概要
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが作り上げた第二魔法応用謹製による一級品の魔術礼装。きちんと使いこなせば知識やプロセスが理解できてなくても、感覚だけで一時的に擬似的な魔法使いになれる、というすンごい礼装。
手にしたマスターに魔力を無制限に供給でき、多元転身(プリズムトランス)によって、並行世界のマスターのスキルをダウンロードさせることができる。変身時のマスターにはAランクの魔術障壁、物理保護、治療促進、身体能力強化などが常時かけられている。
ただ、マスターの手元から30秒間、もしくは50m以上離れると変身は解除されてしまう。また、あくまでも礼装(道具)であるため単体での攻撃能力は備わっておらず、マスターが振るわない限り魔力砲の一発も撃てない。
また「無制限に魔力を供給できて」「疑似的な魔法使いになれる」と言っても、肝心のマスターのスペックが貧弱であったら、それなりの運用しかできない。ある意味でマスターの能力や資質の次第によって有用性が上下左右に乱高下されてしまう非常にピーキーな礼装とも言える。
ちなみにマスター契約には、制御を担当している人工精霊による一時的な認証による一過性のゲスト認証契約と、契約者のDNAや名前(真名)などのモロモロを用いてステッキにその情報をマスター登録し、継続的な契約を行う永続的な本契約がある。なお人工精霊の意思に反する契約はできず、契約解除にも人工精霊の承認が必要になる。
「ルビーちゃんは暴力には屈しません!」
なお『プリズマ☆イリヤ』では2本2人一対、つまり二人のマスターがそれぞれのステッキを持ち、共に力を合わせる事によって始めて正しく運用できる礼装とされており「マジカルルビー」と「マジカルサファイア」の2本が存在する。(ただし、これは原作世界では没候補な裏設定に留められており、基本的にはあくまでもプリヤおよび、それが波及される事が明言される作品のみの設定)
一応1人で一対を使うムチャな運用は出来ない事は無いが、代償はデカいためオススメはできない。
これを持って変身した魔法少女は、カレイドライナーと呼称される。
宝石剣ゼルレッチの片手間に作ったらしいが、使用におけるいろんなリスクとか実害とか考えたら(まぁ宿っている人工精霊が巻き起こすストレスフルな環境に耐える事が出来れば、の話だが)明らかにこちらの方が使い勝手がよろしい、とは一部ファンの弁。別の意味で宝石剣よりも気合いが入っているとか、実はコッチ(カレイドステッキ)が本命だったんじゃねぇのか、とかツッコミと疑惑(じじぃ実は魔法少女が大好き説など)が入ることも多々。