概要
外見はスーツを着た薄い紫色の肌の目つきの悪いウサギの人形。
「自称」獣似隊のリーダーと名乗っているが、本当は獣似隊の中でも下っ端・雑用係扱いを受けていたらしく、実力もイロスマ図鑑曰く「多分そこらの雑魚敵より弱い」らしい。
人物
一人称は「俺」
基本的にオールドランドで雑用として働いていた事を面倒臭がるなど不真面目なひねくれ者であり、言い訳をしてはグリングから怒られる事もしばしば。
表向きでは、グリングに頭が上がらず、口調も慇懃で、バート達を始末するよう急かすなど彼に対しての忠誠心は高く見える。しかし、その本性は目的の為ならば味方をも裏切るなど利己的な卑劣漢(ようするにクズ)で、シャドーと手を組んでイロスマ島を乗っ取ろうとする野心家。自分が有利な時は尊大な態度を取るが、それはあくまでシャドーを利用している為であり、不利になった際は命乞いを行うなど内心かなり小物臭い。イロスマ図鑑曰く、本人は自分のことを賢く、口上手だと思っているが実際はただ周りがめんどくさくなって適当に話をつけているだけなのだとか。
戦闘能力
獣似隊のリーダーと自称しているだけあって強さは本物…かと思いきや、戦闘能力は皆無でありカードを使って雑魚敵に闘いを丸投げする事しかできない。そのうえウサギの人形なのに逃げ足もかなり遅いので、イロスマメンバー最弱候補であるリンやプラズマ相手にも負けるかも知れないという軟弱さである。
あくまでも獣似隊に昇格できたのは強さではなく狡猾さを認められたかららしい。所謂ONEPIECEのMr.3みたいな感じで。
使用技
キャラクターカード
「召喚!!」と言いながらウサギシの顔が描かれたカードを投げ、そこから雑魚敵を出現させる。
- 命乞い
追い詰められた際に使った最後の手段。イロスマメンバーにこれまで言った事をでまかせと言い訳するも案の定聞く耳を持ってくれなかった。
劇中での活躍
暗闇事件の謎を追うバートと初対面した際は先住民であるバートらを警戒するが、グリングに強引に手伝わされることになってしまう。しかし山火事を起こした和樹たちに激怒したグリングをうまく先住民が敵だと思わせる方向に誘導した。だが当のグリングが会議に向かうことになってしまい、話を聞いていたバーマーとグリングから先住民を倒すよう命令されてしまう。仕方なく「自分は獣似隊のリーダーだ」と大口を叩いた後イロスマメンバーに戦いを挑むが、雑魚敵を召喚する攻撃しかしてこなかった。実は暗闇事件を引き起こした張本人。雑用に嫌気が差していたところをシャドーと出会いある科学者から光吸収装置をもらい、シャドーを強化させて他の仲間たちよりも先にイロスマ島を手に入れる作戦を企てた。しかしバートが光吸収装置を破壊しシャドーが消滅したことで形勢は逆転、戦闘力が低いということもバレてしまい逃走を図るも、逃げ足もてんでだめであった。最期は完全に怖気ついて命乞いを行うも、あまりに低レベルの嘘に激怒したイロスマメンバー達に袋叩きにされた挙句トゥーンカズキに殴り飛ばされどこかへと飛んでいった。その後は消息不明。
え、あ、あっ。
シャドーの力に頼りきり、そしてそのシャドーを失い戦力を失った彼の行動はまさに虎の威を借る狐そのものであった(ウサギなのに……)。
余談であるが彼に光吸収装置を渡した科学者はDr.ガイに酷似している。
他同人誌での活躍
ワイスマ
ワイスマでは何故かラメンボー一味の頭脳担当で、元オールドランド獣似隊の一人。武器は左腕に装備しているメカハンドやハイテク武器。イロスマのsm第5章でトゥーンカズキによって吹っ飛ばされた先でいろいろあって激ヤセ、頭脳習得、JKとの出会いなどといったことがあり、現在のようになった。ひねくれ度や不真面目さが減退した代わりにやや胡散臭くなっており、一人称も「僕ちゃん」または「私」になっている。元ネタはドロンボー一味のボヤッキー。
補足・余談
- 名前の由来はウサギ(兎)+詐欺師。モチーフは卯。
- 作中で、ウサギシが自分は獣似隊のリーダーだと嘘を吐いた後に「獣似隊のリーダーということは、四天王よりも強いという可能性もあるってことだ!!」と発言しているが、後に登場した獣似隊の大将である頭猪秀亥も「獣似隊の大将ということは、オールドランドの四天王クラスの実力を持つということだ!!」と発言していたりする。もしかしたら意識したのかも?
関連タグ
- ウサケシ:同シリーズに登場したウサギのキャラクターだがその本性はウサギシが可愛く思える程の人外のクズである。