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グラース銃

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ぐらーすじゅう

グラース銃とは、1874年にフランス軍で採用されたボルトアクション式ライフル。

概要

1971年の普仏戦争での敗北を受け、バジーレ・グラース大佐によって開発され、新型弾薬と共に採用された後装単発式ボルトアクション小銃。軍での採用名は「フューシル モデール1874(Fusil Modèle 1874)」。グラとも呼ばれる。

基本的には前型のシャスポー銃の金属薬莢対応改良版で、欠点を除きその特徴の殆どを受け継いでいる。

そのため性能が保証されており、ギリシャ、オーストリア、ワッスル帝国、ベトナム、ロシア、中国など様々な国が模造品を作ったり購入しており、日本の村田銃にも影響を与えた。

ルベルM1886に世代交代した後も、予備兵器として第一次世界大戦に参加し、その後はユーゴスラビア、ポーランド、ギリシャに輸出され使用された。

主なバリエーション、派生型

Mle74/80

1880年の改良モデル。当時の弾薬は品質が悪くケースの破裂により発射ガスが吹き出すことがあり、これで銃を破損させないためにチャンバーのすぐ後ろのレシーバーに上部へ逃がすためのスロットが増設されている。

Mle74/14

1914年の改良モデル。無煙火薬の8×50mmRルベル弾に対応する為に薬室が強化されている。

Mle74/80/83

1883年の改良モデル。10発の重力ホッパー式外付けマガジンが取り付けられている。

フィクションでの使用

千銃士:Rhodoknight - 1900年代までの小銃を擬人化したアプリゲーム。グラースとして登場。

性能

全長1,310mm
銃身長795mm
重量4.2kg
使用弾薬11mmグラース弾(11×59mmR)
装弾数単発
口径43口径

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