概要
白亜紀後期のモンゴル(Barun Goyot層)から知られるヴェロキラプトル亜科。
属名及び種小名はチベット仏教の愛情を司る女神クルクラKurukullāに由来する。
ホロタイプIGM 100/981は下顎や涙骨などを含む部分的な頭部、脊椎、不完全な四肢、坐骨や腸骨などからなる。
形態はシュリと類似しており、著者の一人も「(シュリとクルで)重複している化石資料が多くなければ、シュリの別個体と考えただろう」と発言している。
シュリとは別の種と結論づけられたが、クルもシュリと同じ様な食性や生態を持っていた可能性が高い。