ドロレス(KOF)
どろれす
「精霊の導きがあらんことを・・・・」
『KOF XV』のオフィシャルトレーラーやメインビジュアルにも描かれている謎のベールに包まれた新規女性キャラクター。
オフィシャルトレーラーでは『XV』の物語に大きく関わりそうな雰囲気があったが、満を持して2021年10月28日より配信されたキャラクタートレーラーにて正式発表された。
さらにドロレスの発表に続いてシュンエイのライバル的な存在である新キャラクターのイスラ、さらにハイデルンの3人で「ライバルチーム」としての参戦が決定した。
本作の主人公であるシュンエイの「ヒーローチーム」に対しての「ライバルチーム」だと思われており、どんな物語が展開するのかが期待できる。
ちなみに彼女の好物である「タージーン」とはモロッコ料理の有名な一つであり、肉、野菜、果物などを円錐形の蓋のついた同名の土鍋(所謂タジン鍋)で蒸し煮にした煮込み料理である。
能力は大地との交信を得意として、聖泥術という聖なる泥を操って戦うというスタイル。
前作のラスボスだったバースの破片から復活した一人で、アフリカの奥地に住まう「隠者」にして『XV』ではハイデルンの協力者。
バースの秘密を知っているものの、現段階ではまだまだ謎の多い人物である。
またベラミーのインタビューにて注目している選手としてククリの名を挙げている。その正体はドロレスの弟子。また彼にアンプスペクターの事を教えたのが師であるドロレス本人だった。
ちなみに彼女が身に着けた首飾りの宝石「賢者の眼」は特殊な力を秘められている様子で、ゲーム本編ではハインからの依頼でルオンは奪取を目論んでおり、ギースをも倒しうる力を秘めていると語られている。
ククリとの関係
幼少期の頃から天涯孤独だったククリに手を差し伸べたドロレスは人々が忘却した伝承などを弟子である彼に色々と教えた。
それから7年後。ククリが砂の力を発現するが己の意思とは関係なく暴走をし続ける砂嵐に巻き込まれた彼を救い出すためにドロレスは命を落としてしまった。
ドロレスの死後、ククリは記憶を頼りに文献から魂の坩堝(るつぼ)から死者を甦らせることができる可能性を見つけた彼は必要な情報を集め、辿り着いたのがアントノフが開催するKOFだった。
バース爆散後、落下予測地点に向うが復活したアッシュのみでドロレスの姿は見つからなかった。(後日、スマホの報道番組でKOFインタビューを受けている彼女を見かけた)
ちなみにドロレスはククリの事を「息子」と呼んで可愛がっており彼の口の悪さも軽くいなしている。
癖の強そうな外見に反して、公式サイトに掲載の初心者おすすめ度はMAXの★★★★★。
離れた場所に攻撃判定の出る特殊な飛び道具やワープ技を持つ遠距離キャラのようでいて、実際はリーチの長い通常技による牽制、コンボの繋ぎやすさや火力の高さ、ガードを崩したり緊急回避を狩れる投げ技など、KOFにおいて強い要素をハイレベルに兼ね揃えたオールラウンダー。KOFの入門者から性能を引き出せる上級者まで幅広く使えるキャラクターである。