※以下ネタバレにつき閲覧の際は注意
“──────ついて来れるか”
「──────ついて来れるか、じゃねえ」
「てめえの方こそ、ついて来やがれ──────!」
概要
Heaven's_Feelルートにて、アーチャーの左腕を移植された衛宮士郎の通称である。
同ルートの中盤。
謎の影の攻撃により、士郎は左腕を肩口から失ってしまう。
しかし、同じく瀕死の重傷を負っていたアーチャーの発案で彼の左腕を言峰綺礼の手により移植され、一命をとりとめた。
通常、人体に霊体をつなげるとショック死は避けられない。そもそも、魂の蘇生・復元は魔術では扱えない神秘であり、異なる霊体同士の接続自体が禁呪である。それでも移植に成功したのは、士郎とアーチャーの霊格が同じだったからに他ならない。
しかしこの腕は人間の身では到底扱えない英霊の腕であり、魔力殺し(マルティーン)の聖骸布を巻いて封じられることになる。
一度でも解放すればアーチャーの魔術回路が起動、その魔術行使に肉体が耐えられず内部から崩壊してしまう上、アーチャーの記憶に侵食され、次第に士郎の人格、意識、記憶を破壊してしまう。
封じても生きている限り魔力は肉体に通るものであるため、腕からの侵食は完全には止められず、言峰の見立てでは10年ほどで完全に侵食されてしまう事になる。侵食を完全に防ぐには、腕と拮抗するほどの魔術師に成長するしかない。
しかしアーチャーの左腕を得た事で、不完全ながらも彼の魔術や戦闘経験・技術を引き継いでいた(※)士郎は、イリヤを、そして間桐桜を救うために聖骸布を解いて戦う事を選ぶ。
結果、記憶が次第に薄れて廃人と化していき、また投影の度に体の内側で暴走する固有結界から生み出された剣で串刺しにされる状態となってゆく…
(※)アーチャーの宝具である固有結界「無限の剣製」は士郎とアーチャーの心象風景が異なるため使用できず、使用目的に最も適した宝具を検索し、複製するのみ。ただし、複製できるものは士郎が直接学んだものかアーチャーが記録した宝具のみに限られる。また、身体能力もある程度向上しており、森の中を時速50kmで走る言峰についていけるようになっているが、逆に耐久力は強化できなかったためバーサーカーの攻撃が少しでも擦れば即死するとされている。
関連タグ
ツヴァイフォーム:別シリーズで登場した力。肉体を擬似魔術回路として使用する事で英霊に匹敵する程の出力を実現させるが、当然使い続ければ死が近づく。
極地消耗型・七天礼装:劇場作品で登場した装備。使用するだけでも痛みが走るが、その実態はマスターが死んでも敵を殲滅する為に肉体を使い潰す代物。
最悪肉体内部がえげつない事になる。