概要
狼の使い魔である真神圭護と、変身の魔女である宮尾音夢のカップリング。
二人の関係
邂逅
ある日、猫の姿に変身したネムは付与の魔女が作り出した魔空間の森に迷い込んだ。ネムは森の奥の小屋で、付与の魔女と狼の使い魔の会話を盗み聞きし、若月ニコを捕らえようとする黒魔女たちの計画を知る。この狼の使い魔こそが、狼男の末裔である真神圭護が変身した姿、すなわち「ウルフ」であった。
ネムは魔空間の森から逃げ出すが、後日ふたたび森を訪れた際、猫の正体がネムであることを付与の魔女に気付かれてしまう。危うく付与の魔女に命を奪われそうになったネムを助けたのは、「白と黒の戦争にオレは関係ねえ」と主張するウルフだった。
秘密の関係
犬と雨滴編の後、ネムはふたたび猫の姿になって乙木家を訪れるが、たまたま変身していたウルフによって猫の姿でモリヒトに撫でられるために乙木家に通っていることを見抜かれてしまう。
何としてでも自身が変身の魔女であることを周囲に知られたくないネムに対して、ウルフはネムの正体を黙っている代わりに、月に一度、ケイゴに三日月を見せて変身させるという取引を持ちかける。
ケイゴとの関係
41話「会えて嬉しい」
ケイゴに三日月を見せて変身させるミッションをこなすために乙木家にやって来たネム。ひょんなことから、ネムはケイゴと二人きりで映画を見ることに。
最初はカッコつけてばかりだったケイゴだが、互いのことを話しているうち、次第に本音を口に出すようになった。結局ネムが仕掛けた三日月によってケイゴはウルフに変身してしまったが、ネムは「かっこつけてない時の方がかっこよかったわよ 真神圭護くん」と心の中で呟いた。
58話・59話「迷い狼と通い猫」
ニコから「空飛ぶ魔法」を譲り受けたケイゴは、魔法を使いこなすために空き地で秘密の特訓をする。なかなか上手くいかないケイゴに、ネムがお手本を見せる。
しかしネムが「自分のことをケイゴに理解してほしい」と感じた瞬間、魔法が暴走してネムは飛行を制御できなくなってしまう。ケイゴは自分の武器が滑走であることを思い出し、見事に魔法を使いこなしてネムを助けた。
61話・62話「ともだちの手紙」
「フィーリングラム」は、相手の姿を見ながら魔法をかけるとその人への思いが頭上にサインとして現れる魔法である。ニコたちは、「カンシがニコをどう思っているか」「ニコがネムをどう思っているか」などを確かめて遊んでいた。しかし「ネムがケイゴをどう思っているか」をニコが確かめようとした時、ネムは顔を真っ赤にして拒否した(なお、それを見たケイゴは黙って赤面していた)。
78話「パジャマパーティー」
ニコ・ネム・モモチの三人は、モモチの家でパジャマパーティーをすることに。モモチに「好きな男子は?」と聞かれたネムは「好きな男子なんて…私自身よく分かってないんですけど!?」とうろたえる。その時ネムが思い浮かべていたのは、メッシュの入ったモサモサ頭の男の顔にモザイクがかかった姿だった。
93話「WATCHDOG」
三日月のミッションのため、ネムはケイゴを動物園に呼び出したのちすぐにウルフに変身させる。一日の終わりにウルフがケイゴに戻った際、ネムは「ウルフくんに用があったの」と、ケイゴを騙して誘ったことを謝る。ケイゴは「そっか」と悲しげな表情で答えた。
97話「MAGIC OR TREAT」
乙木家で談笑するニコ・ネム・使い魔たち。自分の魔石が「まだちょっと青い」と言うネムに、ケイゴは「ネム…ちゃんは学校で魔女だって明かしてないんだし仕方ないよ」と声をかけた。
105話「素直にボケたくて」
「どうせオレの会話はつまんない」と卑屈になるケイゴに、ニコは「一定時間性格が陽気になっておふざけ言う魔法」をかけることを提案する。「彼女できるかもしれないよ」とニコに言われたケイゴは、髪をリボンのように結った女子の顔にモザイクがかかった姿を思い浮かべながら、「やっぱいいやオレ」と魔法を断るのだった。
112話「告白日和」
ケイゴは、ニコからモリヒトに告白するために乙木家全員で不達山に登ることをネムに電話で報告する。その際、ケイゴは「とある女子から"話したいことがある"と言われた」とうっかりネムに言ってしまう。ネムは「別にそんなの報告されてもどうしようもないんですけど」と返し、電話は気まずいまま終わってしまった。
123話「災いの日ー⑩」
戦闘の最中、ケイゴが土の魔女からの攻撃を身を挺して守った際にネムを抱きしめた事で、ネムは顔を真っ赤に染め、お得意のポエムを披露した。また、ケイゴがニコのために身体をボロボロにしてまでも戦うことに対して、ニコに好意があるのではないかと疑い、戦闘中にもかかわらずケイゴに疑いと嫉妬の言葉を投げ掛けているシーンがある。
142話「サンタクロース・ファンタジー後編」
サンタクロースをこの目で見たいと言い出したニコにモリヒト達が夢を壊さない作戦を計画した。その際、トナカイ役としてネムに白羽の矢が立ち、ケイゴが彼女を食事に誘って協力をお願いする。最初はニコのために協力したいと言っていたが、ケイゴが同居人の女の子バンについて語ったことで、拗ねてしまい協力を拒否されていまう。しかし、なんだかんだ言って最終的には作戦に協力しトナカイに変身してニコの夢を守った。