概要
『ゴジラVSガイガンレクス』に登場した、ガイガンシリーズの特殊強化個体。
ガイガンミレースの大群を統率する、真紅のガイガン。なお、他のガイガンはミレースと呼ばれているらしい。
隊長格に相応しく、戦闘能力はミレース達よりも頭ひとつ抜けており、全身の武装もユニークなものに変更されている。
名前はラテン語の王(rex)に由来すると思われる。部下の「ミレース(兵士)」とは対極の名と言えよう。
データ
身長:120m(ソース)
体重:不明
戦闘能力
ガイガンの特徴である両手の鎌「ハンマーハンド」の発展型である、「レクスブレード」を両腕に装備する。
一見するとミレースのものと変わらないが、蛇腹剣のように分離展開が可能な上、鎌を繋ぐワイヤー部分もチェーンソーのような機構が仕込まれており、これであらゆるものを切り刻む。
また、尻尾の鎌もハサミのように展開でき、これを地面に突き刺し身体を支えることもできる。
何よりも特筆すべきはその指示能力であり、頭部のランプを点滅させることで僚機のガイガンミレースに指示を与え強化することができる、文字通りの司令塔とも呼べる役割を持つ。
腹部には円盤カッターの代わりに大きな眼球状の器官があり、ここから放つレーザーは従来のガイガンよりも強力。
また、最大の奥の手としてガイガンミレースの核を使用しエネルギーを充填することで、超高出力のレーザーを発射可能。劇中では破壊を免れた6体のコアを使用して発動し、
ゴジラ最大出力の放射火炎としばし互角に渡り合うほどの出力を披露した。
戦歴
配下のガイガンミレースたちがゴジラを相手に次々と撃破される中、遂に自ら出陣。
ベートーヴェンの月光ソナタ第三楽章の激しいピアノ演奏をBGMに、両腕のレクスブレードを展開してゴジラとの直接対決に打って出る。
豊富な武装やミレース達を指揮した集団戦術を用いてゴジラを苦しめたが、いずれも突破されたために奥の手の高出力レーザーを発動。
放射火炎との撃ち合いになり、最後には競り負けて敗北した。
しかし、その残骸は後にある怪獣の復活のための生贄として利用されてしまうこととなり…?
関連タグ
フライングガイガン…同じくガイガンの派生怪獣