概要
和名 | タイワンアサギマダラ |
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学名 | Parantica swinhoei |
分類 | 鱗翅目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 マダラチョウ亜科 マダラチョウ族 アサギマダラ属 |
前翅長 | 5~6.5cm |
分布域 | インド北東部、ヒマラヤ、インドシナ半島、ボルネオ島、インドネシア、中国南西・南部、台湾。(日本では迷蝶として見られる) |
幼虫の食草 | キジョラン、ツルモウリンカ、ソメモノカズラ、タイワンシタキソウ、タイワンキジョラン、フナバラソウ |
越冬態 | 成虫、幼虫など |
成虫の発生時期 | 一年中(南西諸島では4~7月月頃) |
タテハチョウ科 マダラチョウ亜科に属する蝶の一種で、アサギマダラの近縁種。
主に東南アジアの低山地の樹林地で見られる蝶だが、日本でも迷蝶として飛来した個体が南西諸島を中心に、北は中部地方(長野県・石川県)、南は与那国島まで、アサギマダラの群れに混じって確認されている。
アサギマダラとよく似ているが、翅の色が暗く、浅葱色の斑紋がより細い事、腹部が赤褐色な事などで識別可能。
幼虫はアサギマダラと同じく、キョウチクトウ科 ガガイモ亜科の植物の葉を食べ、体内に毒を蓄積する。
熱帯では冬でも成虫で活動していると考えられるが、台湾では他種のマダラチョウ類との混生集団を形成して越冬する様子が観察されている。