概要
宇宙章においては、登場する主人公側のキャラクターは全員が「女性」である。
これは、原作「スターフロント・ガルフォース」を踏襲したもの。
設定上は、単一生殖種族「ソルノイド」という理由が付けられている。クローニングで生み出され、その全ての個体が幼少期より軍事教育を受け、軍属に。
そして各部隊に配属され、敵対している液状生命体「パラノイド」と星間戦争を繰り広げる。なので全員がうら若き女性であり、彼女たち全てが軍属である(従軍期間を過ぎたら、ソルノイド母星で軍属を引退し、余生を送るらしい)。
なお、当然ながら種族として「男性が存在しない」ため、新たな個体はクローンで誕生。そのため、生殖行為としての意味は無いが、性行為は存在しており、女性同士で恋人として愛し合う事は頻繁に行われている。
小説版およびPC-8801版ゲームでも、ラビィとエルザがベッドに入り愛し合うシーンが描かれていた。
園田健一氏のコミックでも(アニメと設定は若干異なるが)ルフィが入院した恋人の元に見舞いに赴き、病室でキスしていた(「病室では、これ(キス)以上はダメ」と言われた)。
また、宇宙章2のコミカライズでも、恋人同士のシルディとアミィが、寝室のベッドで裸になり愛し合うシーンが描かれている。
なお、ソルノイドのコンピューター、および敵であるパラノイドは、男性声優が声を当てている。
ガルフォース エターナル・ストーリー
宇宙章のキャラクターは、動物が元になっている。
ラビィ (RABBY)
声 - 松井菜桜子
19歳。ソルノイド軍巡恒艦スターリーフ号のサブコマンド。原作「スターフロント・ガルフォース」からのキャラで、宇宙章第1部の主人公。背はやや高めだが、髪はロングで軍人らしからぬ女性らしい風貌をしている。性格は生真面目で少々融通が利かないが、いざと言う時はかなりの行動力を発揮する。
度重なる仲間の不慮の死に一人悩む事が多かったが、やがてソルノイド軍とパラノイド軍の壮大な陰謀を知る。最後は枢軸幹部の命令を拒否し、自らの命と引き換えに重大な決断をする。名前の由来は「RABBIT=ウサギ」。
小説版ではカオスの崩壊時に後述のキャティ・ネビュラートに救助され、そのエージェントとしてパラノイドとの停戦を目指して活動する。ソルノイドとパラノイドの最終決戦時にはアニメ版でのキャティ・ネビュラートの役割を代わって務める。
パティ (PATTY)
声 - 原えりこ
17歳。銃器類のエキスパート。ボーイッシュで活発な性格だが、時折(特に後半)情の細やかさを見せる事がある。同じく「スターフロント・ガルフォース」からのキャラで、ラビィを姉の様に慕う。
スターリーフ号で航行中に謎の怪物に襲われ、体調に異常をきたし、それに気付いたラビィに瞬間移動機で体内で発生した“異物”を除去されて救われる。その時に自分そっくりの少年を生み出す事になるが、最後にはその新しい命を守るべく、ラビィと共に戦闘機で出撃する。名前の由来は「PANTHER=豹」。
小説版では医療班所属の軍医見習い。カオスの崩壊時にソルノイドとパラノイドの争いで故郷を失った知的生命体「ウイル」に救助され、彼等の新居住地にソルノイドが適合出来るかの試験サンプルとして避難民「リーマ」の身分と共にソルノイドに送り返される。ソルノイドとパラノイドの最終決戦時には幼児達の保護者役をルフィとラビィに託され、宇宙の彼方へと落ち延びていった。
ラミィ (RUMY)
声 - 山本百合子
15歳。スターリーフ号の非戦闘員で、シェフ兼館内雑務担当で、「スターフロント・ガルフォース」からのキャラ。小柄で幼児体型(但し、ソルノイドは第2次性徴が遅いらしく、当時は成長が完了していなかった)。性格は明るいが、かなりのおっちょこちょいでパティによく突っ込まれている。
物語後半に登場したパティそっくりの少年を早い時期から受け入れ、やがて恋愛感情を持つ様になる。植民星カオス爆発の際、少年と共に脱出用ポッドに乗せられ、惑星ティラーに向かう。続編に1シーンのみ登場した時は長身の美女に成長。やはり逞しく成長した少年との間に2児をもうけ、ジャングルで原始的ながら、幸せに暮らしている所が確認される。名前の由来は「LAMB=羊」(準備稿では「RAMB」となっている)。
エルザ (ELUZA)
声 - 川村万梨阿
21歳。スターリーフ号の副艦長であるが、艦長が旗艦アコンカグヤに出向したままのため艦長代理を務める。任務最優先のキャリアウーマン的な性格でみんなから煙たがられているが、ラビィとは師弟関係にある(PCゲーム版・小説版では、ラビィと性行為に至る描写もある)。
惑星カオスへ向いながら幾度となく危機を乗り越えていくが、艦内に侵入した怪物に襲われ、「奴らの考えがわかった。私は絶対に拒絶する。」という謎のセリフを残し、死亡してしまう。遺体はロケットタイプの棺に入れられ、宇宙葬にされた。名前の由来は「LION→エルザ(野生のエルザ)」
ルフィー (LUFY)
声 - 鶴ひろみ
21歳。ソルノイド軍のエースパイロットで、「撃墜天使」の異名を持つ。宇宙章第2部以降のヒロインの一人。本来はソルノイド宇宙進撃軍第25艦隊第19師団「アタッカーズ(突撃隊)」の所属だったが、戦闘中に母艦を失ったためスターリーフ号に強行不時着し、そのまま居着いてしまう。
派手なルックスで一人称は「俺」。基本的には善良な性格だが、やさぐれており、規則を全然守ろうとしない。そのためにエルザやラビィと衝突するが、ラビィとは次第に友情が芽生えていく。しかし戦闘中に狙撃され、意識がないまま約10年間宇宙をさまよう。
目覚めた時には(宇宙章2)戦争は末期状態で、そんな中戦争の終結と新しい生命を守る為に行動を起こすシルディ達に出会う。それまで完全に戦いに身を置いて来たために共に行動する事を受け入れる事にはためらいを感じるも、心の奥底では決して反対はしておらず、自分のやり方で加勢していく。名前の由来は「WOLF=狼」。
小説版では仮死状態にならずに生還し、軍を除隊。その後、キャティ・ネビュラートに救助されたラビィ、ウイルに救出されたものの記憶を失っていたパティと再会し、その盟友として最終決戦まで協力する。
ポニー (PONY)
※画面右はアイル。
声 - 富沢美智恵
18歳。メカニック担当。アフリカンを思わせる風貌で、ややポッチャリ体型。機械類の扱いに関しては天才的だが、運動神経は全くと言っていい程無く、スターリーフ号修復の際、宇宙空間へ出た時は大パニックを起こしてしまう。
性格は温厚で情けに厚く、機械にも愛情を注いでいる(但し小説版では機械としかコミュニケーションが取れない、陰気な性格として書かれている)。ラビィがキャティを撃とうとした時はラビィに掴み掛かり、キャティを逃した。最後は「OX-11に真相を聞いてみるわ」と言い残し、自分の子供同様のアイルとトイルをラビィ達に託し、爆発するスターリーフ号に残った。名前の由来は「PONY=仔馬」。
キャティ (CATTY)
声 - 渡辺菜生子
16歳。スターリーフの通信士。小柄で女の子らしい風貌。性格はおとなしいが落ち着いており、真面目に任務をこなす。第26部隊出身というのは表の顔で、実はある陰謀のために送り込まれた「ガイノイド」(当時の用語ではアンドロイド)。
同一固体が十数体あり、その内の1体が宇宙章第2部以降に登場、もう一人のヒロインとしてその後「地球章」「新世界章」の物語をも牽引する。更に宇宙章第3部では彼女達のオリジナルと言えるキャティ・ネヴュラート大佐も登場する。彼女は25 - 26歳位の女性で面影はあるものの、ラミィ同様かなり背が高い。古代マーカス人の史実にのっとり、人類の再生のために尽力する。名前の由来は「CAT=猫」。
詳細は当該項目を参照。
少年
声 - 菊池英博
瞬間移送機によってパティから分離して産まれた少年。アニメでは始めは赤ん坊の姿だったが、急激に成長して10代後半の姿になる。髪や瞳の色はパティと同じ。産まれて来たばかりなので、服を着たりする時に苦心する場面もあったが、精神的な成長も早く、ラストでラミィともども脱出用ポッドに乗せられた時は、仲間の犠牲を申し訳なく思うラミィを励まし、力づけるまでになる。
続編に1シーンのみ、成人した姿で登場。心身共に逞しくなり、ラミィ達家族と平和に暮らしている。
アイル (Ail)、トイル(Toil)
ソルノイドのスターリーフ号に搭載されていた、万能ヘルプノイド(ソルノイド兵をサポートするロボット)。情報処理や作業補助、その他雑用までこなす。「スターフロント~」では、パティやラミィ相手に余暇にチェスゲームを行っていた。デザインは丸まった可愛らしいもので、マスコット的な役割も有する。
スターリーフがワープした際、他宇宙艦船の爆発によって異常加速してしまったことを共に判定し、その修理方法を指示するなど、機械とソルノイドの間の優秀なインターフェースとしての役割を担う。
ソルノイド兵を管理する役割もあるようで、ラミィの食べ過ぎを諫めたり、ルフィーに軍規を持ち出して注意したりしている。衛星カオスでは、外装をパージして惑星活性化装置と接続、装置を再作動させ、戦火の中に散っていった。
OX-11(オー・エックス・イレブン)
声 - 古川登志夫
スターリーフ号のマザーコンピュータで人工意識。キャティからのコンタクトを受け、「種族融合計画」のためのプログラミングを施される。
ポニーにとっては唯一心を許せる友人であり、日常的にチェスゲームで親しんでいた。スターリーフ号の最期に臨み、ポニーの必死の問いかけに対し『わかりました。答えましょう』と応じるシーンは、映画版2010年でのHAL9000を思わせる。
エクザノン(XOANON)
声 - 富山敬
緊急降下用ベース・ブロッサムのコンピュータ。OX-11のマトリックスを継受している。
ガルフォース2 ディストラクション 同3 スターダスト・ウォー
本作では、武器・武具から名前を取っている。
シルディ
年齢は20歳。ラビィに似た風貌だが、こちらの方が長身で、髪は黒い。前髪はおかっぱのように切りそろえている。また、ラビィよりも性格が冷静沈着である。キャティ・ネヴュラートの掲げた人類再生計画に賛同し、信念を持って行動する。名前は盾(shield)より。
なお、第2部で声を担当した神田和佳が第3部収録時に出産のため参加できなくなり、荘真由美が代役を務めた。
小説版ではソルノイドとパラノイドの最終決戦直前にラビィと一緒にソルノイド上層部に逮捕された同僚として登場。宇宙に脱出せずに惑星エンブローでルフィ、ラビィと最期を共にする。
設定が若干異なるコミック版では、アミィと恋仲で、劇中では性行為に至るシーンが描かれている。ラストでは、アミィと別れ、人間の男性となったパラノイドの司令官と恋仲に。あとがきでは子供をもうけている。
スピア
※画面右。画面中央奥はアミィ。
声 - 水谷優子
年齢は16歳。どことなくパティを思わせる風貌だが、ウェーブのかかった赤毛が特徴。シルディ達と共に人類再生に向けて行動する。性格はパティを更に攻撃的にした感じで、戦争する事に何の疑問も持たず、計画に反対するルフィに一度はナイフを突きつけた事も。名前は槍(spear)より。
小説版ではバイオテクノロジー技師という設定。
コミック版では、ティラー(後の地球)で生活している、身体を人間の男性と化したパラノイドと出会い、後に恋仲になる。
アミィ
声 - 本多知恵子
年齢は13歳。ラミィに似るがややスマートで、赤縁のメガネとポニーテールがトレードマーク。この時代、戦争は末期状態で、彼女の様な低年齢層も戦う事を余儀なくされている。スピアに憧れており、見習いながら前線に志願してきた。あどけない部分もあるが、一応戦士としての自覚や覚悟はできている。名前は陸軍(army)、または鎧(Armor)より。
コミック版では、シルディの部下だが、プライベートでは恋人同士であり、性行為に至るシーンが描かれている。
ラストでパラノイドが変化した人間男性とシルディが結ばれるのを見て、「新しい恋、探さなくちゃ」と自ら身を引く(あとがきでは、数年経過しても独り身らしい)。
キャティ・ネビュラート
声 - 荒川美奈子
ソルノイド情報局々長、大佐。その容姿は正しく「大人に成長したキャティ」となっている。一局員時代に発動されたパラノイドのエクソガモフ計画(ソルノイド側では「強襲的融合作戦」と呼称)に対し、監査役を派遣することを提案、結果として彼女のコピーアンドロイドが作られ各戦線に投入された。
惑星破壊兵器(及びその上を行く恒星破壊兵器)の登場によって両者の戦いが破滅に突き進んでいることを知っており、和解は無理でも停戦に向かうよう画策していた。惑星エンブローのエリシオン(及びシルディら)の力を借りて両軍に平和を説くものの試みは失敗、「残された可能性」へソルノイドの歴史と技術をシルディらに託した。
しかし、惑星ティラーの新種族にも「繁栄と破滅の未来」があることを理解していた。
小説版ではキャティのオリジナル、カオス崩壊時にラビィを救助した恩人、停戦派のリーダーとして言及されているものの、最終決戦を始めようとするソルノイド、パラノイドに停戦を呼びかける役回りはラビィに変更されている。
詳細は当該項目も参照。
ジャーニー
声 - 吉田理保子
ソルノイドの総帥。棺桶を思わせる機械に包まれており、顔の下半分だけがモニターに投影される。必要とあらば味方ごと敵を殲滅することも星系まるごと消滅させることも厭わない、冷酷な戦略家。
「地球章」から登場したキャラクター
「レアガルフォース」および「ガルフォース地球章」1~3に登場。
こちらは、地球が舞台であり、男性キャラクターも普通に登場する。それぞれ音楽用語が名前の由来となっている。各キャラクターの名前は変わっているが、それぞれのキャラクターが、宇宙章のキャラクターをある程度引き継いでいる形になっている(世界観が続いている事を暗に示すため、意図的に似せている様子)。
サンディ
※画面右。左はフォルティン。
声 - 松井菜桜子
ラビィにそっくりな女性。名前は音楽(sound)から。
異星生命研究家で天体物理学の権威、グレイ・ニューマン博士の一人娘。月面基地「ルナドック-α」のニューマン博士の研究所で、父と2人暮らしをしていた。
父と死に別れた後、兵士となり、M.M.E支配下の地球・オーストラリア大陸でゲリラ戦士として、敵M.M.Eと戦いを続けている。
約40名からなる西側第8集団のリーダーを勤め、父親譲りの頭脳の明晰さを持つ。
M.M.Eの発生原因の一端となった「月面での異星人の宇宙船発掘」の仕事を、父が行っていた事実に今でも負い目を感じている。しかし、自分が正しいと信ずる事に対し、十分な勇気を持って断行する行動力を有している。
ムックに掲載されたおまけマンガでは、暇な時のカードの賭けごとに熱中し、ミティにジャケットからブラジャーまで巻き上げられる様子を見せていた。
フォルティン
声 - 川村万梨阿
エルザにそっくりな女性。名前は「大きな音で演奏する」という意味の「フォルテ」から。
大戦初年、西側との交戦で両親を失った。そのため、西側陣営に恨みを抱いている。
19歳で東側に入隊。M.M.E支配下の地球で、後に東側の正規軍人として分隊の軍曹を勤める。顔には常にカモフラージュ・マーキングを施しており、軍規に徹し、いかなる時も冷静に行動している。男まさりのGIカットで、腕も力強く、下手な男よりずっと頼りになる兵士。東側の正装であるケープを常にまとっているため、さらに女性らしさを打ち消すのに一役買っている。味方にすれば心強い助っ人である。
ムックのおまけマンガでは、顔のマーキングをする際にメロディにやらせたため、カブキ調やビジュアルバンドっぽい珍妙な顔になってしまった。
スコア
声 - 鶴ひろみ
ルフィにそっくりな女性。名前は楽譜(Score)から。
大戦前よりオーストラリアに居住。現在は東側ゲリラ兵の一員。「男ことば」をしゃべり、一見乱暴者の印象を与える。
東西のいがみ合いが何も生産しないことに気づきながらも、東側ゲリラの一兵を勤めていた。しかし、サンディとの出会いで、無所属的立場を取るように。サンディに対し毒づく事が多いが、実はサンディの統率力に期待を寄せている。
ゲリラにて、ノートンとコンビを組み、互いに相棒として信頼を寄せている。
メロディ
※画面右。左はボーディ。
声 -原えりこ
パティにそっくりな少女だが、髪の色が違う。名前は旋律(Melody)から。
世界16ヶ国に支社を持つコンテナリース大会社の社長の一人娘。家庭教師だけで16人いたという、いわゆるお嬢様だった。
2086年の世界大戦の日までは何不自由なく育ったが、現在はサンディと同じく、M.M.E.支配下のオーストラリア大陸でゲリラ兵となり敵と戦う。サンディにとっては妹的存在で、一緒にいるボーディはかつての父の会社の社員である。立場上途中から火星に避難した後も、平和の為に少しでも役に立ちたいと願う、優しく健気な性格の持ち主である。
ミティ
声 - 本多知恵子
アミィにそっくりな少女。しかしメガネはかけておらず、髪型もフンワリした感じのボブなので、むしろラミィに似ている(なお、ヘカトンケイルクルーには、アミィそっくりな女性も登場)。名前は「小さな音で演奏する」という意味の「ミュート」から。
家族全てを戦争で失ったいわゆる戦災孤児。故郷は不明だが、大戦で瓦礫と化した街を、あちこちさまよっていたところに、サンディたちに出会った。性格は明るくタフで、屈託のない表情は周囲をも笑顔にする。また、動物的カンと土地観に優れ、サンディたちの窮地を救うヒントを出すなど、結構役に立っている。
M.M.Eの支配下で人々が隠れ住む地下シェルター都市、およびその上下水道は彼女の庭であり、知られていない抜け道にも詳しい。いつも体中に食糧や正体不明の雑貨を満載したリュックを担ぎ、食糧を求めてあちこちを移動し続けている。火薬と安全装置を取り除いた手榴弾を香辛料入れとして首から下げており、肉の缶詰を食す時に用いる。
「地球章1」では、サリーが引き取り面倒を見ている子供達ともすぐ仲良くなる等、作品世界のチビキャラの美徳も受け継いでいる。
ムックのおまけマンガでは、余暇にカードの賭けで、サンディたちから様々な品物を巻き上げた。サンディからはブラジャーまで巻き上げ、さらにそのブラをバウアーに対し、肉缶10個と交換させようとした。
瓦礫間の水を使って水浴びするピンナップでは、全裸を披露したこともある。
ラミディア
声 - 山本百合子
(宇宙章2の)成人したラミィにそっくりな大人の女性。
メロディから地球の状況を聞き、火星軍の投入を唱える少佐。慈愛にあふれた女性で国連総長を父に持つ。ただその考えには「夢を見過ぎ」との批判もある。
ドミノフ
声 - 永井一郎
「東側」の司令官。作品当初ではM.M.Eよりも西側を憎んでいる描写があり、ネルソンを歩調を合わせることを拒否していた。しかしサンディの理想とそのために行動することをためらわない姿勢に共感し、考えを改めていった。
ネルソン
声 - 加藤精三
「西側」の司令官。東側をM.M.E等の敵としか認識しておらず、共同作戦を行うことを拒否していた。しかしサンディの行動によって考えを改め、東側と歩調を合わせるようになる。
バウアー
声 - 井上和彦
「西側」のベテラン戦車兵。気さくな性格で面倒見もよく、サンディの兄貴分も務める。
ボーディ
声 - 中原茂
メロディと共にいる若者。元はメロディの父親の会社の社員だった。メロディに想いを寄せていたが、彼女を守るため、その目前でM.M.Eと刺し違え、壮絶な最後を迎える。
ノートン
声 - 屋良有作
「西側」の兵士で、ロボットたちを指揮するために改造を受けたサイボーグ戦士。サンディの考えに共感し、共に戦っていくことになる。その身体のほとんどは機械と置き換えられている。スコアとはコンビを組み、互いに相棒として信頼し合っている。
重火器はもちろん、そのパワーと反射神経から、素手でM.M.Eと戦い倒す事が可能。手の甲部分に修理用の工具を内蔵しており、ミティが見つけた故障した小型M.M.Eを、人間に危害を与えぬように改造して修復した。
「新世紀編」の最後の戦いでは、ネットワークを介して体を乗っ取られるが、精神力でそれを拒絶、組織崩壊を起こして死亡した。
ムックのおまけマンガでは、生身の顔が残っている自分と同型の女性兵士を救出。彼女が破損し無くしていた耳のパーツを自分から移植。「顔が残っている分、俺よりも上等だ。それもかなりの美人だ」と言って立ち去り、彼女を赤面させた。
サリー
声 - 富沢美智恵
ポニーにそっくりな女性。名前は「なめらかに演奏する」という意味の「スラー」から。
「地球章1」に登場。2071年ノルマンディ出身。研究都市アルテアリーズの職員だったが、現在は復活の樹を育て地球復活を願うジオクレスを率いる。シスターの服装をしていて、サンディ達を助けてくれた。情細やかな性格だが、その信念は強い。
バージィー
※画面右。
声 - 神田和佳
シルディにそっくりな女性。スコアと出会った際、「あなた、どこかで会ったことが?」と問いかけた。
「地球章2」に登場。火星軍の切り札であるプラズマシューター艦「ヘカトンケイル」の艦長、階級は大佐で、M.M.Eへの憎悪は人並み以上。命令とあらば民間人ごと敵を撃つこともためらわない冷徹さも兼ね備える。
キャティ
声 - 渡辺菜生子
火星軍情報局員であるが、多くの謎に包まれた少女。地球救援を推進するラミディアを陰からバックアップしている。人類とM.M.Eの戦いの行方を静かに見守る存在。
G.O.R.N(ゴーン)
声 - 佐藤正治
地球人類を壊滅に追い込んだ「M.M.E」の総統。戦闘機械でしかなかったロボットが人間の憎悪によって自我を持った存在。自らを「人間を超えた存在」と称し、人類の抹殺を目論む。