通称「かにぱん」について
形式名と電源供給のためにパンタグラフを装備していた事からついたあだ名。
ディーゼル発電機2基による電源供給の他に電化区間の電源有効利用のためにパンタグラフと電動発電機を搭載しており、電源装置の切り替え・パンタグラフの昇降は係員の操作の他に機関車からの遠隔操作(遠隔制御装置を搭載している機関車のみ)でも行えるようになっていた。
しかし、その装備故に車両重量だけで約60t、ディーゼル発電機用燃料と荷物を積載すると約64tと非常に重く、軸重も約15t~16tと非常に大きいため主要幹線以外では速度制限を受け、高速化の妨げとなってしまった。パンタグラフと電動発電機による電源装置は直流電化区間しか対応しておらず重い割に使い勝手がよくないことと、その重さにより荷物の積載量に制限がかかるため後に撤去された。
※・・・国鉄の中型ディーゼル機関車(DE10など)やJR貨物のHD300形ハイブリッド機関車と同クラスの重量。軸重にいたっては牽引機として使われたEF58より大きく、同じく牽引にあたったEF60やEF65の軸重と同クラス。