概要
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。日本全土の道端や山野の日当たりがよい場所に普通に見られる。
葉は根出葉と茎葉があり掌状に深く裂ける。茎は高さ30~5センチになる。花は1〜1.5センチの小さな五弁花で、夏から秋にかけて開花し、東日本には白色に紫のすじの入った花が多く、西日本には紅紫色の花が多いが、メイン画像は東日本のもの。
茎・葉を煎じて飲むと下痢止めや胃薬になり、すぐに効果が出ることから「現の証拠」と呼ばれるようになった。ただし、葉が毒草のトリカブト、ウマノアシガタ、キツネノボタンに似ているため、開花時に採取するのが無難である。
下痢にも便秘にも効き、よほど飲みすぎない限り副作用がないため、煎じたものをゲンノショウコ茶として飲むこともある。