概要
「日常」に登場する女性型ロボ・東雲なのとグレートマジンガーを融合させたnanonano38氏による二次創作「マジンガーNANO」の派生キャラ。マジンガーNANOを超える「偉大な勇者」。
NANOを途中まで建造し志半ばで散ったはかせの祖父・東雲十蔵博士が将来NANOを超える力を持った敵の出現に備えて「秘められた力」として密かにプログラムしていた。基本設計はマジンガーNANOを基にしているが、より発展している。
機体は超合金ニューN(ナノ)製で光子力エンジンで駆動、身長160センチ(推定)重量40キロ(推定)とマジンガーNANOよりも大型化しているが、機体を固める超合金ニューNは進化(後述)の過程で超合金Nをさらに精製することで出来る金属で、強度は超合金Nのおよそ4倍を誇り、さらに軽量化された材質であるため、機体重量はNANOと同じ数値である。
最大出力200万馬力、飛行速度マッハ6(なのブースター使用時マッハ7)マジンガーNANOの背中にあるマジンガーねじ回しを取り外す事によって封印が解除され瞬時にグレートなのンガーに進化する。
同時にNANOでは比較的温厚だった性格がグレートでは強気で荒っぽい性格に変貌、目は釣り目となり言葉づかいも「私はぐずぐずしているのは苦手なんだ!」「はかせ!おやつあげないわよ!!」等々に変化する。
進化以後は東雲科学要塞研究所内地下格納庫で待機、または研究所内での雑務にあたり、平日は時定高校に通っている。
格納庫待機時の場合、はかせの「なのン・ゴー!」の呼び声と共に研究所内の洗濯機(二槽式)の洗濯槽に設けられた発射口から射出され、ブレッドコンドルという食パンを改造した小型ジェット機が頭部に合体して(ファイヤー・オン)なのンガーが起動する。
Dr.ナカムラ軍団の旧東雲研究所総攻撃においてマジンガーNANOの特殊強化装甲服をボロボロにしてあと一歩でR-18指定状態に追い込んだ戦闘獣軍団を苦も無く撃破して無敵の強さを見せつけた。
NANOの特殊強化装甲服が時定高校女子冬制服を模しているのに対し、グレートでは同夏制服を模したデザインになっている。はかせいわく「軽量化のためです」との事だが、阪本の証言によると単にNANOの時が冬服だったのでグレートでは夏服にしたと言うのが真相らしい。
グレートなのンガーの秀でた装備
マジンガーに劣らず、グレートなのンガーにも秀でた装備が満載されている。
アトミックパンチ
マジンガーNANOのロケットパンチに相当。両腕の肘から先が分離し、光子力ロケットで回転飛行、敵を貫通・粉砕する。
ドリルプレッシャーパンチ
はかせの思いつきによるアトミックパンチの強化版。プレッシャーカッターと呼ばれる4つの刃状の突起が飛び出し、高速回転して敵を貫く。
グレートタイフーン
マジンガーNANOのルストハリケーンに相当する技だが、敵を風化させるような効果は無く、口から吹き出す風速150メートルの突風で敵を吹き飛ばす。NANOのルストハリケーンが息を吐きかけるような形だったのに対し、グレートタイフーンの場合は息を吹きかけるような形になっている。ゆえにあまり恥ずかしくないのと進化に伴う性格の変化も相まって臆面もなく多用している。
ブレストバーン
マジンガーNANOのブレストファイヤーに相当。特殊強化装甲服の襟部分に設けられた放熱板から4万度の高熱線を放射して敵を溶かす。威力はNANO以上だが放熱版の面積が減ったため放射範囲は狭くなった。水中でもさほど威力は落ちないのか、海中戦でも決め技として多用。また、冷凍光線にも転用できる。威力はNANOと同じチルノ一人分。それだけあれば十分。
ネーブルミサイル
マジンガーNANOのミサイルパンチに相当。胴体中央の発射口から放たれるミサイル。ちなみにネーブルとは「へそ」の意。TNT火薬800トン分相当の威力。発射するには強化装甲服を上方にまくりあげる必要があるが、NANOと異なり豪快な性格になったなのンガーは何の躊躇もなく発射している。
スクランブルカッター
マジンガーNANOのスクランダーカッターに相当。スクランブルダッシュの翼部分で敵を切断する。翼が折りたたみ式であるため威力、翼自体の強度共にNANOのスクランダーカッターより落ちる。
グレートブーメラン
胸のネクタイを取り外し、ブーメランとして敵を切断する。使用時はネクタイ部分が時計の針のようにスライドしてブーメラン状に変化する。
バックスピンキック
脛の両側からブレードが出て破壊力を高めたキック。はかせの思いつきによる追加装備。この技を極めるためになのンガーが体操服姿でキックの特訓をする場面があるとか無いとか。
ニーインパルスキック
膝からスパイクが出て破壊力を高めたキック。これもはかせの思いつきによる追加装備。バックスピンキックと併用されることが多い。
なのンガーブレード
NANOでは秘められた力(グレートへの進化)を封印するための鍵であったマジンガーねじ回しが変化した超合金ニューN製の剣で切れ味抜群。背中に刺すとNANOに戻るので使用していない時はスクランブルダッシュに設けられたラッチに剣形態のまま固定している。そのため、時々学校で生徒指導の桜井先生に「あの~、そういうのは学校に持って来ては・・・」と注意(?)されている。
サンダーブレーク
グレートなのンガー最大の必殺技。頭部側面の角から放つ300万ボルトの高出力電撃を指先に誘導、発射して敵に致命的打撃を与える。設定ではブレストバーンと同程度の威力だが、僅差でサンダーブレークが勝る。通常は電撃を指先に誘導するが、手に持ったなのンガーブレードから発射することもある。
スクランブルダッシュ
なのンガーの背中に装備された飛行装置。NANOと異なり最初から固定装備されている。翼は地上戦闘時折りたたんで収納できる。ゆえに翼内に武装は無い。なのンガーブレードを固定するためのラッチが付いている。
なのブースター
サンダーブレークに次ぐ必殺武器として追加開発された。東雲光子力研究所に住み着いたカラスを改造している。自らの意志を持ち単独で行動・攻撃する事も可能。なのンガーの背中に装着することで飛行スピードが著しく向上。見た目はNANOのジェットスクランダーのようだが、単なる翼ではなく、ブースターをミサイルのように撃ち出して敵にぶつけ、前部から発射される二条のビームと翼による切断で殲滅することも可能。非常に強力な武装ながら、背中のスクランブルダッシュを破壊されると合体不可能になるという弱点がある。
なのンパワー
短時間に驚異的なパワーを引き出す一時的な出力増幅機能でNANOとなのンガー共通の機能。一度使用すると「明日また会えるね、おやすみなさい~♪」状態となり、一定時間が経過しないと起動出来ない点は変化なし。
ブレッドコンドル
なのンガーの起動装置となる小型ジェット機。大工スーパーで購入した一袋6枚入り85円の食パンを改造している。なのンガーの頭頂部にあるスリットに垂直に合体(ファイヤー・オン)する事によってなのンガーが起動する。研究所の冷蔵庫から発進し、テーブルの下をくぐって床から離陸する。武装は無し。