2002年設立。設立から間もないうちはポルノ映画やエロパロ映画(「フェラキュラ」、「オッパイダーマン」、「床ジョーズ」、「アーンイヤーンマン」とかいうくだらないやつ)を中心に配給していた。
エロパロ映画の時点で既にクソ映画やZ級映画ばっかりなのだが、しばらくするとエロ無しの純粋?なZ級映画の配給に乗り出す。
とにかく配給する映画のクオリティが異様に低いのが特徴。脚本や演技は当然として、撮影機材の質まで低く画質や音質が悪すぎて見るに堪えないなんてこともある。
特にペンシルバニアのスピルバーグことマーク・ポロニア監督の作品は尋常じゃない低クオリティを誇り、まともな人間が視聴すればまず間違いなく5分もしないうちに再生を止めるか、精神に多大なダメージを食らうかの2択である。Z級映画はどう足掻いても正常な人間の視聴に耐えないとわかって配給しているようで「つらくても最後まで目を離すな!」とか「もう結果だけ教えろ!」とか「うわっ!ダマされた!」とかいう開き直ったキャッチコピーを平気でつける。
しかしながら、この他所ではとてもお目にかかれないような真のZ級映画やクソ映画をひたすら配給しまくるという営業姿勢は好事家に高く評価されており、現在では劇場の大スクリーンで出演者を招聘してのトーク付き上映イベントを行うまでになっている。ソフト化する際にも力が入っており、DVDとBlu-ray両方を出したり、Tシャツやアクリルスタンドなどの関連商品も発売する。ソフト化が不可能な程クソ過ぎる映画もしっかり各種配信サービスで対処するのには一種の執念すら感じる。
レジェンドクソサメカルト映画デビルシャークの国内配給権が切れた際、それをわざわざ再び買い付けエクソシスト・シャークと改題、監督のオーディオコメンタリーだの台本だのを付属させた完全版としてリリースしたという狂気じみたエピソードが有名…かもしれない。ついでに「フランケンジョーズ」の配給権も買い付け「シャーケンシュタイン」と改題して再リリースしている。
代表作
- 「エクソシスト・シャーク(旧題 デビルシャーク)」 悪魔万歳!
- 「帰ってきたエクソシスト・シャーク」 我を称えよ!再び叫べ!悪魔万歳!
- 「シャーケンシュタイン(旧題 フランケンジョーズ)」 空想怪鮫映画の決定版!
- 「ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦」 ミスティックシールド!
- 「ウィジャ・シャーク2」 ―これが愛の力。
- 「サメデター」 ソアヌツ シツ ィアオク!
- 「エイリアンVSジョーズ」 もう結果だけ教えろ!
- 「KANIZAME シャークラブ」 サメの時代は終わらない。
- 「ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲」 陸海喰!
- 「スノーシャーク/悪魔のフカヒレ」 全部鮫のせいだ。
- 「猿の帝国 / 女囚戦記」 つらくても最後まで目を離すな!
- 「必殺!恐竜神父」 デタラメ忍者にアーメンダブツ!
- 「シン・感染恐竜」 うわっ!ダマされた!
- 「セミマゲドン」 最終蝉戦争、勃発。
- 「インクレディブル・バルク」 どうか「バルク」を恐れないでほしい
- 「ノットジラ」 壮大な茶番が目覚める
- 「コマンド―ニンジャ」 肉体は兵士!心技は忍者!滾る血潮はアメリカン!
- 「ワニゲーター」 サメた奴らにカブりつけ!
- 「ええっ? キメたカニ」 カニミソ、カ・ク・セ・イ。
- 「デストイレ」
- 「デストイレⅡ 復讐の悪魔便器」
- 「デストイレⅢ 呪いの悪魔便器」
- 「デストイレ ザ・ファイナル」
他多数。配給するZ級映画やクソ映画の約半数がサメ映画であるところに映画界の背負っている闇と業がうかがえる。
ここでは省くがポルノ映画とエロパロ映画も相当な数を配給している。くだらなさすぎるタイトルのエロパロ映画を見かけたら真っ先にコンマビジョンを疑っていい。
悪魔万歳!