ツヴァイフォーム
つゔぁいふぉーむ
「ミユ…わたしね、怒ってるんだよ。
『わたしごと壊して』?『関係ないあなたを巻き込んでしまってごめんなさい』?
そんなの──友達に言うセリフじゃないっての !!!」
「絶対引きずり出して引っぱたいてやる !!」
マンガ『プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』及びアニメ『プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』の最終決戦でイリヤが変身した、いわゆる「最強フォーム」。
マジカルルビーとマジカルサファイアの力が合わさったもので、衣装も美遊とイリヤ自身の2つの魔法少女衣装をごちゃ混ぜにしたような姿である。
2つのステッキにより更なる力を発揮しており、黒い巨人へと変貌した子ギルと互角に渡り合う程の力を見せる。
具体的には変身直後の斬撃で神造兵装を真っ二つに叩き割り、防御壁をひし形に展開することで宝具の掃射を防ぎ、更には溜めた魔力砲によって神々の盾を貫き、威力が筋力値参照のため大幅に弱体化しているとはいえ天地乖離す開闢の星に打ち勝った。
ただし、この力は通常の魔術回路だけでなく筋系・血管系・リンパ系・神経系までも擬似魔術回路として利用する事によって引き出しているため、攻撃する毎にそれらの神経を大きく傷付ける諸刃の剣である。
実際、イリヤは戦闘が進む毎に血だらけになっており、そんな我が身を顧みずボロボロになりながらも闘う姿は、父や義兄を想起させる。
この形態はイリヤの体への負担が強すぎるため、ルビーは1度きりの力と言っており、『ドライ!!』では新たな戦闘方法へと切り替えている。
コラボイベントで参戦した『Fate/GrandOrder』では、第3霊基再臨及び宝具演出で変身する。
この形態で放った最大の魔力砲「多元重奏飽和砲撃(クヴィンテットフォイア)」が宝具として抜擢。上記のデメリットも使用後のパラメータダウンとして再現されているが、倍率は低めとなっている。
余談だが、FGO内では何故か宝具の読み方が「クヴィンテット」ではなく「クウィンテット(こちらでは五重奏を意味する)」となっている。
追加された幕間の物語では、この大技をFGOで宝具として行使できる理由として「生身よりも頑丈な霊基の体だから反動が痛みだけで済んでいる」とルビーが説明している。
また、ルビーが「自分は各種系を擬似魔術回路にしているだけで、そこにどれだけ魔力を走らせるかはイリヤの意思次第」と言っており、イリヤが自分の意志でより強い力を引き出す方法を模索するというのがシナリオの内容となっている。