ギルド(とんスキ)
とんすきのぎるどそしき
国家を超えた組織の異名は伊達ではなく自由平等国家の平和を影から支援して国防しているが、国によっては冒険者Cランク以上の実力をもった兵や達人が1人もいないレオンハルト王国などは冒険者ギルドに治安維持の役割をかなり負担させている。
しかし、帝国や魔族領や小国群などギルドの影響力の少ない場所もある。
冒険者ギルドと商人ギルドの2種が存在し、ギルドに加入する冒険者と商人も多く、両方加入する人もまれにいるとの事。なおギルドの特典の1つとして加入すると入国税が免除されるというものがある。
※フェーネンの場合、人の入国税は銀貨5枚、従魔の入国税は銀貨2枚(書籍1巻)。
※冒険者ギルド・商人ギルドは地図を銀貨1枚で販売している。
※手紙を転移させる転移の魔道具を魔石で稼働して連絡を取る事が出来る。
web4話で登場した超国家組織。ハッキリ言って無能貴族揃いのレオンハルト王国の平和はこの有能な冒険者ギルドの人々の努力によって保たれている。
レオンハルト王国でも国として成り立たせる事が出来るとは流石国を超えた組織である。
登録することで冒険者として活動できる。
ムコーダは当初、冒険者登録ではなく依頼者側としてこのギルトと出会っており、フェーネン王国までの護衛の依頼を出し冒険者達を雇った。
各地にギルドが設置され、依頼を受けることで報酬を貰い失敗すると違約金を払うシステムになっている。G~Sまで8つのランクがあり、実力が認められればギルドマスターの権限でランクが上がる。討伐した魔物を解体する費用は他より安くなる為、ムコーダは【鉄の意志(アイアンウィル)】の勧めで従魔の狩る魔物を解体してもらう為に加入した(書籍1巻web版13話)。
登録当初はGランクから始まり、登録料は銀貨5枚。最初に受けられる依頼もGとFランクのみである。期限切れで登録抹消されても登録料銀貨5枚を払えばGランクから再登録できる。
解体費用はギルドによって違い、上級魔物を持ちこんだり、お得意様の冒険者に対しては免除してくれる事もある。大物を解体する時は各冒険者ギルドに1本ずつ支給されているミスリルナイフを使用して解体する。
なお、地図も銀貨1枚で売っているがそれを知らなかったムコーダは冒険者に騙されぼったくりにあった(web28話)。
水の魔石や火の魔石なども極小限定で1個金貨2枚で売っている(web318話)。
手持ちの魔石を使用する事で転移の魔道具で冒険者ギルド経由で手紙を送る事も出来る。
レオンハルト王国冒険者ギルド
カレーリナ
web61話で登場したカレーリナのギルドマスター。元Aランク冒険者。薄毛で白髪の壮年男性。
王宮から至急の伝達及びムコーダをCランク冒険者に一気に昇格させ、冒険者ギルドで滞りがちな高ランクの依頼をギルドマスター経由で直接受けてほしいとムコーダ一行にお願いした。
ラングリッジ伯爵と懇意の仲。ムコーダがカレーリナを拠点にしたことを大歓迎した。
のちにムコーダ(&スイ)製神薬『毛髪パワー』により頭髪が快復。
実は貴族が大嫌いでラングリッジ伯爵以外の貴族は認めていない。「何度暴れてやろうか。何度ぶっ飛ばしてやろうか。」と考える位に王都貴族の大半を碌な連中とは思っていない。
ムコーダに物価の疎さについて説教しているが、ムコーダ自身が「貴族と関わりたくない。」と言った上での事だろう。王家でも所有していない宝を差し出させるとわかれば強欲な貴族がムコーダに関わるであろうと察したからである。王都の平和は有能な冒険者ギルドの努力のお蔭で成り立っている事がわかる一面だった。
一方、レオンハルト王国の王都冒険者ギルドの頂点の5人には頭が上がらない。
ムコーダによって王都王族や貴族よりも先にアイスドラゴンの肉をご馳走された事がある。
なお、ムコーダがゴン爺を従魔にしてからギルドに報告無しで黒竜サイズで人族大陸を飛び回るケースが頻発している為、ムコーダへの説教回数が激増して怒りっぽくなっている。
ムコーダ一行がドラゴンタートル(Sランク魔物)を3体狩って帰宅した事でヴィレムの冒険者パーティがSランク魔物ドラゴンタートル討伐成功によりヴェレムは冒険者ギルドマスターになった過去が明かされた。過去のメンバーはドラゴンタートル素材の利益で安定した生活が可能になりパーティは解散したという。
web63話で登場したカレーリナ冒険者ギルドの解体屋。禿頭の中年男性。
ムコーダ一行と付き合いが長くなってくると数々のSランクの魔物素材で耐性がついたのか、web456話では多少警戒しながらも古竜の鱗やフェンリルの毛にも興味をもちはじめた。
ダンジョン都市ドラン
web117話で登場したドランのギルドマスター。元Sランク冒険者。美形な壮年エルフ。
ドラゴンをこよなく愛するが故に暴走する自由人だが、ドラゴンを解体できる技術と豊富な魔物の知識を持ち、薬学にも精通している。ムコーダ一行と組んでエイヴリングのダンジョンを攻略した。ムコーダの固有スキル「ネットスーパー」を知る数少ない人物であり異世界の食べ物にハマっている。詳しくは後述。
web160話でムコーダと知り合ったドランの副冒険者ギルドマスター。元Bランク冒険者。宝石等の目利きもできる有能な人物。漫画版では書籍版よりも少し早めに登場している。
自由奔放なエルランドに頭を抱える苦労人。上司に容赦なく毒を吐くが全て正論。妻子持ち。中年で少しお腹が出ている。
ムコーダは商人ギルドに宝石を安く買い叩かれそうになった時にウゴールの介入で助けてもらった事もあり、ムコーダはエルランドの行動で苦労しているウゴールにお礼として色々差し入れを贈っている。その贈った品はエルランドよりも多めで良いものだったりする。
その一例として差し入れの赤竜ステーキサンドイッチを受け取った時に「一国の王であっても一生のうち一度口に入ることがあるかどうかと言われるドラゴンを…………」(web294話)と言われるほど実はドラゴンの肉は珍しいものだった。
- モイラ
あまりにも言動の酷いエルランドの監視役として、ドランに派遣されたエルフ。すでに引退をしていたが、エルランドを「エルフの恥」と認め、監視役を全うする事を決意した。結果的にウゴールの負担を軽くする事に貢献した。
エルランドがドランから外出する時はモイラが監視として同行する。エルランドの海竜リヴァイアサン解体中・解体後の問題行動により監視期間が延期された。
紡績の街クレール
- ロドルフォ
web107話で登場したクレールの冒険者ギルドマスター。元Sランク冒険者のドワーフ。
かつてエルランドとは同じパーティ【陽光の団】を組んだ仲間で理解者でもある。
冒険者ギルドの大口取引先のブルーノ商会の依頼でヴェノムタランチュラ(大蜘蛛)の糸が必要となったが生息地がこの街の北にあるイシュタムの森で毒持ちの蟲系魔物と言う事で受ける冒険者が皆無だった。が、ムコーダ一行によってその悩みは1日で解決された。
赤岸K漫画版では『イシュタムの森の魔物が凶暴化した原因の調査』と依頼内容が変更され、その原因であったドラちゃんを街で大騒ぎにならないようにスイ専用の鞄に隠してギルドマスターに直接見せる展開に変わっている。大蜘蛛を持ち帰らなかったので従魔ズにいまいちだった大蜘蛛の足(カニもどき)を調理する話は消滅した。かと思われたが、次話でロドルフォと冒険者達が大蜘蛛の足を塩茹でにすると旨い(食べられる虫系魔物では一番美味しいらしい)とムコーダ一行に好意で提供する話が追加され、フェルの顔を見たムコーダはこれは不味い物と察知したが社会人としての常識を生かして営業スマイルで受け取った。
焼き物の街ネイホフ
※赤岸K漫画版では海の街ベルレアンにS級モンスターの緊急依頼がエルランド宛に届き、ムコーダ一行が海の街ベルレアンに直行する為、立ち寄らない。(連載当時はとんスキアニメ1期放送という大事な時期であり、とんスキアニメスポンサーへの配慮として原作のハーフオークの存在と設定が致命的に邪魔になったからと思われる)
- ヨーラン
web178話(書籍4巻)で登場したネイホフのギルドマスター。元冒険者(ランク不明だが、Bランク以上の冒険者)。仙人のような老人。温厚な性格。
陶器の原材料になる粘土の採掘場に人の味を覚えて住みついたキュクロープス、及び街の一部の陶器工房の窯の薪の採取場所になっているネイホフの西の森に食虫植物イビルプラントが大量発生したのでこの双方を早めに討伐してほしいと依頼。ムコーダ一行によって2日で討伐された。
ムコーダ一行滞在6日目にオーク集落を潰す為のCランク冒険者団体が足りなかった事でムコーダ一行は【影の戦士(シャドウウォーリア)】と組んでオーク集落潰しの緊急依頼を受けた。
※赤岸K漫画版ではネイホフに立ち寄らずに【海の街ベルレアン】に直行する為、出会わない。彼はオークスレイヤーイベントを丸ごとカットして、とんスキアニメのイメージを護る為の犠牲になったのだ。
海の街ベルレアン
- マルクス
web203話で登場したベルレアンのギルドマスター。元Aランク冒険者。海賊のような風体をした長身強面の男性。現役時代に片目を失って引退し、ギルドマスターの職に就いた。愛妻家で親子程年が離れた妻と娘を溺愛する。
滞ってたクラーケン討伐をムコーダ一行に依頼したが、ムコーダ一行が海上に出る方法以外はさほど苦戦する事はなかった。
書籍版の白黒イラストでも登場しており、ゲストにしては優遇された方である。
赤岸K漫画版ではムコーダ一行にクラーケン討伐の緊急依頼した後、元貴族の別荘を丸ごと貸し切りにしておくなど(商業ギルド管轄)をムコーダ一行を労わる準備を予め済ませていた。
さらにクラーケン討伐用にギルドの船も準備していたが、フェルが重すぎて沈没する事態となった(結局スイに乗って討伐する事になった)。
- カルロッテ
ベルレアンの女性職員。宝石類に詳しく、ムコーダが商人ギルドと取引する前に同行を依頼した。
ダンジョン都市エイヴリング
- ナディヤ
web230話で登場したエイヴリングのギルドマスター。元S級冒険者の巨人族。『巨人姫』の異名を持つ。豪胆な人物で怒るとエルランドが竦む程の気迫を見せる。200年ぶりのエイヴリングダンジョンの踏破冒険者誕生の為にエルランドのムコーダ一行への仲間入りを認めた。
ロイカイネン
- オーソン
web483話に登場したロイカイネンのギルドマスター(ランク不明だが、Bランク以上の冒険者)。中肉中背で白髪交じりの髭を蓄えたダンディな風貌。
依頼内容は街の近くに川の恵みの一大産地でもある大河エレメイ川があり、そこに神出鬼没する水生人食い馬ケルピー、ワニの魔物タイラントブラックアリゲーター、カニの魔物バーサクマッドクラブなどの厄介な魔物が棲み着いたので討伐してほしいとの事だった。
ムコーダ一行が宿泊する借家を借りる為、彼も商人ギルドに同行し手続きを終わらせた(年中混雑していてギルドマスターがいなかったら何時間も待つ事になる)。ムコーダの借家代を代替で払いつつ、商人ギルドと値切り合戦するなど見栄を張る傾向がある。また、ムコーダ一行がいい素材がとれるバーサクマッドクラブを売らずに食用にした事に軽く絶望していた。
1か月後位に【箱舟(アーク)】が訪れ、小国群ダンジョンの踏破報告を受けた。ダンジョンの宝は魅力的だったが、特殊すぎる階層と、出現する魔物が凶悪すぎてロイカイネンの冒険者が戻ってこない可能性を考慮した結果、後日の情報公開を見送った。
王都冒険者ギルド
カレーリナのギルドマスター、ヴィレム曰く「この5人(ブラム・アールデルスとその側近達)がこの国(レオンハルト王国)の冒険者ギルドの頂点だ」とのこと。
『そこにいる奴のギルドでは解体できんと言われてな。王都でならできると言われてこうして来たのだ』「フェル様、“できる”ではなく“できるかもしれない”と言ったのですぞ」と普段はやらない会話の危険な突っ込みをするほどヴィレムはブラム達の権力と能力を認めている。
彼等のムコーダに対しての評価は「勇者召喚で召喚された勇者にしては力が足りない。」「ムコーダ位の強さの者はいないわけではない。」「その実力でフェンリルや古竜を従えることができたのか甚だ疑問だが、実際に従魔としている。」「従魔のピクシードラゴンとスライムも強いらしい。」とほぼ正確な評価をしているが鑑定スキルはないので勇者でないとはわからず、冒険者Cランク以上に備わる気配察知か、危険察知などで相手の強さをある程度分析出来る模様。
- ブラム・アールデルス
web541話で登場した王都のギルドマスターであり、レオンハルト王国ギルドの頂点のお祖父さん。名字があるので貴族でもある。恐らく人族と思われる。
- 王都副ギルドマスター
シリル、レオカディオ、ビビアナ、ノアの4人が副ギルドマスターの役職についている。ブラム側近でもありレオンハルト王国ギルドの頂点の爺ちゃんとお祖母ちゃん達。人族なら高齢だが、他種族ならまだまだ現役だと思われる。
エルマン王国冒険者ギルド
ヒルシュフェルト
- イサク・シェルヴェン
web版392話で登場したヒルシュフェルトのギルドマスター。貴族出身で冒険者経験無しの学卒。事務職の有能さから若くして昇格したものの問題のあるギルドを転々とした結果、気苦労が重なりバーコード頭と化した37歳の独身。この世界では珍しい貴族の出でありながらも有能な人物であるが、それにもかかわらず苦労している(むしろ貴重な有能貴族で冒険者Bランク以上の逸材だからこそこき使われている可能性が高い)。
エルマン王国はレオンハルト王国ほどではないが、無能貴族に悩まされているのだろう。
ムコーダの10年後は37歳で独身は他人ごとでないと同情されたムコーダにより毛髪パワーが進呈された。
ダンジョン都市ブリクスト
- トリスタン
web版405話(書籍11巻)で登場したブリクスト冒険者ギルドのギルドマスター。とにかく腰か低く、その腰の低さは商人ギルドのギルドマスターといった方がしっくりくる人物。ムコーダのプリクストダンジョン踏破を期待していた。ギルドの運営に関することやドロップ品やらの売買に関することを担当している。
古竜の正体を瞬時に見抜き気絶した。後日バルトロメオと一緒に商談を行った。
ひい爺さんがドワーフだった為、ルバノフ教を嫌っている。
- バルトロメオ
web版447話(書籍12巻)で登場したブリクスト冒険者ギルドの副ギルドマスター。筋肉ムッキムッキであるが暑苦しさを感じない無精ヒゲを蓄えたダンディなイケオジ。
冒険者への依頼や冒険者への指導など直接冒険者に関することを担当している。
古竜の存在に気づいて気絶したトリスタンの代わりにムコーダ一行を迎えた。細かい所に気が付く人物。
冒険者ギルドに所属する冒険者達。少数だがソロで活動する者もいる。
冒険者Cランク以上になると鑑定判定出来ない隠しスキルの観察か、気配察知か、危険察知などでフェンリルの正体を見分けられる実力者であり、冒険者Dランクと冒険者Cランクの壁は厚い。よって冒険者Cランク以上の強兵を備えた国は間違いなく強国である。
(※平等自由国家のレオンハルト王国でさえ兵や貴族の中に1人も冒険者Cランク以上の実力者がいないと思われるが、謁見欠席貴族の中には冒険者Cランク以上の実力者がわずかにいる可能性があり、ラングリッチのような有能貴族はそもそもムコーダ一行の従魔達と馬鹿貴族との衝突を警戒し謁見を欠席している。)
【鉄の意志(アイアンウィル)】
Cランク冒険者パーティ。web版では4話、小説版では1巻、漫画版では1話から登場。
リーダーはヴェルナー。剣士のヴィンセント。斥候のリタ。魔法使いのラモン、回復術師のフランカの五人メンバー。
web548話にてムコーダ一行と再会した時はBランク冒険者パーティに昇格していた。
レイセヘル王国→フェーネン王国
フェーネン王国までの護衛としてムコーダが初めて依頼した冒険者パーティ(報酬は金貨8枚と徒歩移動食事付き)。フェンリルの情報からBランク魔物ロックバード(鉄の意思が全力で戦って勝てるかどうかの魔物)の解体(ムコーダは追加報酬として肉以外の素材を渡した)、フェルの捕った魔物解体の為にも冒険者ギルドを活用した方がいいなど色々と助言を受けたことで懇意の仲となる。彼らの協力無しにムコーダはレイセヘル王国を脱出できなかったし、フェルを仲間に加える事も出来なかっただろう。
【不死鳥(フェニックス)】
Cランク冒険者パーティ。リーダーはCランク冒険者のラーシュ。
他のメンバーはムコーダ曰く「DとEレベル」。ランベルト商会の貨物を護送中に盗賊に襲われていた所を、カレーリナに向かう途中のムコーダ一行に助けられ難を逃れた。義理難くムコーダがごちそうしてくれたお礼に力を貸すことを約束する。
スイの大冒険
ムコーダ一行はカレーリナを拠点にしているので外伝のスイの大冒険でも登場する事があり、地味に出番は多い。スイのかわいらしい仕草や触り心地の良さによりスイのファンになった所属メンバーが多く迷子になったスイを手助けした事もある。
【嵐(テンペスト)】
web136話(書籍3巻)で登場したAランク冒険者パーティ。リーダーはジェローム。シリル、ジュリオ、ダミアン、フランシスカ、ベラの男4人女2人の六人メンバー。Aランクはリーダーを含んだ2人。Bランクは4人。ダミアンの彼女が回復役。
2回目のドランダンジョン22階層で前回の慢心により今回の魔物増殖に対応できずダミアンが並の回復魔法では治療できないほどに瀕死の重傷を負っており、ムコーダから(スイ特製)上級ポーションを購入(金貨15枚を渡してきたので下級ポーション3本をおまけにつけた)して窮地を乗り越えた。それから軽食(ポークチャップバーガーとコンソメスープ人数分で銀貨6枚)も買って撤退した。
ゲーマーズ限定小冊子3巻では冒険者ギルドの調査でムコーダへの恩から協力を拒否した。
【嵐の使者(ストームプリンガー)】
登場当時はFランク⇒3か月後はDランク。
web190話(書籍5巻)で登場したFランク冒険者パーティ。冒険者になり半年でFランクに上がったばかりだった。リーダーは剣士のアントン、剣士のフィリップ、弓士のブリジッタ、魔法使いパウルと魔法使いリヴィアの少年少女の五人で構成。
ネイホフ
魔法使いのパウルは土魔法のピットフォールで強敵を倒すきっかけを作ったり、冒険者ギルドで情報収集していた事でムコーダ一行の正体がAランク冒険者(彼らと出会った当時)である気づいたりと機転がきく。ムコーダ一行がネイホフでスイの超巨大化スキル確認後の食事準備中にムコーダ一行と知り合い、疲労した彼等に食事を提供後に彼らをスイに乗せて街に送った。
彼等は翌日にムコーダ一行を街案内した。アントンとブリジッタの実家は工房主。
ゲーマーズ5巻限定小冊子
5巻限定小冊子「がんばる新米冒険者たち」によるとムコーダ一行に会って3か月後の時系列で効率のいい落とし穴の罠で傷の少ないボア系狩りを続けた結果ネイホフにてレッドボアを狩り続けている事や勇気と無謀が紙一重と理解している事を評価されDランクに昇格する話がある。
ドランダンジョンやエイブリングダンジョンに入れる資格を手に入れたが、まだ実力不足であると冷静に自らを戒めている。ムコーダがSランク冒険者になった情報も仕入れていた。
後にAランクパーティとして名を馳せるのはもう少し先の話との事。
【影の戦士(シャドウウォーリア)】
web196話で登場したCランク冒険者パーティ。オークスレイヤーズだが、元ネタと違ってオークだけを標的にしているわけではない。
リーダーは大剣使いアロンツォ、片手剣使いクレメント、斥候マチアス、火と風と回復魔法使いアーネストのゴツイ強面の四人メンバー。
ネイホフ
ネイホフのオークの集落殲滅依頼でムコーダ一行と協力して完遂したオークスレイヤーズでもある。スイに乗って移動したので1日で任務完了した。
オークは人に仇名すゴミと語っているが、オーク肉は異世界食材として流通しており、勇者召喚者のムコーダやカイト一行ですら豚肉のように美味しいと抵抗なく食べているという異世界社会の闇の深さがダークファンタジーを感じさせた(勿論ダンジョンコアが生み出した100%天然オークもある)。
彼等からベルレアンとエイヴリングの情報を得た。アロンツォは魚が苦手だった。
エイヴリング
後にエイヴリングで再会(web272話)し祝勝会で『箱舟』とも交流を持つ。
エイヴリングダンジョンの特別個体大量発生の周期を、何度も助けられてきたマチアスの勘の鋭さで回避した。もしかしたら危険察知の隠しスキルを会得しているのかもしれない。
赤岸K漫画版では出番カット
ムコーダ一行がネイホフに立ち寄らずに【海の街ベルレアン】に直行している為出会わない。海の街ベルレアンにてマルクスがBランクパーティーにクラーケン討伐依頼したが、「海の魔物となると難しい」と断った団体は恐らく彼らの事だと思われる。
丁度とんスキアニメ1期 が報道時期だった事もあり、ある作品のようにオークに種付けされた人から産まれるハーフオークの存在を知ったムコーダが、その後も気にせずオークを食べ続ける事は人である主人公のイメージが劇的に悪化する。そしてとんスキアニメスポンサーのイメージも大きく損なわれるという「誰も幸せになれない」という致命的欠点があったからである。赤岸K漫画版が数カ月休載したのは、ネイホフイベントを丸カットし、海の街ペルシアンに直行する事でとんスキアニメのイメージ悪化を阻止のが主な原因と思われる。
【箱舟(アーク)】
web247話で登場したAランク冒険者パーティ。リーダーはバスタードソード使いの剣士ガウディーノ。槍士のギディオン、ウォーハンマー使いのドワーフのシーグヴァルド、魔法弓使いエルフのフェオドラの4人メンバー。
エイヴリング
エイヴリングのダンジョン14階層でムコーダ一行とエルランドと出会い、食事を共にした。エイヴリングダンジョン2回目のアタックだったが、5~10年の特殊個体大量発生の周期に当たってしまった事で人数分の準備していた毒消しポーションが足りなくなり撤退を決断。撤退の為、14階のボス部屋の魔法陣までムコーダ一行に同行する事になった。
ムコーダ一行の踏破後は祝勝会で【影の戦士(シャドウウォーリア)】と交流を持ち、お礼にブリクストダンジョンの転移石(30階に転移可)を贈った。ムコーダは食事を美味しそうに食べるエルフのフェオドラに好感を抱いていたが、五人の子供と孫を持つ年配既婚女性であることを知ると告白と結婚を諦めた。
フェオドラ本人は【書籍版6巻収録の番外編グルメハンターF】にて最後の子供の末娘が自立し、旦那が亡くなって暇になった事から冒険者に復帰しており、ムコーダの美味しい飯の虜になり「王都の一流より美味しい」と評価した。ムコーダのフェオドラへの好意からの行動を「気が利く人物」と勘違いされ、旨い飯を食べる為に「(ムコーダを)逃がさない」と心中で決意されていた。
シーグヴァルドが「魔鉄製のウォーハンマー」を所持していた事がきっかけでweb452話でムコーダは鍛冶神の教会に寄付として同じ武器を購入している。
ロイカイネン⇔小国群ダンジョン
web491話でロイカイネンにてムコーダ一行に再会し、共に噂の小国群の亡国フォンデルにあるという隠しダンジョン探索に同行し、497話に探索開始し525話で踏破した。道中ムコーダ一行の会話の流れで槍士ギディオンからムコーダが鑑定スキル持ちの勇者かもしれないと疑惑をもたれた。
結界魔法があるとはいえヘルスパイダーとヴァンパイアバットが存在する生息地にはいかないという鉄則の危険な魔物だらけのダンジョンで爆睡するムコーダを豪胆と評価している。
Aランク魔物を狩れる実力はあるので、Sランク魔物シーサーペント位ならパーティで協力すれば5匹も撃破できる程度には強い。
階層ボス前の小島に近づく時にフォオドラが「死んだ最初の旦那の顔が見えた…」と語っているので過去に最低でも2回以上結婚して2度以上夫の最期を看取った事が判明(web524話)。
アークメンバー達は階層ボスの海竜リヴァイアサンの威圧に耐えられずに全員気絶している。その間にゴン爺が撃破し、ムコーダがドロップした小島を囲う程巨大な海竜リヴァイアサンの屍を丸ごとアイテムボックスに収納した事はばれてなかったが、いずれ海竜解体の噂でムコーダのアイテムボックスの異常さに勘付くだろう。
ムコーダが賢者の石(レベル上昇によって彼らの耳が良かったら創造神デミウルゴスの件までばれているかもしれない)や魔槍バイデントを入手した事を知る貴重なパーティ。
特に大昔に製錬方法も加工方法も失われた伝説の金属オリハルコンとヒヒイロカネを作り出せる賢者の石のやばさをドワーフのシーグヴァルドから知らされ、希少金属を巡る大陸戦争を回避する為にアークメンバー達に賢者の石の存在を秘密にしてもらう事にした。
ダンジョン探索後ムコーダ一行と共にカレーリナに同行予定・・・だったが、ダンジョン攻略中ずっとムコーダの旨い飯を食べ続けた事により肉ダンジョンに行く計画どころか、ムコーダ一行の仲間になりたそうな目をしていたので彼らの依存を逃れる為ムコーダはロイカイネン解散計画を実行し成功した。彼らは海竜リヴァイアサンなどの危機があってもフェンリルや古竜に認められていないので助けてもらえないと自覚しておりムコーダ一行との同行旅を諦めた。
フォオドラも美味しい食事よりも自身の命と孫に会う事を優先した為、ムコーダの折れたフラグは直らないままとなった。まさにムコーダ。
彼等はムコーダ一行が拠点にしているカレーリナに立ち寄る予定である。
【トリックスター】
web389-390話で登場したエルマン王国の王都を中心に活動するCランク冒険者団体。リーダーがローブ姿の魔法使いジェレミア、革鎧の剣士ルミール、斥候のリュック。王都行きの乗り合い馬車の護衛中に森サソリの麻痺毒を受けたリュックをスイ特性中級ポーションで救った。ムコーダはこの中級ポーションを金貨1枚で売ろうとしたが、効果の高さにこの金額では少なすぎると1つ金貨2枚で購入。代わりに余った中級ポーションを売ってくれと言われいくつかスイ特性中級ポーションを売った。
【五芒星(ペンタグラム)】
web401-403話で登場したAランクの冒険者団体で、ここ2年はエルマン王国プリクストの街を拠点にしてダンジョン33階まで踏破した3位の勢力。
大柄な蛮族風冒険者の大斧を得物にするアレクサンドロフ(通称アレク)、アスリート美女でアレクの妻のファティマ、犬耳つり目のイケメン細マッチョ獣人でバスタードソードを得物とするアクセル、おかっぱクリ目のかわいい女の子のアデルミラ、ドワーフのおっさんで魔鉄製巨大ハンマーを得物とするサムエルの5人。
33階のアイアンゴーレムの欠片を目的としていたが、対処しきれない数の魔物に遭遇し逃走中に道に迷い2日後にセーフエリア(ボス部屋近く)に避難してきた。ムコーダ一行は彼等からプリクスト踏破率1位37階2位35階の冒険者団体情報を得た。
【深淵の観測者】
web462話(書籍13巻)に登場したSランク冒険者団体。ウゴール副ギルドマスターからの依頼でエルランド捕獲の為に共にカレーリナにやってきたが、彼らは2年近くドランを拠点に活動中で本来はダンジョン専門との事。回復魔法使いでリーダーと思われる僧侶、ガタイの良い獣人、ガタイの良い人族などで構成された4人パーティ。
元Sランク冒険者エルランドでも破れない頑丈さにおいては天下一品の『特製の鎖』でエルランドを捕獲してドランに帰っていった。
ラウテルの街で出会った冒険者パーティ
web版、書籍版、漫画版ともに名称不明だが、web27-28話フェーネン王国で登場したマルベール王国出身の孤児で形成した4人パーティ。色々な国を旅してきた。
リーダーは屈強なスキンヘッドの男、虎獣人、人族2名などで構成されている。
ムコーダは酒場で彼らに食事をおごる代わりに異世界情報を入手し、エルマン王国か、レオンハルト王国に行く事に決めた。ムコーダが地図を欲しそうにしたので金貨1枚(1万円)の所を銀貨8枚(8000円)で売ったが、冒険者ギルドでは銀貨1枚(1000円)で売っているもので最後にぼったくりにあった。
ある意味ムコーダ一行に完全勝利した冒険者パーティともいえるがそれも当然な事。
何故なら彼等の正体は強者揃いのマリベール王国出身かつ、後にフェンリルや古竜がある意味恐れる存在である元『孤児様』だったのだ。彼らの頭脳に異世界に来たばかりで危機感を持ったばかりのムコーダが交渉で勝てる相手ではなかったのだ。
【陽光の団】
Sランク(引退)。
32年前に解散した団体。人数は不明。本編webや書籍ではエルランドの冒険者パーティ名は明かされておらず特典でないと確認できない。
かつてエルランドとロドルフォが所属していた。引退後はメンバーがギルドマスター(冒険者でBランク以上でなければならない)になっている事から現役時代は非常に優秀だった模様。
ドランダンジョン30階層のボスであるベヒモス直前まで踏破したが、勇気ある撤退を選んだ。
エイヴリングダンジョン17階層まで踏破(18階はアンデッド階層だったので撤退)
Cランクだったが、任務に失敗して違約金が払えず奴隷落ちした姉弟家族冒険者団体。
ムコーダ邸の警備の為に買取られた。
ブリクスト実力派冒険者パーティ
【五芒星】情報によるとSランク2名、Aランク4名のパーティ(ブリクストダンジョン37階層で全滅)。
バスタードソード持ちのリーダー、大斧の獣人冒険者、片手剣の細身の冒険者、赤虎を操るテイマー、キツイ顔立ちの女性冒険者、エルフの女冒険者の6人で構成されていた。
敵役で悪役である為か、メンバー名もパーティ名も不明(web版・書籍版でも無し)な敵モブ集団。
書籍11巻で登場。ギガントミノタウロス相手に一人一体なら倒せるほどの実力がある。
ブリクストダンジョンでは37階まで踏破した1位の勢力だったが、そこにムコーダ一行が通りすがった。ブリクストダンジョンで戦闘中のどさくさに紛れて流れ矢でムコーダの負傷離脱を狙うが、フェルの結界と完全防御スキルで無効化された(彼らは魔道具で防御したと誤認)。
彼等のムコーダ暗殺の企みに気づいたフェルとドラちゃんが、ムコーダに知られないよう念話相談し彼等に力を見せつけてムコーダに手を出させない作戦を決行。フェルやドラちゃんやスイがギガントミノタウロスを一撃で倒した事によりムコーダ一行に関わらずにダンジョン攻略を優先させたが、攻略を急いだ彼らは12匹のギガントミノタウロスのボス部屋に閉じ込められ8匹倒したものの全滅した。
今の所書籍版のみに登場する冒険者
- ヨハンネス Eランク
書籍版3巻番外編で登場する21歳の採取専門のソロ冒険者。カレーリナに住むムコーダの数少ない友人。珍しい採取専門の冒険者で植物の知識が豊富。両親が営む飲み屋が経営難に陥り悩んでいたが、ムコーダの協力で乾燥ハラペナ(唐辛子に似た植物)を使った新メニューを売りに出すとたちまち人気店となった。ムコーダは報酬として金貨3枚の代わりに乾燥ハラペナを受け取った。
スイの大冒険では73章にて登場。酒場でムコーダ一行と出会った。
- マウリッツ Bランク
書籍版5巻のみ登場するバリエンフェルドの街であったソロ冒険者。狼の獣人。
(フェル達を外に待機させていた為)冒険者ギルドで柄の悪い冒険者に絡まれていたムコーダ(完全防御常時発動)を救った好漢(場合によってはフェンリルから町を救った英雄とも言える)。バリエンフェルド冒険者の顔役でもある。
結婚6年目の薬師でもある人族の妻との間に二人目の子供を儲けるべく、精力剤の材料となる魔物捕獲目的にムコーダと一時的に臨時パーティを組んだ。
グリーンゲッコーというヤモリ型の魔物はバリエンフェルドの東の森深部にしか住んでおらず4年に一度の産卵時期直前の状態だとオスメス問わず栄養を貯めるいい状態な為、普通の状態と比べると精力剤としての効能が上がるとの事。無事2匹捕獲できた。
ムコーダの従魔達の森の鳥魔物達を蹂躙する強さを実際に見て規格外と評価を下している。
精力剤としてはオークキング>グリーンゲッコー&オーク>オークとの事。
ムコーダは報酬として精力剤売上の半分とグリーンゲッコー入り精力剤の黒丸薬を3つ受け取った。1回に1粒使用との事。ムコーダは万が一でも希望は必要と一応受け取った。
書籍版の白黒イラストにも描かれておりゲストにしてはさりげなく優遇された方である。
- ジェロームの冒険者パーティ
書籍版7巻番外編で登場するドワーフ冒険者。ムコーダが「幻の酒店」を始めるきっかけになった。ジェロームは信用できる他の4人のドワーフ冒険者仲間と共に「幻の酒店」最初の客として訪れた。
web10話で登場した国を超えた組織。アイアン、ブロンズ、シルバー、ゴールド、ミスリルの5つのランクがあり規模によって登録金、年会費と会費が異なる。ムコーダの場合は異世界を旅したいという動機で一番ランクの低いアイアンランク(行商人、屋台など店舗なしで商売する者)を選択。
・アイアンランク → 行商人、屋台(店舗なしで商売をする者)
登録金銀貨5枚 → 年会費金貨1枚 → 税金金貨2枚
※ムコーダ一行など
・ブロンズランク → 個人商店(街の肉屋や八百屋などの個人商店)
登録金金貨1枚 → 年会費金貨2枚 → 税金金貨4枚
・シルバーランク → 小規模商会(街ではそこそこ大きな商会)
登録金金貨2枚 → 年会費金貨5枚 → 税金金貨10枚
・ゴールドランク → 中規模商会(いくつかの支店を持つ商会)
登録金金貨4枚 → 店舗数に応じた金額 → 店舗数に応じた金額
・ミスリルランク → 大規模商会(多数の支店を持つ商会)
登録金金貨8枚 → 店舗数に応じた金額 → 店舗数に応じた金額
※ランベルト商会など
・年会費と税金は入会日から1年以内に支払うこと。最初に登録した日を基準日として1年ごとに会員資格が更新される。年会費や税金が未払いの場合は更新されない。
・各ランクのギルドカードを紛失した場合、再発行の手数料はランクによって異なる。
・違法な商取引をした場合は商人ギルドから除名処分となる場合がある。
各地にギルドが設置され、商品の売買も可能。ダンジョンのドロップ品目当てに冒険者ギルドと協力することもある。冒険者ギルドとはライバル関係にもある。
フェーネン王国商人ギルド
- ロベール
web版12話にて登場したファリエールのギルドマスター。ムコーダから塩と胡椒を購入し品質の良さに驚愕し、彼に『ネットスーパー』の利点を実感させた。
商人ギルドのギルドマスターにしては交渉術は高くなくムコーダ自身で利をとった数少ない人物。
レオンハルト王国商人ギルド
ドラン
- アドリアーノ
ドランのギルドマスター。ムコーダがダンジョンで入手した宝石を最初に提示した額で購入しようと目論んだがウゴールの介入で大幅に引き上げた金額(金貨2000枚UP)で購入することになった。しかし、商人として只では転ばず、街の限られた食事メニューを増やそうとムコーダに依頼しフライドポテトを教えて貰った。それは後にドラン発祥の名物料理と化した。
※赤岸K漫画版ではウゴールの介入で守られたムコーダは直接彼に会う事はなく、ウゴールが彼らと直接交渉して利を取った。
海の街ベルレアン
- ゲルト
ベルレアンのギルドマスター。ムコーダがダンジョンで入手した宝石を購入したが、ドランの一件で商業ギルドと揉めた為、ゲルトやその部下のカルロッテにも査定して貰い、増額した金額で購入した。
商人ギルドに加入している商人達。料理人もこの枠に分類される。
ランベルト商会
カレーリナを拠点とする商会。ムコーダ自身は商人ギルドより信用できる相手と認識。
構成員は元奴隷家族、奴隷家族、商人見習いの孤児の子供などで待遇の良さで奴隷家族は借金奴隷で無くなった後もランベルト商会で働く事を望むものが多い。奴隷家族や元奴隷家族は家族を救った恩からランベルト夫婦を裏切るような事は絶対にしない。
ランベルト商会の会頭。カレーリナで代々続く商人。四十代の男性。
フェニックスに護送を依頼し街に帰る途中で盗賊に遭遇したが、ムコーダ一行に救われる。
以降は彼の良き相談相手として交友となる。妻の勧めでムコーダと取引し、シャンプー等の美容洗剤や毛髪パワーを売る。
ランベルト商会の一員でランベルトの妻。三十代。美人で押しが強く、旦那を尻に敷いている。ある事情で夫が試用していたシャンプー等の美容洗剤を聞き出し効果を実感。自店での販売を勧め、売り上げに貢献した。
商人志望者
商人や料理人などを目指す者。
- ダリルとイーリス
web156話(書籍4巻)で登場したドランに住む幼い兄妹。オーク達に襲われている所をムコーダ一行が助けた。ダリルが10歳でイーリスが8歳である。父親は冒険者だったが、4年前に行方不明になった。父の知人もダンジョンの宝を売った帰りに強盗に命を奪われた。病に伏せる母の治療の為に小銭を稼いでいたが、ムコーダに薬(中身はスイ特性劣化エリクサー)を譲ってもらった。ダリルは13歳になったら商人ギルドで商人見習いになる予定。
ダリルは自称「小さいながらも時間経過の遅いアイテムボックス持ち」でいつか商人になった後でムコーダに恩を返そうと思っている。
赤岸K漫画版でダリルがオークを収納しようとして失敗しているのでベッド一台分より大きいオークは入らないようだ。
- メイナードとエンゾ
web357話(書籍9巻)で登場したローセンダールの地の女神信仰孤児院に住む子供。孤児のリーダー少年ルイスの紹介でムコーダの料理の腕に目をつけた。料理人を目指し、ムコーダを「師匠」と呼び慕う。肉祭りではムコーダ直伝のモツ煮込みと秘伝のタレを使ったモツ焼きを販売し、見事5位に入賞した。
古竜がローセンダールの肉ダンジョン祭りに参加したいと思っているので何気に再登場が予定されている。
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