概要
フランス人の「アントワーヌ・アルフォンス・シャスポー」が、1866年に完成させた紙薬莢を使用する数少ない後装単発式ボルトアクション小銃。軍での採用名は「フューシル モデール1866(Fusil modèle 1866)」。
特徴としてボルトヘッドに強靭な撃針と薬室を密閉するゴム製のシールを備え、弾薬の装薬量も多く、このため従来の銃より初速が速く長射程を狙える。
当時のどの銃より優れた性能を持っていたが、紙や黒色火薬の燃え滓と劣化するゴム栓の処理問題を抱えており、歩兵銃としては適切ではなく、1874年にボクサー式プライマーを使用した金属薬莢の弾薬を使用するグラース銃に改良された。
また、1870年に起こった普仏戦争ではプロイセンに鹵獲され、11mmモーゼル弾を使用できるように改造された。
フィクションでの使用
千銃士:Rhodoknight - 1900年代までの小銃を擬人化したアプリゲーム。シャスポーとして登場。
性能
全長 | 1310mm |
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銃身長 | 795mm |
重量 | 4.6kg |
使用弾薬 | 11mm弾 |
装弾数 | 単発 |
口径 | 43口径 |