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概要編集

オールドランド獣似隊のメンバーの1人で、獣似隊を束ねる大将。

獣似隊の創設者でもあり、オールドランドの重鎮とも呼べる存在。

仲間からは通称『頭猪大将』と呼ばれている。

カズキなど一般的なイロスマメンバーの倍ほどの体躯で、迷彩柄の軍服を身にまとった、鋭いツノと左目にある大きなキズが特徴の猪の人形。

過去にいた獣似隊のメンバーの大柄な体格とツノが生えた牛や褐色の肌と緑主体の服を着た馬と(どちらも武器を所持している)などの共通点がある。

他の獣似隊と違い、特定の四天王の部下には就いておらず、オーズン直属で独自でオールドランドの任務に配属していたらしい。

そのためかグリングなどの幹部からの知名度も低かったらしく、組織内では「日陰者」として扱われていた模様。

大きな薙刀を武器にしている。


人物編集

一人称は「吾輩」

癖が強くコミカルなキャラが多い他の獣似隊とは違い、重鎮らしく冷静沈着かつ真面目な人物であり、相手から豚と馬鹿にされても動揺や激昂する事なく落ち着いて対処している。

オーズンに対しての忠誠心は非常に強く、自身の命を懸けてでもイロスマメンバーを足止めしに向かうなど非常に勇敢かつ気骨な性格。

上司であるオーズンと同じく部下思いでもあり、今までイロスマメンバーに倒された獣似隊の弔い合戦として敵討ちを考えたり、ブルードッグと違って理性を持たないレイドラやトネパースも獣似隊の一員として認めていた。

獣似隊の大将だけあって自分の力に絶対の自信を持っており、四天王クラスの実力を持つと豪語するほど。

身内への情は厚いものの、カズキたちを「雑魚ども」呼ばわりするなど、他のオールドランド勢同様にイロスマメンバーを見下している傲慢な一面がある。

8人殺しを「アサシン」と呼んでいるが、彼らをただの雇われ傭兵としか見做しておらず、たとえクビにされようが構わないと言い切るなど極度の現実主義者でもある。

その一方でカズキが不利な状況になっても負けずに立ち向かう様子を見て、「その熱い情熱、敵だが嫌いではない」と評価するなど義理堅い面を持つ。

戦闘センスも極めて高く、カズキが斬馬刀を使いこなせていない事を見抜いたり、着地後の隙を見て攻撃を仕掛けるなど今までの獣似隊に比べると油断出来ない人物である。

基本的には理性的だが、かずみのおなら攻撃を喰らって露骨に嫌がる姿を見せたり、戦闘に関する自論をイロスマ作者の配信を例に交えて解説したりと意外とお茶目なところもある。

普段は武人然とした硬派な口調をしているものの、焦ったり怒ると口調がみだれチンピラ染みた喋り方になる。

しかし、グリングやフィンターなどのオールドランドの幹部とは任務で面識が無かったためか、「獣似隊のような雑兵に属している時点で大したことない」など思いっきり見下されている。(グリングからは「こんなの」呼ばわりされた)


戦闘能力編集

獣似隊の中でも屈指の実力者であり、フィンター直属であるレイドラやトネパースほどでは無いが、少人数だったとはいえカズキ達を追い詰めるなど今まで闘ってきた獣似隊のメンバーとは比べ物にならない強さを持っている。

ドラッグの大鎌を破壊したカズキの斬馬刀を押し退けるほどの怪力に加え実際はカズキが斬馬刀を使い慣れていなかっただけだが、マリオとカービィの攻撃を喰らってもノーダメージという頑丈さ、巨体とは裏腹に俊敏な機動力を併せ持つ、純粋なパワー・タフネス・スピード共に優れたかなりの強敵。

真っ向からの身体スペックの比べ合いになったが最後、イロスマメンバーに勝ち目はない。

一応薙刀を武器として扱っているが、戦闘ではあくまでカズキとの一騎打ちにしか使用しておらず、攻撃の際は突進や地震、頭突きなどの肉弾戦を使用している。

それに加えて彼は『着地狩り』という戦法を得意としており、勝負は相手の着地後を狙えばどんな手強い敵でも勝てると豪語している。

だが、自分の強さに過信し過ぎる傾向があるのか、やたら相手を傲慢に見下すなどあまり危険視していなかったため、カズキ達相手には圧勝できたものの8人殺し相手にはヘロインの設置した時限爆弾で吹き飛ばされドラッグに着地狩りを作る隙を与えられてしまい…

使用技編集

  • 突進突き

突進しながら偃月刀で攻撃。

初登場時に使用したが、ケロ次郎の剣で防がれた。

  • 馬鹿力

偃月刀で相手の攻撃を受け止めた後、持ち前の怪力でふっ飛ばす。

パワーファイターであるカズキの斬馬刀をも押しのける威力を見せた。

  • 頭突き

近距離にいる相手に強力な頭突きを繰り出す。

マリオとカービィの攻撃を受け止め、そのままカウンターとして使用した。

  • 地震攻撃

その場で大ジャンプして地震を起こす。

次の攻撃の段階に移るまでの準備として使用する。

ただし、ジャンプすると避けられてしまうのが難点だが…

どう見てもグリングの使用していたグラウンドクラッシュと類似している

  • すてみタックル

頭猪の十八番。(猪の獣似隊だけあってか)

地震攻撃を受けて硬直した相手に勢い良く突撃する。

命中すると爆発するほどの高威力を誇る。

必ず地震攻撃の後のコンボとして使用し、万が一ジャンプして避けられたとしても、着地後を狙う事により回避を不可能にさせる。

元ネタはポケモンに登場する同名の技。

  • 一太刀斬り

薙刀で強力な斬撃を浴びせる。

  • スクリューヘッド

頭猪の必殺技。

その場で回転しながら飛び上がり、錐揉み回転しながら相手めがけて頭突きを繰り出す。

装備編集

頭猪が使用している大薙刀。

武器を使うよりは肉弾戦を主流とする戦闘スタイルの都合上、これ自体が大きな活躍を見せたわけではないが、カズキの斬馬刀の一撃を余裕で受け止める耐久性がある上に

ドラッグに奪われた際は、太い頭猪の首も一撃で切断する凄まじい斬れ味を見せたりとやはり獣似隊の大将にふさわしい武器であるといえる。

頭猪の死後はそのままドラッグの武器として持ち帰られた。


劇中での活躍編集

初登場はイロスマEX最終章のシーン6。

オーズンの命令を受け、イロスマメンバーの足止めをするために出陣。

飛行船を追いかけるイロスマメンバーに先回りし、先頭にいたバートに先制攻撃を仕掛けたが、

その攻撃はケロ次郎の機転によって防がれる。

獣似隊のメンバーを全員殺され、怒りを燃やす頭猪秀亥は背中を見せたバート達に追撃を仕掛けるものの、ウマナガの斬馬刀を使ったカズキに攻撃を防がれ、バート達を取り逃してしまう。

バート達にイロスマ島の未来を託し、足止めを引き受けたカズキ・かずみ・アラン・カービィ・マリオの5名を「残った雑魚ども」「捨て駒」と嘲り、逃げたイロスマメンバーも含め全員を始末すると宣言した。


「フッ!残った雑魚どもで時間稼ぎというヤツか!つまりお前らは『捨て駒』ってことになるな!お前らは吾輩を舐めすぎだ!『獣似隊の大将』ということは、オールドランドの四天王クラスの実力を持つということだ!!お前ら捨て駒なんぞ一瞬で片付く!!逃げたアイツらもすぐ始末する!!!」


トゥーンカズキ「フッ!お前は自分の命の心配だけしてろ!!


それから視点がアイスドール戦と飛行船を追うイロスマメンバーに移ったので長らく頭猪の出番が無かったが、シーン14にてようやく戦闘を開始するらしい。 (これまでイロスマメンバーと頭猪は何をしてたんですか?)


「そろそろ決着をつけても良い時間だなぁ。」


最初に斬馬刀を装備したカズキの突進を喰らうもこれを難なく受け止めカウンターを喰らわせる。

その直後にマリオとカービィの攻撃を受けたが、「そんな攻撃、痒くもないわ!」と一蹴。

地震攻撃でカズキたちを怯ませ、『すてみタックル』でまず手始めにマリオを血祭りに上げた。

敵との圧倒的実力差にも構わず気骨に振る舞うカズキを称賛しながらも頭猪は「全力で叩き潰してくれる!」と宣言。

再び斬馬刀を装備したカズキと激突を見せるが、頭猪はカズキが刀を使い始めてそれほど時間が経っていないことを即座に見抜き、カズキが斬馬刀を思わず手放してしまうほどの重たい一撃で叩き伏せた。

カズキとの一騎討ちをしている隙を突かれ、かずみの特大のおなら攻撃を喰らって大きく怯み、アランの攻撃を受けるも大したダメージにはならず再び地震攻撃を開始。

しかし一度食らってジャンプすれば避けられる攻撃の性質を見切ったカズキたちにより地震攻撃は躱される。

が、頭猪は自身の攻撃の性質もよく理解しており、ジャンプして着地するまでの無防備な瞬間を狙いすてみタックルで迎撃。

大きく怯んだカズキたちに必殺技のスクリューヘッドを喰らわせ、かずみとアランを撃破した。

もう立ち上がることも出来ないほど弱ってしまったカズキとカービィを見た頭猪は「こんなカスどもに吾輩の獣似隊は全滅したのか...」と失望し、残りのイロスマメンバーを殲滅するためカズキにとどめの一撃を与えようとしたが、そこに寸前でオールドランドに裏切られた報復をするべくドラッグとヘロインが電撃参戦。頭猪はとどめの一撃を失敗してしまった。

依頼人に裏切られたことに怒りを見せるドラッグに頭猪は


「だが元々お前らが悪いんだぞ。アサシンなんて所詮雇われ傭兵。つまり『非正規雇用社員』、『フリーター』というわけだ。雇われ主にいつクビを切られてもおかしくない存在なのだ。とどのつまり自己責任としか言いようがない!それが嫌なら、お前らも吾輩のように正式に組織のメンバーになるべきだったな。」


とカンペキに開き直り、裏切りを正当化した。

しかし、ドラッグは「お前みたいにやりたくねぇこともやらされる歯車みてぇな人生はお断りだがな」と、この理論を一蹴。

それを聞いて頭猪は8人殺しの二人をさっき自分が裏切りをさんざん正当化したことを棚に上げて自分を正当化するために醜い言い訳をしていると罵倒する。

そして、オールドランドに報復するため頭猪を殺す意思を見せたドラッグとヘロインを「社会のゴミども」と嘲り、イロスマメンバー諸共始末すると宣言した。

そうして始まった8人殺しとのバトルで、頭猪は事前にカズキたちにやったことと同じように地震攻撃をジャンプで避けた隙を突いてすてみタックルでドラッグとヘロインに強烈な一撃を喰らわせた。

頭猪は「どんなに強いやつだろうが着地には必ず隙が出来る」「勝負というのは着地を狩るか狩られるか、ただそれだけ」という自論を展開し、一流の殺し屋も大したことはないと散々二人を馬鹿にした。

だが、常に敵をバカにして舐め腐っていたのが仇になったのかヘロインが工場から持ち出していた爆弾の存在を見落としており、こっそり足元に置かれていた爆弾の爆発により頭猪の巨体が空高く打ち上げられてしまう。

空中に浮かび上がり無防備な隙を突かれヘロインの拳銃の乱射で大ダメージを負い、最期は先ほどまで豪語していた「勝負は着地の隙を突けば勝てる」という理論をそっくりそのまま返され頭から地面に落ちる寸前に頭猪の使っていた遍月刀を利用したドラッグの一撃によりクビを切られ、首と胴体が絶たれた無残な死体になってしまった。この瞬間、約10年間にわたる獣似隊の戦いに終止を得た。


「や、やばい...! う、嘘だ...!あんな、一瞬で...! や、やめろぉ!」


そして、頭猪が殺されたその後、ドラッグとヘロインは彼の刀を持ち出して今度こそイロスマ島から抜け出し、残されたカズキとカービィは同人誌キャラとアイスドールが戦う戦場へ向かうことになる...!

補足・余談編集

  • 由来

名前の由来は東條英機。元々はチョートツモーシンという名前だったのだが当時アニメで人気が爆発した某漫画の登場人物が連呼していた四字熟語だったため人気に便乗するどころかパクリみたいになってしまったという事で変更された。モチーフは

  • 獣似隊

頭猪秀亥はイロスマEX最終章にてついに登場した最後の獣似隊のメンバー。レッドマウスが初登場した『イロスマX ステージ戦場ε(イプシロン)』から数えて、獣似隊は実に10年がかりでそろい踏みをしたこととなる。

  • 隊長

存在自体はイロスマEX9章シーン5から言及されていた。

大将ということもあってかオールドランドの工場を建築する仕事は免除してもらっていたらしい。(この頃はまだ設定が固まっていなかったのか大将ではなく隊長という扱いになっている)

  • PV

最終章が公開される前に投稿されたPVに後ろ姿のみが一瞬だけ登場している。

イロスマ同人誌編のPVでも斬馬刀を装備したカズキと一騎打ちするド迫力のシーンが公開された(公開されたPVに同人誌キャラとともにアイスドール戦に臨むカズキのシーンが公開されているので彼らの勝敗がどうなったのか薄々察している人もいた。まさかの公式ネタバレである)。

  • 集大成?

人物の欄でもちらほらと触れられているが、どことなく過去に登場した獣似隊を彷彿とさせる要素が多い。公式から言及されているわけでなくあくまで憶測・こじつけの域を出ないが、過去にイロスマメンバーに倒されてきた獣似隊のリベンジというのもキャラモチーフの一つになっているのかもしれない。


関連タグ編集

イロスマ オールドランド 獣似隊

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