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マダラチョウ亜科

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まだらちょうあか

タテハチョウ科を構成する亜科の一つ。 飛翔力が高く、毒を持つ。 メイン画像はアサギマダラ。

概要

タテハチョウ科を構成する亜科の一つ。

以前は独立したマダラチョウ科とされていた。

飛翔力が高く、海や山を越えて長距離を移動する。

特にアサギマダラオオカバマダラは数千kmを移動する。

ふわふわとゆったりした飛び方が特徴で、よく滑空する。

これはマダラチョウ類が毒を持つ事に関係する。

オスはメスを引きつけるためのフェロモンを分泌するヘアペンシルという器官を腹部の先端に持つ。

幼虫は毒性(アルカロイド)を持つ植物を食べ、体内に毒を蓄積して外敵から身を守る。

成虫も毒を持つ花の蜜を吸い、体内に取り込む。

マダラチョウを食べた鳥は激しい吐き気におそわれるため、その後は二度と食べなくなるものと考えられている。

また、オスの性フェロモン分泌のためにもアルカロイドの摂取が必要と考えられている。

翅や腹部の鮮やかな南国風の模様は警告色とされており、マダラチョウに擬態して身を守るも多い。

日本本土にはアサギマダラのみが分布し、稀に東南アジア方面から台風などに乗って数種が飛来する。

南西諸島ではオオゴマダラカバマダラリュウキュウアサギマダラツマムラサキマダラなどの種が見られる。

日本で見られる種

アサギマダラ属

リュウキュウアサギマダラ属

カバマダラ属

コモンマダラ属

ルリマダラ属

オオゴマダラ属

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