オーズン
おーずん
CV:MAINASU12
本作における敵組織である「オールドランド」を支配する国王で、イロスマ島の侵略活動を企てた張本人でもある人物。
マスターオールドにマスターバートの力を吸収させてイロスマ島を初めから作り直す「王の作戦」を実行する為オールドランドで暗躍していた。
三つに分かれた逆立った髪型と、右目に骨、左目の下に三つの逆三角形のような刺青が特徴で、二本の髭を生やした王様の人形。
錫杖のような杖を所持している。
一人称は「我」。
常に貫禄と威厳のある王として振る舞っており、自身の決めた事は必ずやり通す謹厳実直な人物。
何度も修羅場をくぐった過去から知識や経験がかなり豊富で、度々語られる人生観や心情には敵であるイロスマメンバーさえも感心させる凄みがある。
また、厳つい外見とは裏腹に部下を思いやる心が強い寛大な性格の持ち主である。
自身の意見に反対する幹部がいれば無理強いはせず本人の意見を尊重するなど、柔軟な部分も持ち合わせている。
中でも、ソバミなどの「押し入れの国」の頃からの仲間は、戦う必要が無い大臣の役職に就かせるなど、とても大切に思っている模様。
あのフィンターさえもオーズンの命令なら素直に聞くなど忠誠を誓われており、王としてのカリスマ性は抜群。
しかし、「負けは許さない」を信条にしており、一度でも失態を犯せば四天王ですら容赦なく制裁やパワハラを受けることになる。
また、基本的には仲間を手厚く保護するものの、仲間の命よりも自身の目的を優先することもあるようで、
最終章でイロスマメンバーがマスターオールドの乗る飛行船に近づいていることを知ると、四天王たちに「殺されてでも奴らをマスターオールドに近づけさせるな」と言い切っているなど歪んだ部分があり、そういうところは平然と部下を切り捨てるサールやフィンターと大して変わらない。
フィンターのいじめの元凶となったサールやその部下達はかなり嫌っており、王の作戦の足手まといになった事もありサールには非常に厳しい態度を取っている。
ただしオールドランドの国民への思いやりは強いが、無関係の人形は利用・虐殺・能力の実験体にするなど、どこまでも非情な態度を貫く。
その為かドラッグ達を捨て駒扱いするなど身内以外の者に対してはかなり酷薄であり、裏切り者のカンタローも容赦なく排除しようとしていた事も。
しかし、オールドランドの王の作戦の為に様々な兵器を開発していたリア博士の事はかなり信用していた。
また、「オールドランドは強くならなければならない」という信条から有能な部下による仲間殺しを認める事もある。
なおその信条における「仲間殺しを認めること」は彼自身も例外ではなく、王の座を奪うほどの力を持つ人形の手によって己の命を捨てる事には何の躊躇も無い。
新兵だったフィンターの実力を見出す、三頭竜を新たに獣似隊に加えるなど新しい戦力のスカウトにも余念がない。
マスターオールドを未完成のまま出撃させ、案の定半壊させてしまい慌てるなど少々抜けた一面も。案外機械オンチなのかもしれない...?(とか言ってたら最終章のシーン5でホントに使い方を分かってなかったことが判明した)
些か短絡的な一面も見られ、前述の功を焦ったせいでマスターオールドを半壊させた件もそうだが、イロスマメンバーを始末するために8人殺しを捨て駒として扱ったせいで、彼らの恨みを買い頭猪秀亥を殺害されるなど、目先の利益に囚われて作戦を失敗してしまう描写もちょくちょく見られる。
彼がイロスマ島の侵略を計画した理由は、昔は多くの仲間と助け合うという純粋な生き方をしていたのだが、外の世界の過酷なルールを知り、先住民を追放してでも自分達が生き延びなければならないという歪んだ目標を持つようになったのである。
四天王のメンバー。
バーマーとフィンターに対しての信頼関係は本物で、この二人からもオーズンにはちゃんと慇懃な態度で接している。
グリングからは敬語は使われず対等な口調で話し合っているが、オーズン自身も彼の事を信用している。
だが、王の作戦の足手まといとなったサールとの信頼関係は皆無で、オーズンも彼の事は内心嫌っている。
元部下。
オーズンの部下だった頃は、王の作戦に反対していたカンタローに自分の意見を尊重するなど、それなりに信頼していた。
だが、カンタローがオールドランドを裏切った際はイロスマメンバーもろとも殺そうと冷酷な態度を取っている。
獣似隊のメンバー。
頭猪秀亥は唯一オーズン直属の部下であり、忠誠心もかなり高い。
ヒツジィは元オーズンの側近だったが、今では獣似隊に入っている。
(恐らくフィンターにパワハラして虐めていた事が原因で降格させられたのだろう)
- ソバミ
- ゴレ
元「押し入れの国」の住民。
オーズンの推薦で大臣の役職に就かせてもらうなど、大切に扱われている。
協力者
オーズンが彼女に大金をはたいて雇ったらしく、王の作戦の実行の為に協力してもらっており、彼女の事は非常に信用している。
リア博士がオールドランドの去る際に部下達に別れの挨拶を言って送り出させるなど彼女への扱いは良好である。
- ドラッグ&ヘロイン
イロスマメンバー抹殺の為の刺客として送り込んだらしいが、工場爆破の巻き添えにしようとするなどあまり信用していなかったようだ。
未だに戦闘シーンは見られないが、フィンターの自殺から救出する際に鎖を伸ばす所があった。
王様だが外見とは裏腹に身体能力も高く、サールの制裁では強力な蹴りを入れていた。
パワーアップ後のオーズン
イロスマメンバーとの戦闘前に四天王に装着させていた「メモリーレンズ」を回収し、それを全て装着した事でパワーアップしたオーズン。
相違点は額にマスターメイドの目玉、目元に四天王の四色のイメージカラーの逆三角形があしらわれているのが特徴である。
四天王の属性技と彼らが今までの闘いによって得られた経験値を手に入れた為かなり強くなったらしいが、メモリーレンズの副作用も受け継がれており身体への負担もかなり激しくなっている。
Sm8章
本格的な登場はイロスマEX第8章シーン6から。
サールをオールドランドより先に回収するため先を急ぐイロスマメンバーの前に現れ、直々に戦線布告を申し込む。
和平交渉を申し出たバートの頼みを過去の経験談から却下。そのままオーズンの過去、オールドランドの成り立ちを語り始める。
話数にして6シーンにも及ぶ長い長い過去編が終わった後、オールドランド勢を煽るために登場したマスターバートを吸収するため、まだ未完成のマスターオールドを起動させる。
バーマーも半ば呆れる中、マスターバートへの攻撃を開始。
結果としてマスターバートの身代わりを倒しビームを吸収することには成功したものの、無理を重ねたことによりマスターオールドの体は半壊。
これ以上作戦の続行は出来ないと判断したオーズンは大慌てで撤退。その場をバーマー達に任せ、サールを回収してオールドランドに戻るのだった。
その後、オールドランドに戻った後はサールを叱責。四天王という立場でありながら負けてしまったサールに制裁を行い、「次はない」との旨を突き付け王としての職務に戻った。
sm10章
初登場時からあまり出番が無く、殆どオールドランドで暗躍して四天王に指示を出していただけだったが、フィンターの回想シーンで再登場。
遅くまで残って自主練していたフィンターを見届けたり、サールの部下からのいじめによって自殺しようとしていたフィンターを救出し、彼を強くさせる為コンタクトレンズを渡してパワーアップさせたりなど、フィンターのサポートをしていた。
最終章
初登場からほぼ出番が無かったものの、人間によるオールドランドの開発が間近に迫った最終章でついに行動開始。
作戦開始前に帰り支度を始めたリア博士を四天王一同で見送り、
四天王を始めオールドランドの全国民と共に「王の作戦」を遂行するためイロスマ島へ向かった。
フィンターのおかげで稼働を開始した工場でマスターオールドの充電を開始したが、その工場がイロスマメンバーの襲撃を受ける。
バーマーにドラッグとヘロインを差し向けさせ充電までの時間稼ぎを行う。
そして予定よりも早く充電が終わったため、用済みとなった工場を残ったバートたちや8人殺し諸共爆破しろと命令。
自身と四天王、マスターオールドは飛行船でマスターバートの本部へ出発した。この辺の下りは彼のかなり機械オンチな一面が見れて必見(?)
しかし契約破棄を受けイロスマメンバーを殺す必要がないと判断したドラッグにより間一発でイロスマメンバーが救出されてしまい、そのまま飛行船がイロスマメンバーの追跡を受けることになる。
次のイロスマメンバーの足止めに志願した頭猪秀亥を二つ返事で差し向けさせるも、殿を務めたカズキたちによりまたしても大部分のイロスマメンバーを取り逃がしてしまった。
次の刺客としてフィンターが送り込んだアイスドールもマスターバートの切り札である空想世界のキャラたちにより足止めされ、イロスマメンバーを食い止めることは出来ずにいた。ついでにここら辺の会話でサールをめっちゃ理不尽に叱責した
マスターバートの本部へと近づき、マスターバートを吸収するのに必要なのは自身とマスターオールドだけで充分と考えた彼は
「この戦争、何が何でも勝たなければならないオールドランドに敗北は許されない!殺されてでも、奴らをマスターオールドに近づけさせるな!行け!お前ら!!」
と、ついに四天王を直接イロスマメンバーの始末に向かわせた。
マスターバートの所にマスターオールド共に対峙する
オールドランドのイロスマ島侵略計画「王の作戦」とは、マスターオールド(リア博士に作らせた兵器)にマスターバートの力を吸収・乗っ取り、イロスマ島を新しく作り直すという計画である。
名前の由来はオールド(古い)とシーズン(季節)から。
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