概要
大鬼族(オーガ)の里から逃げてきたベニマル達の仲間。
額に一対の小さな角がある。
家業である刀鍛冶の技術を持っている。
(CHARACTER – TVアニメ「転生したらスライムだった件」公式サイト「10 クロベエ」より)
プロフィール
種族 | 大鬼族→鬼人族 |
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所属 | 大鬼族の里→テンペスト |
称号 | 妖鬼<オニ> |
担当声優 | 柳田淳一 |
人物像
大鬼族(オーガ)の黒髪の男性。故郷が壊滅して生き残りと共にジュラの大森林に流れ着いた後、リムルの提案で黒兵衛(クロベエ)と名付けてもらい、鬼人族(キジン)へと進化する(この名前は進化前は黒っぽい肌色であった事に由来していると思われるが進化した際に東洋人の様な肌色で黒要素は髪色程度になっている。)。一人称は「おら」。
戦闘能力はあるものの鍛冶師であるため名付けの進化の際も生産能力に特化。一族の武器は全てクロベエが打った物であり、ミリムが街にへとやってきたときには被害を抑えるための道具を頼まれ威力を十分の一ほどに抑えるグローブ「ドラゴンナックル」をなんと一日で完成させた。その技術と生産能力からカイジンとドワーフ三兄弟と共にテンペストの軍需には欠かせない人物となっている(ただしこれには同族の仲間達に及ぶような能力を持ち合わせてないと感じる引け目から、その分自分の出来る事で皆の力になろうというコンプレックスも絡んでいる)。また、カイジンとは職人として気が合い新武器、技術開発、弟子育成を行っている。なお理論派のカイジンとは違い経験から来る感覚で製作過程を判断するとのこと。
後にリムルが魔王になったことで『神職人』のスキルを習得し、製作した武器は最低でも希少級、特質級に達する事も珍しくないというぶっ飛んだ性能を誇っている。そのためクロベエの製作品は対外的には機密扱いで、クロベエの弟子たちの作品しか展示していない。
ちょっと不遇
……あれ?
裏方で活躍している故に本編での登場機会が少なく、単行本表紙に居なかったのをカバー裏でいじられ(表紙裏には描かれたことはある)、アニメOPの集合場絵にも居なかったりと影が薄くなっている(その処置の為かスピンオフでは単行本で写真に追加されている)。極め付けなのがアニメ2クール目キービジュアルでは声優一覧でまでハブられてしまった。だが配下の鬼人達がイケメン、美少女、美人、ロマンスグレー、イケメンその2、と来て普通のおっさんの姿にはリムルも共感がわく所が多く作中外では仲良くしているようである(しかしながらその容姿に反してベニマル達と大して年齢差はないらしく彼らの兄貴分である青年に自分も「兄者」と呼んでいた)。
その反動をイメージされてか「転スラ日記」といったスピンオフでは出番は増えておりカイジンやゲルドといった職人キャラ達やお盆や正月など和風イベント関連としてとベニマルなど鬼人メンバーと共に会食を行うように他のキャラと共に行動を見せる場合が多い。
職人としての腕も高く夏祭り回ではリムルが発案して一週間で打ち上げ花火、畑仕事の話でゴブタが使う作業効率が上がる鍬を完成させたりと技術はあるが、料理のために野菜を切ったらまな板や壁(切った方向にある物質)ごと切れる包丁やゴブタのために用意した小太刀が真夏の屋内で火を入れた竈の側に居続け暑さにやられた状態で作った結果奇声を上げる代物になる(これをゴブタに紹介した時目が赤く光っていた)など正直微妙な作品もある。
関連イラスト
※ゴブタの奥にいる黒髪の鬼人。
※手前中央にいる、リムルに落書きされた鬼人。
※ガビルとゲルドの間の鬼人。
(単独は疎か、鬼人達や魔国連邦の集合絵ですら彼が描かれていることはPixiv内でも稀である。)