ククリ(KOF)
くくり
「…くくく、今日の天気は砂嵐だ。」
裏社会で暗躍する謎の男。「熱砂暗殺拳」という砂を操る武術を使う。全身黒ずくめでフードで顔を隠している。素性も公にせず、プロフィールもほとんどKOF主催者アントノフなど人づてに聞いて回ったような不明確な物ばかりである。「THE KING OF FIGHTERS XIV」に出場した彼の目的とは?
ちなみに好物の「パスティラ」とはモロッコ周域で食べられてる、鳩の肉などで作られたミートパイのこと。
無口そうな外見に反してやたらと饒舌。
口汚くカスだのクズだの平気で吐き、性格も汎用の勝利メッセージにはメアドをネットに公開(ナコルルみたいな明らかにメールしない人でも)しようとしたり、「記念撮影」と称して負けた対戦相手の写真を撮ろうするなど大人げない陰湿ぶりが目立つ。
一部の女性キャラに微妙に優しかったり(アンヘルやマチュアとか)、かっこつけすぎて逆に滑稽だったり、全体的にどこと無く小物臭い。
しかしストーリーデモではシュンエイをアンプスペクターと称したり、大会の裏に潜む陰謀に関わってる描写があったりと色んな意味で謎多きキャラ。
最新作の「XV」ではプレイアブルキャラクターとして参戦。己の目的の果たすためにエリザベートとアッシュを巻き込んで「アッシュチーム」を結成した。
エリザベートとアッシュは前作のエンディングで世話になったククリの恩を返すべく大会に参加する様子であった。
一方で「ライバルチーム」のメンバーであるドロレスはククリのことを知っている様子。必殺技や衣装の刺繍など彼との共通点がありそうだが現段階ではまだまだ謎が多い。プロフィールでアッシュからドロレスの出身国であるマリに立ち寄った事を明かされており、これまでの謎はある程度は明らかになりそうだ。
漫画版での活躍
KOF XIVコミカライズ版『KOF A NEW BEGINNING』ではネスツの残党組織に誘拐されたシルヴィを捜していたククリは、残党基地に潜入していた草薙京の前に現れた。そして砂の力で基地の壁や床を崩しショートカットの道を作り出した後、「俺の仕事じゃーね…」と言いながら去っていくが事態収束後にミアンを連れて再び現れた彼は出張る原因となったシルヴィを蹴り倒してボロクソに罵っていた。
ちなみに京はククリのことを「今後KOFで闘うならまあまあ厄介な相手」と評価している。
一方ではガンイルがキムのLIVE配信中に話した猥談話を気に入ったらしくアリーナで出会ったガンイルにその続きを聞かせろとせがんでいた。
KOFに出場した理由は今回のラスボスであるバースについてもある程度認識があったようで、行動目的もバース絡みであった。エンディングでは爆散したバースの破片から復活したアッシュを依頼主であるエリザベートに引き渡し当初の目標を達成した。
「XV」のチームストーリーでは、チームメイトのアッシュたちに「幼少期にある女性に拾われて弟子となったが、砂を操る能力に目覚めた際に能力を制御できなかった自分を助けるために師匠が犠牲になり、かつて師匠に教えられた"魂の坩堝"と呼ばれる存在が死者を蘇らせることがあるという情報に望みを託して追っていた」という自らの過去を明かしているが、本人は「事情を尋ねられたから適当に捏造した」とはぐらかしている。
ただ、その直後に中継に映ったドロレスの姿に動揺したこと、上述のドロレスとの共通点を踏まえれば、捏造したという彼の主張の方が怪しいのは明らかだろう(実際、話を聞かされたアッシュも捏造だという発言の方を嘘だと考えていた)。
不可解な言動と行動に(かなり)拍車がかかっており、ますます謎多きキャラとなった。
エンディングおいてはフードを外したが素顔はモザイクがかかっていたため残念!!
「サンドオブミュージッ…クッ!」
ムチは嫌いではないらしく、ウィップに対し謎の関心があることからM男疑惑がある。
実は声優が他社のレジェンド格ゲー主人公と同じである。
叫んだり声を荒げたりするボイスではさすがに真の格闘家の片鱗が垣間見えてしまうが…いくらキャラが正反対とはいえ、言われなければわからないレベルの演じ分けをしているのは流石と言うべきか…
…もしかしたら『ヒロインズ』で彼女に忍者の格好をさせているのはそのせいもあるのだろうか?