「私は見た!秋名山に断末魔の叫びがこだまする恐怖のダウンヒル!池谷先輩コーナー3つで失神事件!(武内樹)」
頭文字Dの最序盤、高橋啓介を2度破って一躍群馬県の走り屋界に名を挙げた藤原拓海のハチロクに、池谷浩一郎が頼み込んでドラテクを見せてもらうことに。
出発する前は「ディズニーランドのスペースマウンテンを思い出すなー」とニヤニヤが止まらない池谷であったが、最初のコーナーで自分の常識を遥かに超える拓海の超レイトブレーキングに絶叫し、走馬灯を見てしまう。
ガードレールスレスレの谷底に落ちんばかりの四輪ドリフトを繰り出した後、次の右コーナーでも四輪ドリフト。
この時、あまりの速さとラインのシビアさに池谷は絶叫し続け、更にその様子を面白がった拓海がコーナー出口でタイヤのグリップを回復させる為、86のリアをガードレールに軽く当てる(ドリフト中のマシンは指一本で軽く押す程度で挙動が変わるので、傷にもならない程度に軽く当てただけで回復可能)というお茶目さを発揮。
もはやこの時点で池谷の意識は朦朧としており、おぼろ気に横目で見た拓海はドライビングの凄まじさとは正反対の、窓枠に肘をついて実にかったるそうな走りをしていた。
結局そのまま意識はフェードアウトしていき、3つ目のドリフトは描かれるまもなく失神してしまった。
その後池谷は自分のシルビアが治った時、拓海にこれを貸して再び隣に乗るが、このときはヘロヘロになっても下り終えても失神まではしない進歩を見せた。
アーケードゲーム『頭文字D ARCADE STAGE8 インフィニティ』ではこれをネタにしたステージが存在し、池谷がプレイヤーの車に同乗(この際、レース前に健二が「また気絶するなよー」とツッコミを入れている。また、クリアするとこれをネタにした称号が獲得可能である)。
プレイヤーがよりブッ飛んだドリフトをすることで池谷の意識を削っていき、気絶させる(気絶ゲージが0になると復活する)というステージがいくつか存在した。