概要
茅田砂胡によるファンタジー小説の登場人物。複数のシリーズにまたがって登場しており、作品によっては別の名前を名乗っている。
本頁では主に『デルフィニア戦記』におけるグリンディエタ・ラーデンについて記述する。
『デルフィニア戦記』におけるグリンディエタ・ラーデン
類稀な美貌を持つ、金髪翠眼の少女。物語開始時13歳。愛称はリィまたはグリンダ。
常に、瞳と同じ緑の宝石をはめ込んだ銀の環を額に掲げており、同じ宝石がはめ込まれた不思議な剣を持ち歩いている。
出生などはすべて謎で、本人によると『別の世界から落ちてきた』『本来の性別は男で、理由はわからないが一時的に女になってしまった』という。
物心つく前から狼に育てられ、自身も同族だと信じていたことで独特の常識と理念を築く。同年代で一番の雌狼とも将来を誓っていたが、彼女も義父も人間に狩られたことで決定的な人間嫌いとなった。
常識では考えられない身体能力の持ち主で、大の男を片手で持ちあげるほど力が強く、馬よりも早く走れる脚力を持ち、灯りのない夜の森を平気で歩くほどに夜目が利き、毒薬の入ったものを看破するほどに嗅覚が鋭い。
その身体能力に加え、剣術にも長けているが、貴婦人の追跡・護衛は少々不得手らしく、とある外伝では特殊な状況もあって、一時的に疲弊してシェラなどに心配されたことも。
剛毅かつ奔放で、真っすぐな性格をしているが、過去の出生や一時期の交友関係のためか、性別のトラブルなどを抜きにしても型破りな行動が多く、時折、その人柄に心を許した者も困惑させている。ただ、毒薬を見分けるスキルなどの延長なのか、直接的な戦闘だけでなく清濁織り交ざった政略などに関しても抜け目ないところがあり、(一時的であれば)穏やかな少女などのフリや変装をこなす特技も持っている。
別名・表記揺れ
ラーデンガー・エディ・グリンディエタ エドワード・ヴィクトリアス・ヴァレンタイン / ヴィッキー・ヴァレンタイン
関連タグ
ウォル・グリーク・ロウ・デルフィン シェラ・ファロット ルーファセルミィ・ラーデン