概要
重力子を作った南博士が、普通の人間に「飛ぶ心」を移植したらどうなるか、という試みで「Virgin Blade」(始まりの翼)という特殊能力を脳基移植された初の脳基移植者(ブレインチャージャー)が「ガゼル」である。初代「荊の王」。
ガゼルは第一世代の重力子達と共に塔を脱出。その後当時十八歳で不良チームのリーダーであった鰐島海人と出会う。
二人は恋に落ち、やがて子を身ごもる。
しかし彼女の能力を欲した武内空と武内宙が急襲。海人とガゼルは北国まで逃げるが、あと一歩のところで追い詰められ、ガゼルは自殺。彼女の履いていたA.Tの「棘のレガリア」も奪われてしまい、宙の提案で野山野梨花に作為的に渡る。
(作為的ではあったが)彼女の履いていたA.Tのレガリアが世間に流出したことで、レガリア所持者=王の証という認識が世間に広まった。
その後、海人の元にガゼルの胎内から蘇生した子供が南博士から届けられる。この子供は海人とガゼルの子で、亜紀人と咢の身体でもある。
また、この子にはガゼルの能力と人格が脳基移植されており、それが凛鱗人である。
ガゼルは亜紀人そっくりの容貌で、口癖や言葉遣いは海人を真似している。一人称は「俺」。
本編でガゼルのカラーの絵は無かったので、髪の色などは不明だが、pixivに投稿されているガゼルのイラストは髪が青系であることが多い。