ」と答えている。


一問一答編集

Q.ハンジさんが調査兵団で一番仲が良いのは誰ですか?

A.リヴァイと仲が良い、と本人は思っています。


Q.何でリヴァイはハンジのことを「クソメガネ」と呼ばなくなったのですか?

A.ハンジが団長になってからは、リヴァイもさすがに組織の長の立場を重んじているようです。


その他編集

諌山先生のサイン会にて、リヴァイが負傷している際に着ていた黒いジャケットはリヴァイのものではなく、その辺に置いてあったものを借りていたと明かされている。これだけでは誰から借りたか不明だが、14巻表紙にてハンジが黒いジャケットを着ているのでもしかするとハンジのものだった可能性がある。

また、エルヴィンではないかという噂もあるが、それに関しては原作者である諫山創が「サイズが合わないんじゃないか」と否定している。



115話・126話編集

以下は114話ネタバレを含みます編集
































114話にてジークの自爆により吹き飛ばされた瀕死のリヴァイを発見したハンジはとどめを刺そうとするイェーガー派の兵士に対し、死んでるよと言い切る。

無論ブラフである。直後、復活したジークを目の当たりにしたハンジは一瞬驚き、なにかを決心した表情となり、その後リヴァイを抱えたまま川に飛び込んだ。

ちなみにリヴァイは雷槍の爆発により負傷したのだが、雷槍はハンジが開発に関わったものである。

余談ではあるがリヴァイの顔の「傷」はネーム時は左目であったが、別マガ掲載時は「右目に傷」を負っている。(28巻 巻末ネームと115話参照)

ハンジは四年前に「左目を負傷」しており眼帯をしている。つまり二人とも隻眼なのだ。

前述したリヴァイの傷が逆になったのはハンジと並んだ際の対比だろうと考えられる。



夫婦が仲が良い例えに使われる「比翼の鳥」は一眼一翼で支え合って飛ぶ伝説の生き物で、雄が左目左翼、雌が右目右翼を持つと言われているため、リヴァイとハンジの目がそのような対になっている事で、原作者が2人を比翼の鳥として表現しているのではないかとの見方がある。


センシティブな作品


126話編集

瀕死のリヴァイを抱え川に飛び込んだ後ハンジは、追手から逃れるため涙を流しながら追手の部下たちを狙撃していた。

リヴァイの傷を縫い、現状自分たちではジークを止められない、時代が変われば蚊帳の外だと頭を悩ませ独り言ちるハンジ。いっそ2人でここで暮らそうか、ねぇ…リヴァイと弱音を吐く。ハンジは一人言のつもりで言っていたのだがリヴァイはそれを聞いており、起き上がった後に蚊帳の外でお前が大人しくできるハズがねぇ…と言い、それに対しハンジもああ、できないと即答している。そしてこの時リヴァイは一緒に暮らすということを否定していない。


尚、126話を読んだ時点では多くの読者はただ弱音を吐いてしまっただけだと思っていたが、127話の「逃げようとしていたんだよ…私は…全てを捨てて…全てを忘れて生きようって」という発言から本気だったということが判明した。


ちなみに、13巻52話でもリヴァイがハンジを励ますシーンがあり、励ますのは二回目である。



126話 リヴァハン妄想漫画



132話ネタバレ(閲覧注意)編集
























フロックによって飛行艇の一部が破損し、溶接をしなければならないところで壁巨人達が襲来。ハンジは食い止めるために自ら囮になると宣言し、部下の前では明るく振る舞って去ろうとするが、リヴァイと対峙すると囮になることに怖じ気づくハンジ。

(ちなみに、リヴァイは怪我で全く立てない状態だったのだが、この時はハンジを止めるために立っている。しかも、呼び止める際に久しく使っていなかった『クソメガネ』という呼称を使っている)


「分かるだろ、リヴァイ」「このまま行かせてくれ」


それを聞いたリヴァイは一旦目を閉じ、再び死んだ目で目を開けると「心臓を捧げよ」とハンジの背中を押し、ハンジは目を見開いて「君が言ったのを初めて聞いたよ」と笑って言いながら立体起動装置で壁巨人群に向かった。


雷槍を使い切った後も焼き焦げながらブレードで壁巨人群たちをなぎ倒し、業火に身を包まれ落ちていきながらハンジは息を引き取る。

リヴァイはその様子を見ずに飛行艇の奥で静かに「じゃあな、ハンジ。見ててくれ」と言った。


もしかして編集

「…相変わらず巨人とは片想いのままだな、クソメガネ」

このセリフ、普通ならば「相変わらず巨人に片思いのままだな、クソメガネ」と言うはずなのだが、あえて巨人とはという表現にしている辺り、もしかすると「俺とは両想い」という意図を込めているのではと考えているファンもいる。


また、本誌掲載時のリヴァイの台詞では巨人とは「片思い」となっていたが、単行本33巻では「片想い」と、より恋愛要素を感じさせる漢字に修正されていた。常用漢字としては「片思い」が正しいため、それを修正してまで「片想い」に変更した事に、前述したことも含め、この台詞に込めた作者の意図があるのでは?と言われている。





対比 (ネタバレ注意)編集


「進撃の巨人」原作ではそれぞれの関係性や想いを読者に伝える際、「対比」描写でより明確に強調する表現技法が度々用いられるが、リヴァイとハンジにおいても、この「対比」により2人の関係性を説明していると思われるシーンが原作の中で幾つか存在する。


有名な「対比」としては以下があげられる。


・126話のリヴァイとハンジの森で暮らすやり取りと138話のエレンとミカサの森で暮らすやり取り。126話、132話、138話においては、リヴァイ「じゃあな ハンジ」ミカサ「いってらっしゃい エレン」の横顔や、ハンジ「わかるだろリヴァイ」ミカサ「ごめんね この話はしない約束だったのに」の2組の立ち位置、ハンジ・ミカサ「できない」の言葉など似ている部分が多い。


※「進撃の巨人」は北欧神話がベースになっているのは有名な話だが、その神話の中でリーヴとリーヴスラシルという1組の男女がラグナロクの最中に森に隠れて難を逃れ、その後の生命の始まりとなる話がある。「リーヴ」には生命という意味があり、ハンジの名前ゾエもギリシャ語で「生命」の意味がある。


・115話「支え」において、ジークとクサヴァー、リヴァイとハンジの2組が描かれたが、114話「唯一の救い」でジークが雷槍の爆発によって死を覚悟する際に発した「クサヴァーさん見ててくれよ」と132話でリヴァイがハンジに最期に伝えた「じゃあな ハンジ 見ててくれ」…この対比により、リヴァイにとってのハンジは、ジークにとってのクサヴァーのような精神的支えであったという見方がある。



※ちなみにリヴァイの過去を描いた外伝「悔いなき選択」の漫画版でリヴァイとハンジの初対面のシーンで、ハンジはリヴァイに「やぁ見ていたよ」と話しかけている。


「進撃の巨人」において、原作の至るところにこの作品の世界の謎を紐解くヒントや伏線が隠されて描かれているように、リヴァイとハンジにおいても、2人の関係性は分かりやすい表現での描写というより、様々なシーンにいくつもヒントがちりばめられていて、例えば原作の初期からリヴァイがピンチに陥るとハンジが必ずやって来てリヴァイを助けるシーンが何度もあったり…原作を丁寧に読んでいく事で気付かされる部分が多々存在する。外伝や巨人中学、寸劇の巨人などの派生作品や、ひらかたパークのジェットコースター等イベントでの原画絵など、様々な視点から2人の関係性を見つけていくと面白い発見がある。




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