概要
タテハチョウ科に含まれる亜科の一つで、大型のチョウが多い。
日本の国蝶であるオオムラサキも含まれる。
成虫は主に樹液や腐った果実などの汁を吸い、花には滅多に訪れない。
どの種も気が強く、樹液に集まる虫達を翅で攻撃して追い払ったり、縄張りに侵入した他の蝶や昆虫を激しく追い払う様子が見られ、時には小鳥を追い回す事もある。
幼虫の頭部には尖端が二又に分かれた二本のツノがあり、このツノを振り回してアシナガバチなどの天敵を撃退する。
日本にはオオムラサキ、コムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの4種が分布し、迷蝶としてキゴマダラとシロタテハが確認されている。