解説
若月ニコ・乙木守仁と同じ1年3組に所属する少年。父親は既に他界している為、母と二人暮らし。人と違うことをする自分に酔う、自他共に認めるサブカルクソ野郎。守仁に何かと話しかけたことをきっかけに友達になる。YouTuber活動を行っており、カンニコチャンネルの再生数を伸ばしたいニコ達に動画配信の重要事項をレクチャーした。
その正体は使い魔の一族狼男の末裔。現在はニコの使い魔として乙木家にて同居中。
アニメでは『マガミケイゴ』とカタカナ表記になっている。
プロフィール
誕生日 | 1月3日 |
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学年 | 高校1年生 |
身長 | 176cm⇔185cm |
体重 | 62kg⇔78kg |
人物
一人称は「オレ」。外見は髪のせいかモサっとした印象だが、その実ととのった顔をしているとネムに評価されている。変身した時に困らない様ダボっとしたオーバーサイズの服を着ている。
けだるけで根暗な性格。いわゆる陰キャ。同時に映画や音楽などサブカル好きのオタク気質。マイナーなものが好きな自分に酔っており、部屋は買い込んだ謎のグッズでごちゃごちゃしている。騙されやすく簡単に周囲の影響をうけやすいミーハーな面もあり、カンシの口車に乗せられてビー玉にドハマりしたり、モリヒトのデニム講義を受けてその奥深さに感銘を受けた(後に速攻で飽きた)ことも。
友情には厚く、付与の魔女によるニコを捕える計画に協力していた時も守仁たちに対して内心罪悪感を抱いていた。同居後は守仁とサブカル話題で盛り上がったり、そんな守仁を話題に他の面々と話したりと仲良くやっている様子。
宮尾音夢から想いを寄せられているが、当の本人は全く気づいていない。
取り柄だったスケートを辞めたことで劣等感・無力感に苛まれており、できれば人気者になりたいらしい。「透明な虹」というYoutubeチャンネルをでデスゲーム企画を立ち上げたり、文化祭で漫才を披露するなど色々と手を出すが成果は芳しく無い。
使い魔としても、ウルフ人格や同居人たちと異なり自身は戦闘能力を持たないため劣等感を覚えていた。しかしニコから空を飛ぶ魔法を譲り受け特訓した結果、スケートの経験を活かし低空で素早く滑走する力を獲得した。
過去
かつてはフィギュアスケート選手であったが、中学2年生の時に母親と共に車で大会の会場へ向かっている途中で交通事故に遭い、足を負傷し引退した。
自身の足は完治したが、この事故によって母親も足を負傷し、自身の負傷よりも重症だった為に車椅子での生活を余儀なくされた事で「自分を会場まで車で送ったせいだ」と罪悪感を抱き続けていた(引退については、「狼男としての力が本来の自分の身体に影響していては、競技者としてフェアじゃない」という考えからちょうどいい機会だったと捉えている)。
黒魔女である付与の魔女に狼男としての力が覚醒している事を見抜かれ、母親の足を治す薬を貰う代わりに彼女の使い魔となり、狼男の人格「ウルフ」と共にニコを捕らえる計画に協力していた。守仁と接触を図り信用させた上で計画を実行するため守仁を魔法空間におびき寄せ、狼男としての本性を明かした。決戦後は、付与の魔女が魔力を奪われた事で契約が途絶え解放される。
その後、ニコから魔女の万能薬を貰った事で母親の足は完治し、同時に守仁達と和解した。
母親が足の怪我を理由に断念していた海外での仕事を再始動した事をきっかけに、ニコの新たな使い魔として守仁の家に居候を始めた。
狼男としての能力
鬼や天狗と同じく狼男の能力は現代において劣化しているため、狼の姿にはならないが、容姿・体格が別人(通称:ウルフ)に変化する完全二重人格である。
凶暴性と力を兼ね揃えており、圭護が三日月型と認識したものを見る事で変身できる。
同じ狼男の末裔である両親にはこのような身体能力は備わっておらず、自分だけなのに関しては本人曰く「先祖返り」らしい。
詳細は「ウルフ」を参照。
主要人間関係
- 乙木守仁:最初に近づいたのは打算的な理由だったが今となっては本当の良き友人。古着やカフェが好き、こだわりが強いなど共通項が多い。映画の話で大いに盛り上がった後で意見がぶつかり2日喋らなかったこともある。
- 若月ニコ:母親の傷を治してくれた恩人。身の安全を第一に考えがちなモリヒトと異なり、できるだけ彼女の意思を尊重したいと考えている。
- 風祭監志:しっかり者のモリヒトに対し年相応の男子高校生らしさのある2人。文化祭で漫才コンビを組んだ時は2人して調子に乗りまくって闇を見た。ニコとモリヒトの恋路を二人でサポートすることもしばしば。
- 宮尾音夢:初対面の時は陰キャ同士でギクシャクしていたが、周囲と比べての劣等感や自身の無さ等共感する所が多く徐々に距離が縮まっている。ネムは自分を変えようと努力しているケイゴのことを憎からず思っている様子。詳しくはこちらも参照。