「アタシに出会った不幸を呪ってねん♪」
概要
CV:置鮎龍太郎
『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』のキャラクター。
10年戦争の被災者を保護する街、マーカス・タウンの長を務める猫の獣人。街を背に乗せる戦争時の猫型戦車「ジャイアント・マーカス」の艦長兼管理人でもある。
オネエ口調で同性愛者の気もあるが、その一方でオルケストル・アーミーのリーダーであるエイゼル・グラナータとの面識があるなど謎も多い。
本人はこれについて、戦争当時はいわゆる「死の商人」であったと語っている。
終盤で判明したその正体はオルケストル・アーミーの元サブリーダー。つまりはエイゼルの副官である。
一度は戦いからも身を引いたが、アインストの真実に迫るハーケン・ブロウニングたちの覚悟を確かめるべく立ちはだかる。
経歴
以前はフォルミッドヘイムの軍人であり、オルケストル・アーミーの参謀としてエイゼルの補佐を行っていた。
しかし、当時の王であるシュタール・ディープがアインストの世界に侵攻し、帰還した彼がアインストのコピーだったことに気付かず、その命令のままにエルフェテイルと開戦。
戦争終盤に来てエイゼルがこの事態に勘付き、コピーのシュタールを抹殺したことで戦争は終わったが、この事実を受けたカッツェはエルフェテイル側の裏切り者であるハーム・ダームの態度の変わり方から、「ハームもシュタール同様、姿だけが同じ別のものではないか?」と直感。ミラビリス城に赴き、案の定コピーだったハームを抹殺した。
その後、シュタールの変化に気付けず、結果この事態を招く一因になってしまったことを悔い、被災者の保護活動を開始(エルフェテイルの妖精族たちもここに居住している)。ジャイアント・マーカスの背に街を設け、そこの町長に収まっていた。
しかし、再燃し始めたアインストの脅威を前にエイゼルからの接触を受ける。この時は断ったものの、ハーケン一行が過去の事実に近づきつつあることを知り、彼らにそれを御するだけの力があるのかを確かめるべくフォルミッドヘイムに帰還、単身で戦い敗北した。
世界統合後も変わらず旧デューネポリスで活動していたが、覇龍の塔を脱走したアルクオンに襲撃されジャイアント・マーカスが機能を停止。
復旧作業を待つ間、訪れたアレディとネージュとの出会いを機に再び起こりつつある戦いに対処するべく、一行に加勢する形で参戦する。
紆余曲折を経て一行に加わったキュオンやヘンネからは、既に退役済みであるにもかかわらず「副長」と呼ばれ親しまれており、実質的にオルケストル・アーミーの一員として扱われている(同窓会的なノリと思われる)。
戦闘においてはポケットに両手を突っ込んだまま、変幻自在の足技で戦う。
また、本気になるとオネエ口調が消え、凄味のある男口調になる(一人称はそのまま)。
ボスキャラとして
無印ではボスキャラとして立ちはだかるが、着目すべきは2戦目。
なんとラスボスのヴァールシャイン・リヒカイトよりも高いHPを持ち、強烈な単体攻撃と気絶効果を持つ対複数攻撃でガンガン攻めてくる。
おまけにHPが減ると「魂」「閃き」で攻守ともに固めて来るため、回復が追い付かないと押し切られる危険すらある。
使用技
- ヘアー・ハンティング
蹴り上げ。一発しかヒットしないが、その分威力が高い。
- スクラップ・キック
ジャンプから連続キックをかまし、その後蹴り飛ばす。
- ラウンド・エイティ
「世界一周旅行よ~!」
必殺技。二段蹴りで浮かせた相手に超高速の回転キックを叩き込む。「EXCEED」でコピーが使用するものは蹴られた相手が画面の反対側から戻ってくる。
ベルヌの冒険小説「八十日間世界一周」が元ネタ。
- マウス・イーター
「小ネズミちゃ~ん、ご用心」
対複数攻撃。ラウンド・エイティを広範囲に叩き込む。
余談
オルケストル・アーミーのネームドキャラは「ブレーメンの音楽隊」をモチーフとしており、カッツェは猫である(エイゼルはロバ、ヘンネはニワトリ、キュオンは犬)。
またそれに加えて「長靴を履いた猫」がモチーフとして組み込まれている。