概要
CV:石田彰
ボサボサの短髪に無精髭を生やし丸眼鏡をかけている男性。衣装はフード付きの軍用コートにゴーグルを着用。写真機と爆破装置、自作の地図が収納されたショルダーバッグを所持している。また喫煙者であり、時折タバコを吹かしている。
一人称は「僕」。穏やかな性格の青年で、地図の作成に生き甲斐を感じており、各地を渡りながら地図を作成していた。元々は移動手段としてバイクを使っていたが、途中で壊れたため乗り捨てたとのこと。
高層ビルが立ち並ぶ下層の都市跡地において、街を隔てるように走った亀裂を渡るために廃ビルの一棟を爆破で倒し、対岸へ渡る橋代わりにしようとしたタイミングで二人と出会う。上層へ向かう彼女たちと行き先が合致したため同乗を申し込み、地図を使って燃料の補給地や昇降機の場所へのナビゲーションを行った。
移動の間、二人に地図に対する熱い思い入れを語っていたが、昇降機の稼働中に機械の不具合により台座が傾き、大事にしていた地図すべてを下層に落としてしまう。意気消沈し「僕も一緒に落ちるよ」と弱音を漏らすも二人には却下され、なんとか機械を修理した後、三人で上層へ到達する。未だ上の空だったところをユーリから励ましの言葉を受け、三人で街灯の輝きを眺めながら心を新たに旅をすることにする。
食料(レーション)を分けてもらったお礼としてチトたちに自分の写真機を贈り、二人と別れ見知らぬ土地へ進んでいった。
後にチトたちが戦略原潜内のコンピュータで写真機のデータを開いた際、前の持ち主であるカナザワの撮影記録の中に、同じ年頃の女性と連れ添うカナザワの姿が写されていた。
スピンオフ短編『少女週末授業』では、3時限目の教師として背広姿で登場。
本編と同じく地図について熱弁しその重要性について語るものの、生徒役のユーリからは「地図は腹を満たしてくれない」「チーズ(レーション)は腹を満たしてくれる」と返されてしまった。