概要
2022年4月26日発売の月刊少年シリウス6月号より連載開始。作者はカジカ航。
既刊は2024年時点で5巻。
これは本編の「転生したらスライムだった件」に登場するキャラクター、クレイマンのスピンオフ。
本編でリムルに殺害されたクレイマンが、ユニークスキル「生還者」(ヤリナオスモノ)の力で、記憶を持ったまま70年前の時代へとタイムリープし、リムルと敵対して破滅する未来を回避する為に行動する物語。
尚、この内容の為、本編のコミカライズやアニメではまだ出番の無い重要人物達がこちらでは早々に登場している。
登場人物
クレイマン
(ただし、クレイマン(クレイマンREVENGE))
「生還者」(ヤリナオスモノ)の力で三度目の人生を歩んでいる。(1度目は本編、2度目は夢だとして気にしなかった結果、1度目と同じ末路を辿った)リムルへの復讐を誓いつつも、基本的には敵対しない様に動いている。
今回こそは生存する為に、自らの軍と自分自身を鍛え上げ、来るべき時に備えている。また、未来の記憶を頼りに外交や内政の問題も解決する日々を送っており、転スラ本編では既に過去の事となっている悲劇を事前に回避して歴史を幾らか改変している。
性格は本編よりも軟化、部下達に一定の自由を与えたり、困っている部下の手助けをし、他人の力を借りようとするなど、気の良い人物となっている。
また、1周目と2周目で行ってきた自らの非道な行為には心を痛めている描写がある。そして、いつしか侍女のエヴァでさえ彼に笑いかけなくなった事を覚えているが……その原因の手掛かりとなる記憶についてはぼんやりとしている様子。
ラプラス
本編でも、今作でもクレイマンに忠告を告げる親友。クレイマンからタイムリープの事を明かされた1人。エヴァの師匠でもあり、彼女に武を学ぶ楽しさを与えた模様。クレイマンの要請で、彼の仲間の前に姿を露わにしている。
フットマン、ティア
クレイマン、ラプラスと共に中庸道化連に所属する彼等の友。ラプラスと同じくその姿をクレイマンの部下の前に露わにしている。
エヴァ
クレイマンの侍女の黒妖耳長族(ダークエルフ)。クレイマンからタイムリープを明かされた1人。カザリームの時代から仕えている古株であり、ラプラスに鍛え上げられた後、自ら柔術と忍術も学んだ模様。
その影響もあり、現時点ではクレイマン以上の実力を持つ。その為、彼女がクレイマンに戦闘技術を教え、その潜在能力を開花させていっている。
五本指のメンバー
母指のアルヴァロ
示指のアダルマン
中指のヤムザ
薬指のミュウラン
小指のピローネ
の5名からなるクレイマン軍の幹部。原作の時点とは異なり、クマラはクレイマン軍に居らず、アルヴァロ等は追放されていない等の変化がある。
クレイマンの
・ピローネの部下、ケーニッヒの思い上がりを正す
・ヤムザを諌め、アルヴァロの追放を防ぐ
・ミュウランに心臓を返す…
等の努力によって忠誠心は原作時点より遥かに高い。
レイン
ギィ・クリムゾンのメイド。
アニメ、コミカライズでは未だ明らかにされていない性格が描写されており、クレイマンの事を非常にナメている事が判明。
今作ではクレイマンが彼女の言葉に乗らず、逆に利用されてヤムザへの指導やクレイマンの仕事にへと駆り出されている。ただし、隙があればサボろうとしている模様。
