ステータス
身長 | 120m |
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体重 | 不明 |
概要
『ゴジラVSガイガンレクス』に登場したガイガン。
突如地球に襲来し、群れをなして都市を襲う。その正体はガイガンレクスによって使役される、ガイガンシリーズの量産個体である。
デザインやカラーリングは昭和版のガイガンに近いが、より生物的かつ機械的な流線型になっている。
名前にある"ミレース"とは「兵士」を意味する。
戦闘能力
いわゆる量産機のようなポジションではあるが、飛行能力や額のランプからのレーザー、両腕のカギ爪「ハンマーハンド」、腹部の回転カッター、などなど、従来のガイガンでお馴染みだった武装は一通り搭載している。
飛行能力は防衛軍の戦闘機複数を相手にしてドッグファイトを可能にするほど高度であり、レーザーの精度も高い。ハンマーハンドの威力は戦車を容易く貫き、高層ビルを一振りで切り落としてしまうほどの切れ味である。
表皮も強靭であり人類の攻撃は全くといっていいほどに通用しなかったが、ゴジラは流石に相手が悪かったようで、その怪力を前に次々と撃破されてしまっている。
またその際、傷口からはコードの束のようなものがこぼれ落ちており、生物的な造形とは裏腹に全身の殆どが改造されているのがうかがえる。
隊長格であるガイガンレクスの指示で集団戦闘をこなす事が可能で、劇中ではガイガンレクスの劣勢にレーザーで助太刀する様子が見られる。
更にガイガンレクスの命令により、腹部の円盤カッターを体内の「核」ごと露出、展開させるグロテスクな形態をとり、ゴジラに集団で覆い被さり細切れにしようとする攻撃も披露。この時は円盤カッター部分以外の機能が失われているような描写が見られる。
さらにこの「核」はレクスが必殺光線を放つ際にボディからひとりでにえぐり出されるように分離し、肉体をまるまる廃棄する形でレクスと合体してエネルギーを供給する。
いざとなれば隊長機の使い捨て強化パーツとして使い捨てられるその有り様は、まさに「兵器」としか言えないおぞましいものである。
活躍
攻撃力、防御力共に大きく開きのある防衛軍を相手に一方的な攻勢を見せていたが、不意に一体のミレースが半身を吹き飛ばされて絶命する。
攻撃の主…怒り狂うゴジラが姿を現し、数体が応戦するもゴジラの表皮にはカギ爪もカッターもほとんど通じず怪力で捩じ伏せられ、放射熱線で纏めて薙ぎ払われるなど、なすすべもなく撃破されていった。
ガイガンレクスの参戦後は彼の指示で複数でゴジラを急襲するも、体内放射による反撃を受け大多数を喪失。
残った数体はレクスのために「核」を取り出されて機能を停止し、そのレクスも全力の光線の撃ち合いにてついにゴジラを圧倒する事ができずに破れ去った。
「ゴジラVSメガロ」では残骸が防衛軍の施設にて保管されていたようだが、その保管所に出現したメガロによって基地ごと吹き飛ばされたようだ。