概要
貿易商を営む男性。前作後にシェリーと結婚した。
(おそらくは没落した名門貴族の末裔ベルモンド家に目を付け、援助と引き換えに婿養子に入ったと思われる。)
シェリーとは仮面夫婦同然で、彼女との間に長男ジャン、次男ニコラ、長女フローラを儲けるも家庭を顧みず、自身は自由気儘な生活を送り、昼間から酒場にいたり独身と偽って浮気をしている。
外面はよく本人は上手く隠していると思い込んでいるが、既に妻子には裏切り行為を知られており、正体を知る一部の地元の人達からも快く思われていない。特にニコラからの嫌悪と不信感は強く、遺産を狙われる程嫌われている。
シェリーも表面上は良妻として振舞っているものの、夫の不倫には嫉妬や怒りすら抱かず黙認(放置)。当の本人は豪邸の規模に反して爺以外の使用人を雇わず妻一人に育児や家事を負わせる等、二人の金に縛られた上下関係を裏付けている。
『カード』の襲撃時、妻子が窮地に陥っていたときも浮気の真っ最中だった。
シェリーから怪我の連絡を受けた際は慌てて帰邸し、シェリーの元に駆けつけるがジャンとニコラに阻止される。ニコラから浮気を問い詰められて逆ギレするも…。
「(妻が危機の時)お前は何をしていた?」
シェリーを案じる大男によって愛車は粉砕。そのまま胸倉を掴まれ、恐ろしい形相で説教されたことで、恐怖に泣き叫び謝罪を繰り返す。情けない姿にシェリーや子供達は「助けてあげない」と笑うのだった。
余談
・アポロと容姿が似ているため一部の読者から誤解されているが、アポロとは全くの別人なので注意。とはいえ、白黒なのも相まって容姿が非常に似ていたのも確かであり、第17話配信後にはサジェストに「ガッシュ クロード」と「ガッシュ アポロ」という誤解サジェストが並んだ時もあるほど。
・明記はされていないが、妻子の生活費は決まった額しか渡していない。
(子供達三人分の月謝を考えれば相当な額だろうが、シェリーが休日でも家事をしているのは限られた生活費を節約する為と考えられる)
・上述のダメ夫ぶりから色々過激な結末を望む声も大きかったが、成長したブラゴは人間に振るうには過剰すぎるパワーと大人としての理性を身に着けていた為、上記の通り現状は直接傷つけない形でお灸をすえるに留めた。
元よりベルモンド家が収入をクロードに頼っているのは事実であり、子供達の貴族教育も終わっていない現状では残念ながら離婚は現実的ではない。
・妻子が怪我をしたと知るや慌てて駆けつける程度には情があるように見えたが、指輪を嵌める余裕はあったので体裁を重視した可能性が高い。